TBSドラマ「最愛」が面白い

気になる動画
スポンサーリンク

2021年冬クールのTBSドラマ「最愛」がなかなか面白い。

言わずと知れた著名脚本家と定評のあるTBSプロデューサー・演出のタッグで制作されている。

オリジナル脚本との事だがとても良く練られており、またカット割りも非常によく考えられていて関心する。「サスペンスラブストーリー」とのことで主人公梨央を取り巻く恋愛物語に見ることも出来るが、一方で順を追って丁寧に謎掛けと謎解きが行われ、見返してみると無駄なシーンがあまりなく、殆どのシーンに何らかの意味があり何かが隠されている。それに気づき始めると制作陣の思惑通り何度も見直すハメになる。殺人事件を中心として展開するサスペンス物でありながら、主要人物がそれぞれに最も大切にしている”最愛”のものを守るかのような行動原理と共に丁寧に描かれる。その全体を甘酸っぱい恋愛物のような流れと、それによく合う宇多田ヒカルの切ないメインテーマで包んでおり、一言でいえば良く出来た作品だと言う他無い。

ここでは感想というか自分がこのドラマを見ていく上での情報整理をしていこうと思う。

※放送終了に伴い、更新は終了しました。数多くの閲覧ありがとうございました。

 

主な更新履歴:

  • 12/17:10話放送後、「第10話でわかったこと」に追記。
  • 12/10:9話放送後、「第9話でわかったこと」に追記。
  • 12/7:とある世界を救っていたためかなり遅れましたが、先週3日の8話放送を受けて「第8話でわかったこと」に追記。
  • 12/1:「『最愛』しゃべくりルーム」第3回を受けて、「公式企画のヒント」に追記。
  • 11/26~:7話放送後、「第7話でわかったこと」、「その他よく見かける疑問など整理」に追記。
  • 11/19~:6話放送後、「第6話でわかったこと」、「その他よく見かける疑問など整理」に追記。
  • 11/12~14:5話放送後、「第5話でわかったこと」、「その他よく見かける疑問など整理」に追記。
  • 11/09:”公式企画のヒント2部分”を追記しました。”疑問など整理”にも赤バッジと合同合宿写真と謎カットなど追記。
  • 11/07~08:4話放送後、「第4話でわかったこと」、「その他よく見かける疑問など整理」に追記。さらにページが長くなってきたため部分的に折りたたみにしました。

第10話でわかったこと:

  • 梨央:
    • 加瀬から事業体制の見直し。創薬事業の売却も含めて。厚労省から業務改善命令が出る前に対策を明確にしようと提案される。
    • 秘書児島からはこれからも梨央についていくと言われる。
    • 橘しおりの葬儀に弔問し、大輝と出会う。二人でこれからのことを考えようなと会話してわかれる。
    • 後藤を見舞う。後藤は梓が自分を庇って出頭したことを負担に考えていた。さらに会社に戻るつもりはない、居場所はもうないと語る。橘しおりに関しては、殺していません、不正を隠しても殺人を隠し通すことは出来ないと語る。
    • ある日、政信をもんじゃ焼き屋に呼び出す。兄は母の代わりに出頭しても良かったと思っていた。梨央は、梓の代わりについては社外の人に頼むことにしたと語る。株主の信頼を取り戻すために創業家全員が会社から離れることが大事と語る。そこに包帯を巻いた後藤が現れ後任候補を提案する。また政信が辞任した場合とそうじゃない場合の見通しも説明した。
    • 梨央自宅で、加瀬、優の3人で食事。梨央はその代わりに創薬事業はどこにも渡さないと決意を語る。
    • 記者会見日。辞任を発表した梨央は、その後も会社に残りいち社員として創薬事業を継続。
    • 薬事承認の日、喜ぶ社員の中に加瀬は居なかった。
    • ある日梨央は、大輝と岐阜にある父の墓を訪れる。
  • 優:
    • 大学仲間に昔の記憶が戻るのかと聞かれ、戻らないという。それでもこれからのことは覚えておけるのだと語る。
  • 大輝:
    • 藤井に15年前の現場に居たことを追求される。藤井は梓に会ってたのもその関係だと言い、そこに青木も現れる。あの日青木マネージャは、水を飲みに1階に降りていったのだという。すると誰かが達雄と会話していた。藤井は寮に居てアリバイのないのは大輝だけだという。親族のアリバイは信憑性が薄いと指摘されるもウソはついていなかった。※結局藤井・青木らの疑っていた大輝は大阪の結婚式で無罪。
    • 15年前、青木は厨房にあった瓶を持って帰ったのだという。青木はそれを渡辺康介を訴える材料にしようと思いながら持っていたと言い、大輝にわたす。
    • 桑田に依頼していた鑑定結果が出たと大輝の署に駆け込んでくる。薬瓶からDNAは出なかった。
    • その後大輝は、捜査一課へ復帰する。ある日橘しおりの殺害現場を訪れるとしおりの母が居た。母は、大学の自殺未遂をしたときの話をして、事故扱いになったことを悔やんでいた。仕事に没頭していたのではなく、逃げだったんじゃないかと語り、またしおりは様々なメンタルクリニックに通っており、薬を色々変えていたという。抗不安薬の種類を変えたのだという。教授は副作用が出やすくなるかもなぁと語る。発熱があると死後経過時間が妥当性を疑われるとヒントを出す。
    • 桑田に発熱の可能性を話すと、平熱よりも3度も高いということがわかり、つまり死亡推定時刻も2~3時間前倒しになり、橘しおり殺害日の18時~19時までの間にアリバイの空いていた人物が疑われだす。もう一度防犯カメラをあたると、果たしてその人物が映っていた。芝池公演にあった足跡痕からの推定体重とも一致。
  • 梓:
    • 殺害は黙秘。そのまま起訴。
  • 加瀬:
    • 15年前のあの日、達雄と会っていた事が判明する。東京での梨央の生活を心配する達雄に対して真田家がバックアップする旨を説明。学費についても梓が心配ないと語っていたと伝える。達雄は梨央には組合の寄り合いで遅くなると行って出てきたと語る。そこへ優から電話が入り、二人は寮へと駆けつける。
    • 梨央が無事であることと、渡辺康介の死亡を確認し、すぐに警察に通報しようとするが、それを達雄に強く止められてしまう。達雄は法的には未成年で無実だろうが、二人には大ダメージになってしまうことを訴え、加瀬は静かにそれを受け入れてしまう。死体遺棄を手伝い、証拠隠滅も行ってしまった。
    • お守りは渡辺康介が手に握っていたのが、裸にして埋める際に手から落ちて気づかずに踏みつけたことで死体遺棄現場に埋もれてしまっていたことも判明した。
    • 薬事承認の日、加瀬は会社にはいなかった。なぜかどこかに出かける用意をして渋谷ウィングプラザをうろついており、警察に完全マークされていた。大輝と電話で話しながら過去の容疑についてはのらりくらりとかわし、二人には曇りのない人生を歩んでほしかったのだと語って警察の手をかいくぐり姿を消した。
  • 警察の動き:
    • 梓は黙秘。芝池、池尻の両方でアリバイがないのは梓だけ。桑田は大輝に梓の会見だけだと潔白そうに見えると語る。
    • 山尾は刑事課長に昇進。桑田は最後の一人になっても捜査を諦めないと決意を語る。
  • 感想:
    • いやー最終回までハラハラを保たせた手腕には驚きました。少しずつ少しずつ謎を解決しながら進め、視聴者はいかにも事件全体を分かったように感じさせながらも、実は何も分かってないのだというどんでん返しをきっちり作って維持してきたことについては感服です。
    • 15年前の現場に立ち会わせたのは大輝ではなく加瀬さんだった。渡辺父の現場には、部下からの報告を受けて駆けつけ成り行きと父の身勝手な行動が引き金となっていた。橘しおりについても承認まで記事を出さないよう頼み込んでいたところで事故死。
    • しかし少しだけ残念なのは加瀬さんの背後関係の説明がやや薄かったため、なぜそこまで犯行に手を出したのか(実際には15年前の隠蔽と渡辺父殺害と橘しおり事故死現場にいただけ)に今ひとつ納得感が薄かったこと。弁護士が事件の隠蔽を頼まれたとして、そこまでの関係じゃなかったら不自然さは残ってしまう。加瀬さんの、二人の姉弟への「最愛」に至った描写がもう少しあればさらに良くなったのではないかと。
    • 例えば幼少期の二人との交流がもう少し描かれておれば視聴者にも納得感が強かったんじゃないかなと思ったりするけど、しかしそうすると途中での加瀬さんの怪しさが消えてしまった(最愛度合いがバレた瞬間に視聴者の加瀬さんへの容疑が高まる)ので仕方なかったのかなと思ったりもします。
    • それにしても、個人的には近年まれに見る面白さのドラマだったことは間違いないと思います。白川郷を中心とする映像美、また音楽もメインテーマも郷愁感溢れる映像にしっくりときて没入感を深めてくれました。こんなにリアルタイム放送をワクワクしながら待ち構えたり、次回放送日が楽しみだったドラマはかなり久しぶりのことでした。
    • またオリジナルドラマということで、原作バレを気にする必要もなく視聴者全員が楽しめたという点については特筆されるべきではないかと思います。TV局的には視聴率のために原作の知名度を活かしたいという切実な思いがあることも承知していますが、オリジナル脚本でここまでハイレベルなドラマを作れるなら原作に頼る必要はないでしょう。オリジナルだからこそ面白い、オリジナル作品だから見ようという時代を作るくらいの気概で頑張って欲しいと思います。
    • もう一つ言えばジャ△ー○などの著名アイドルタレントを起用せず戦ったことについても高く評価されるべきでしょう。演技力の高い俳優陣が、迫真に迫る演技を積み重ねて高品質な映像作品を作り上げたことにも敬意を表します。もちろんそれを支えたスタッフにも。作品とは無関係で一時的な視聴率を稼いだところでそれは作品への評価には繋がらないため、TV局の矜持を見せるためにも俳優の演技を主軸に据える作品作りを今後も期待します。こんなに楽しいドラマを提供してくれてありがとうございました。簡単ではないでしょうが、次作を楽しみにしています。
第9話でわかったこと:

第9話でわかったこと:

  • 梨央:
    • 梓と加瀬にペンを持っているか尋ねる。
    • 真田ビジネスサービスの式典に出席していると、に週刊誌編集長・吉見の突撃を受ける。記事が出て、徹底的に調べると一方的に語り去っていく。
    • 梓と正信と話していた時に、桑田らの訪問を受け質問される。その夜、大輝と峰で会う。
    • 帰宅すると優は勉強に励んでいた。優は難関大学に今年は無理でも来年合格できれば、梨央の薬の効果の証明にもなると意気込む。
    • 週刊誌会社から戻った加瀬に梓の怖さについて語るが、一度ゆっくり話すことを勧められる。
    • 加瀬からの電話で起こされ、TVで寄付金詐欺が報道されていることを知らされる。この件はSNSなんどで話題になってしまい、アパートにも報道陣が押しかけてくる。
    • 会社に出社すると加瀬と会話し、梓が昨日から電話しているが繋がらない。居場所を尋ねるが加瀬はわからないという。
    • 帰宅するとまだ報道陣が待ち構えていた。それらを交わすとアパート内にも1人待ち構えていて付きまとわれるが、待機していた大輝に救われる。家に入った二人。梨央は食事を摂りながら昔話をする。18歳まで母梓と離れていたことの不安を語る。
    • 会社に出社すると後藤がおり、体調を聞くと責任は取りますとだけいって部屋に入ってしまう。
    • 梓から電話がかかってきて、約束が2つあるという。
      • 1つは後藤さんとうまくやること。いずれ必ず梨央を助けてくれる。
      • もう1つは薬は絶対に諦めないこと。
    • どうしたの?と尋ねる梨央に「私やっぱりお母さんには向いてないみたいね。ごめんね。」といって電話は切れてしまう。
    • 後藤が駆け込んできてTVでを見ろと言われる。TVでは梓の緊急記者会見が始まった。
    • 会社ロビーで後藤と言い争った後、加瀬に連絡をするがその時に警察が訪れ出頭を養成され、それに応じる。
  • 優:
    • 難関大学への受験の決意を語る。
    • バイト店を訪れた大輝に、ちょっと頼みがあると話を切り出す。
  • 大輝:
    • 突然の藤井の訪問を受ける。東京に来た理由を聞かれた藤井は「まあ…ちっと…」とごまかして姿を消す。
    • 署に顔を出すと山尾係長が来ていた。ペンを持っていなくてアリバイがないのは梓だけと知らされる。
    • その夜、峰を訪れ梨央と会う。梨央にペンを返却。警察の訪問を受け梓が疑われていることを梨央に告げられる。
    • 生活安全課の活動をしていたところ、藤井を発見すると、ちょうど梓の乗った乗用車が大輝の横を通り過ぎていった。
    • 梨央宅に押しかけていたマスコミを遠ざけ、梨央の食事に付き合ってから帰宅。その途中ふいに藤井を思い出し、電話を掛けるが繋がらない。
    • 梨央が出頭したその頃、藤井と会い、梓と会っていたことを指摘すると、逆に藤井からは15年前の事件の夜、本当は現場に居たことを追求されてしまう。
  • 加瀬:
    • 梨央に尋ねられて、ペンはゴソゴソと探すがかばんの底に入っていた。
    • 週刊誌に対し、広告主が出稿を見合わせると脅して圧力をかけ、連載を止めさせる。
  • 梓:
    • 梨央に尋ねられて、ペンは気に入っていたのに見当たらないという。
    • しおりの殺害日には家におり、アリバイを証明できる人は居ないという。
    • 警察の取調べ後、梨央にタマゴサンドを渡そうとするが、梨央から橘しおりが来ていないかを問われ、来ていないわと答える。
    • 大輝に藤井と接触していたことを見られる(梓は気づいていない様子)。その翌日?梓は、梨央からの電話に出ない状態になっている。
    • (ドラマ放送時間軸では大輝が梨央宅から帰る途中に藤井に電話をかけた後)部屋に加瀬を呼び出し話を切り出す。
    • TVで梓の記者会見映像が流れ出す。寄付金詐欺については、ほぼ事実であることを認める。責任はすべて自分にあり、これから警察に行きすべてを話すのだと語る。真田梨央の関与はなく、何も知らせていないと言う。最後に梨央への誹謗中傷も辞めるようお願いする。梨央も真田家の人間も誓って殺人には関わっていないと言い切って会見を終えた。
    • 最後に加瀬に対して、今までありがとう。政信と梨央をよろしくと言い残して去っていく。
  • 政信:
    • 警察の質問に、ペンは覚えてないなぁと答える。また警察の質問時には、橘しおりの殺害日には大阪出張していたという。
    • 記者会見する梓を間近で呆然と見つめる。梓と目が合うが何も言えずに見送る。
  • 後藤:
    • 会社に顔を出した後藤は、正信から強く責め立てられる。体調回復しておらず、すぐに床につく。
    • ベッドの上でワイドショー報道を見る。
    • 自室に入り産卵した部屋で立ち尽くす後藤。棚にある箱を開けると、かつて梓に贈られた記念品のボールペンがそのままの状態で残っていた。そこへ電話がかかってくる。
    • 梓の記者会見を見て「なんで!」と驚く。会見が終わるともう一度「なんで!」と叫び、自らも警察に出頭してくるという。梨央に止められるが、それを振り払おうとしたはずみで体勢を崩し、階段から転落して頭を打ってしまう。流血しながらも歩き始めるが会社ロビーで転倒してしまう。
  • 警察の動き:
    • 真田ウェルネスのボールペン情報が伝わる。白が1000本、赤が5本。梓が話していた5人についても伝わる。
    • 橘しおりの死亡時刻が9~10時に絞り込まれる。
    • 池尻の橘しおりの殺害事件のアリバイを集めて梓に絞り込んだ山尾は、桑田を向かわせ連行させる。
  • 9話感想と次回予告:
    • 梓ナレでびっくり。藤井と梓がつながっていたという衝撃の展開。
    • その上、15年前の事件の夜に大輝が現場にいたことが藤井の口から語られるという、まさかのどんでん返しが来た。大輝犯人説はけっこう早くから言っている人が散見されたが、まさかドラマ的にそれだけはないと反論されてきた。あまりのどんでん返しにびっくり。大輝が犯人(遺体遺棄事件としての共犯?あるいは渡辺康介にトドメを刺した?)という可能性も出てきた。
      ※確かに達雄と大輝は2人で出ていったので(台風で運休などで仕方なく)そのまま戻ってくるという流れは無理が少ないが…(途中までは行きかけていて戻った大輝を、組合会合の後に迎えに行って合流した?)前日に出て何かの準備をするつもりが当日移動で間に合ったということだろうか。しかし大輝のその後の言動はかなり描かれてきたので相当無理が出てきそうだが、どうやってつじつま合わせをするんだろう。
    • 逆に怪しいと騒がれ続けた藤井は、犯人ではないとしたら梓と会って何を話していたのだろう?何かを握っていて梓に出頭を促した?
    • そもそもこのドラマで出た事件は次の3つがあり、9話時点ではどれも事件か事故かすらよくわかっていない。犯人と一言で言っても、どの事件にどのように関与しているかが問題になる。
      • 15年前の渡辺康介殺害?事件、及び死体遺棄事件
      • 渡辺父殺害?事件
      • 橘しおり殺害?事件
    • 最終回まですべての謎を持ち込むとは思っていなかったが、相当練り込まれたシナリオだと改めて感心した。
第8話でわかったこと:

第8話でわかったこと:

  • 橘しおり:
    • 死亡前日のリオとの会話時「梨央さんの人生もまもなく一変します。穢れた会社が作った薬…薬事審査に通りますかね?」と微笑んでいた。
  • 梨央:
    • 秘書から連絡を受けての出社そうそう、加瀬から「なんで取材受けた?相手にするなって!」と強く責められる。
    • 秘書:後藤(専務)に社長のスケジュールを伝えていた。後藤はそれを橘記者に渡していたようです。さらに加瀬からは後藤が寄付金を不正に利用している可能性を伝えられる。※ライフヴィラ(橘が取材して後藤と揉めた所)で2人が争うのを秘書が見ていたのだという。また扉の外で秘書が会話を聞いているふうな描写が流れた。
    • (警察で事情聴取を受けた日)会社から帰宅すると優の伝言が貼られていた。メッセージを受けて外に出ると、大輝が会いに来ていた。大輝は母から梨央にと送られてきたどぶろくを優と飲めと渡し帰とうとするが、梨央は一緒に飲もうと引き止める。大輝母と大輝のスマホで話す梨央。優も元気にしてると伝える。電話を終えると、大会前には豚汁やおにぎりを作ってくれたねと話す。
    • 昔話で盛り上がる2人だったが、加瀬から後藤が自宅にもいない旨のメッセージを受ける。大輝に橘しおりの死の原因を尋ねるが「管轄が違うのでわからない」と返される。
    • 梨央の「これからのことを考えないといかん」という話を、大輝は2人で考えないか?と尋ね、梨央も「事件が解決して薬ができたら…その時は」と同じことを考えてたと返す。「先のことを考えたら他にはおらん」と話す大輝に、梨央も「私もおらん」と返す。ぎこちなく手を繋ぐ2人。
    • 後藤の専務室を解錠し中を確認すると部屋は荒れ放題だった。また床に散らばる書類には鼻血と思しき血痕が点々とついていた。驚く梨央に、警備員は通報しますか?と尋ねる。しかし梓に確認すると「通報はしないでよ」と強く言われる。後藤が事件に巻き込まれているかも知れないという梨央に、梓は加瀬と相談中なので落ち着くようにとなだめる。
    • 加瀬と共に別荘を訪れる。明かりをつけると、まだ書類を処分している後藤を発見する。逃げ出す後藤を追いかける加瀬、残った梨央はダンボールの中にノートパソコンを見つける。さらに探索すると、ある部屋のカーペットの下に隠されている大量の札束を発見する。
    • 戻った加瀬と残されていた帳簿を突き合わせると、総額10億を超えるお金が真田ウェルネスに還流していた事実を突き止める。古い記録は8年前から存在した。
    • 別荘から戻ると優が洗濯干しの途中でぼんやり佇んでおり、昨晩また記憶が飛んでしまったと語る。
    • 新薬の治験を開始し初日入院した優を訪ねる。2週間に一度、12週間に渡って受けるという。優が家族で居てくれて頑張って来れたのだと話す梨央に、自分だけ覚えてないことが怖かった。しかし以前ほど怖いと思わなくなったのは梨央のおかげだと話す。
    • その帰り、梓が待ち構えており2人で話をする。治験の先行きをはなした後、不正について母に尋ねるが、真田本隊で処理すると言い、騒ぐと後藤一人が悪者になってしまいかわいそうだと梨央を説得する。なお後藤は別荘の倉庫に隠れていたのを発見済だと語る。いつから不正を知っていたのかと尋ねる梨央に梓はただ微笑み「梨央に話した所でどうにもならないわよね」と返す。
    • その時に大輝から電話が入り、名古屋にあった「ウェルネスホーム」について訪ねられ、10年くらい前に売却したんじゃないかと答える。さらに社名が入ったペンについて聞かれると、オープン記念のものじゃないかと。私も持っているし母梓が周囲の人間に配っていたと答える。事件にどう関わっていたのかと問う梨央だったが、電話中の大輝のもとを富山県警の藤井が突然顔を出し電話は切れる。
    • 母にボールペンのことを尋ねると、あれは特注品で5本しかなく、梓本人と梨央(現在は優→大輝所持)、政信、後藤、加瀬に渡したのだと語る。
  • 加瀬:
    • 梓から後藤は会社が管理している”後藤しか使っていない別荘”にいるんじゃないかと聞く。
    • さらに梨央の手綱をしっかり取れと言われると、不正の実情をご存知なら社長(梨央)への説明をお願いしますと返す。さらにもし事実ならグレーではなく不正行為だという。しかし梓には内々で済ませましょう。こういうときのために加瀬君がいるのよと返されて、加瀬は黙ってしまう。
    • 梨央と別荘に出かける。やっぱり梓は居場所を知ってたんだと驚く梨央に、30年近く支え支えられての間柄だしという。
    • 後藤逃走後に梓に現状報告をするが、後藤が一人でやったといっていたのね?という確認を取った梓は、続きはこっちでやるからと加瀬らを引き戻す。加瀬は、梓は後藤一人の責任にするつもりだろうと梨央に話す。
    • 入居者からの寄付金を流用していた事実に会社としての責任を感じ、会社の不正を公式に謝罪する必要があるんじゃないかと語る梨央に対して、新薬承認までまだ暫く掛かると説得する。隠蔽するのかと責める梨央に、現実的に話そうという。謝罪するにしろ、全容を把握しないと無理であり、これだけの不正を精査するのにどれだけ時間がかかると思う?と逆に問い返す。梨央からなぜ味方をしてくれるのかと改めて問う梨央に、何度も言うけど家族だと思ってると返す。自分も小さい頃に家族を失っているため、梨央と優が父達雄を幼くして亡くしたのに対して、自分が代わりになろうと思ったと語る。もう疲れたと弱音を吐く梨央に、必ず新薬は承認され多くの人々を救うのだ、本当に凄いことなんだと梨央を力強く力づける。
  • 後藤:
    • 加瀬が梨央に「昨日から(後藤と)連絡が取れない。」
    • 後藤が犬塚不動産屋にキャリーケースを持ち込んで、書類をドカドカ放り込むシーンが流れる。不動産屋がなんとか妻のミスをリカバリーしようと後藤に申し出るも、後藤は他人を信用した私が間違っていたと拒絶する。→ これがペーパー会社ビルに持ち込んでいたものか。この時後藤は、不動産屋にスーツのシャツが血に汚れているのを発見される(鼻血?)。後藤は「今後、ひとつでも知ってることを話したら老後はない」と脅す。
    • 別荘?で書類やPCを必死に処分する後藤。その後疲れ切ったのか部屋で転がる。
    • 加瀬と梨央が別荘に来て鉢合わせ、逃げ出す後藤。誰の指示でやったのかと尋ねる加瀬に、わたし一人でやった。なぜやったのかと問われると、落札した土地の現金5億が、手違いで融資が間に合わずに用意できず、プールされていた寄付金を借用したのだという。責める加瀬に、君も私の立場なら同じことをやった。あの場所(会社)は私の全てだ。他にはなにもないんだよと語る後藤に加瀬も言葉を失うが、梓と話をするよう説得するも後藤は逃げ去ってしまう。
  • 梓:
    • 後藤に電話をかけながら梨央に、「どーしちゃったんだろう?あたしの電話に出ないなんてよっぽどのことよ?」と話す。さらに梓は、後藤は入社5年目で真田グループの金庫番をやってたためお金の流れはわかっていると話す。
    • 梨央に500万の出処を聞かれると、被せるように「後藤さんよね」と断言する。そのことを梓に謝りに来て土下座しようとしたシーンが流れる。梓は「会社と渡しと梨央を守ろうとしたことだから…責められないでしょう?」という。
    • 梨央が橘が死亡したことを話し、後藤との間で何かあったかも知れないというと梓は「本当かどうかわからないうちは、気にしないで堂々としてなさい?それが社長のしごと」と梨央をなだめる。池尻署の事情聴取に行くというと、強めに「また何か疑われるような立場なの?二度はないわよね?」さらに「知ってることあったら教えて?」と聞く梨央がに、「ごめんなさいね、私にもわからないの。警察には知ってることだけ答えればいいんじゃない?」という。
    • 梓と加瀬が話していたところに政信も顔を出し、母さん(梓)も橘しおりを使っていたのか尋ねると、「彼女が産教新聞に居たころね」と交わし、加瀬に対して「梨央の回りを探ってたみたい。達雄も優も不起訴でニュースバリューはないのに」と不審がる。あまりにも冷静に話す梓に対し、政信は元夫の達雄(政信の実父でもある)が死体遺棄なのに冷静すぎないか?と指摘する。梓は、世間から見たら悪いことだろうが達雄の気持ちはわかると語り、私も同じことをしていたと思うと語る。
  • 大輝:
    • 飛ばされた先の杉並西警察署の旧知の”こうだ”課長を訪れた大輝は、桑田より橘しおりが死亡したことをメッセージで知らされる。
    • さらに管内巡回に出た大輝は、レアカードゲットのために並んでいた学生に「平日に遊んでいる若者がいる」と通報があったと注意をうながす。その時に実家の母よりの電話を受ける。警察をクビになったという噂を聞いたという。
    • 桑田にお願いされた大輝は、旧知らしい法医学教室を訪問して橘しおりの情報を聞く。教授は怪しいところもなく争った様子もないと言い、さらに橘しおりが大学時代に何度か自殺未遂を起こしていたと遺族が話していたという情報も得る。担当教授は所轄に飛ばされたことを残念がるが、「使えるものは使え」な山尾の下を離れたのは良かったとも慰める。「(山尾が)今の地位に着くまで何人の部下が使い捨てられたか…知ってるか。彼には気をつけたほうが良いよ」とも話す。
    • 優の働く洋食屋に食べに訪れた大輝。2人は近況を語る。さらに優は大輝の実家住所を教えてとメモ帳に書かせる。優から渡されたボールペン(万年筆では無いらしい)で住所を書こうとした大輝はそのボールペンが現場にあったものだと気づく。優から梨央の物だと聞かされると、そのボールペンを優から借り出して署に大急ぎで戻り、捜査資料を見直し同じものであることを確認する。そして桑田に電話をかけ、梨央のボールペンの写真を送信する。
    • 梨央とボールペンについて話して居た時に不意に藤井が顔を出し驚く。さらに誰と電話していたのかと問われてしまう。
  • 警察の動き:
    • 遂に山尾は、池尻の橘しおり殺害現場へと出張る。
    • 池尻の現場。屋上か非常階段から転落。山尾「突き落とされたんじゃねえのか?このタイミングで事故とかねえだろ」「しかし争ったような形跡ありません」と、なぜか桑田が涙ぐむ。
    • 捜査本部に戻った山尾は橘の使っていたノートパソコンが見当たらないと話す。桑田に真田ウェルネスを接触していたことを確認し、真田梨央と言えば宮崎(大輝)だな。本部外れた今が使い時だな。驚く桑田に悪いのは捜査規範破った宮崎だと冷酷に話す。さらに、「よく働くし、あれだけ事件関係者とつながってる奴いないので切りたくなかった」とも話す。会話を打ち切ろうとする桑田を捕まえ、芝池と今回の池尻はつながっているので大輝に食い込んでネタを引っ張ってこいと強く言い放つ。不満そうな桑田。
    • しかし桑田は大輝のいる杉並西警察署を訪れた。真田ファミリーのことについて尋ねる桑田に、大輝は「ヘタクソか聞き込み」と突っ込む。桑田は橘しおりのアリバイは裏が取れたのだと話す。8月3日の23:58に恵比寿にある慈善団体のビルの防犯カメラに写っていた。動物愛護団体の事務所に不法侵入していたのだと言い、その団体から真田グループに繋がりのある会社に資金(寄付金詐欺のひとつか)が流れているようだと話す。事件とは断定されていないが橘しおりのPCがどこからも出てきていないと話す裏で、後藤がハンマーでノートパソコンをぶっ壊す映像が流れた。涙ぐみながら橘しおり死亡の責任を感じている桑田に、大輝は心を動かされる。→この後優にボールペンを借りる話につながる
  • 8話感想と次回予告:
    • 遂に一部で囁かれていた万年筆(実際はボールペンだったらしい警察資料でも”ボールペン”)が取り上げられ、事件の大きな真相につながることが判明。しかも所持していた人物が5人で名前まで早々に明かされてしまう。予告で加瀬にペンをまだ所持しているか尋ねる梨央が映る。
    • 後藤は悪役が一気に憑き物が取れたようになってしまった。ミスリード人物の役割終了で、次は加瀬が怪しくなるのか。ボールペンの所持状況次第だが…。また政信も何故か普通の良い人な印象を与えてきている(実父が成り行きの死体遺棄ではあるが犯罪を犯していた事に衝撃を受けるという素直な心情)。こちらもやはりわかりやすい悪役的なミスリード要員であったということか。
    • その加瀬は「居場所は守りましょう」と、後藤を庇うかのようなセリフが予告で流れる。梨央が「橘しおりと最後にいつ会った?」と聞かれている人物は誰なのか。
    • 「あなた方の罪を徹底的に追求しますんで」は橘しおりの雑誌編集長か?加瀬にお礼を言う梓。一体どういう流れで礼を言うのか。
第7話でわかったこと:

第7話でわかったこと:※正確でない場合があります。後ほど確認して修正します。

  • 橘しおり:
    • 「私のこと覚えてませんか?」と言い残し梨央は気がかりになる。
    • アリバイを述べ、店員とも口裏を合わせるが、その日は歌詞力だったことを大輝が見つけ、それが嘘だとバレる。
    • 不動産屋を訪れ、(犬塚の妻から)真田ウェルネスの裏金について取材した?犬塚から連絡を受けた後藤は自室で怒りをぶちまける
    • 真田ウェルネスへ出入りしているところを後藤に止められる。入居している老人が寄付する金が後藤に流れている可能性を指摘する。その寄付金はすべてペーパーカンパニーに流れていること、管理者が後藤であることも突き止めたことを後藤に告げる。その寄付金詐欺の事実を週刊誌編集長に報告する。しかしその事実は後藤へと流れ、後藤は編集長に記事買い取りを申し出るが、会話は録音された上に断られてしまう。
    • 15年前の事件から心を塞いできたが、渡辺康介が死んだことだけがせめてもの救いで、渡辺父は最後まで謝罪することはなかったという。そして罪を犯した人間は報いを受けるべきだと語る。「あなたがあの人を…」と問う梨央に、しおりは涙ぐみながら微笑むだけだった。
    • 翌日橘しおりは、世田谷区池尻7丁目の路上で全身を強く打ち血を流している状態で発見され、その後死亡が確認された。隣のビルから転落したと見られるという。
  • 梨央:
    • 突然現れた橘しおりは「大きくなりましたね弟さん」「梨央さん。私のこと覚えてませんか?」などと姉弟を知っている風なことを話すが梨央は立ち去る。
    • 梨央と優は加瀬同伴のもと、富山県警で渡辺康介事件について聴取を受ける。結局、優は立件されないことになり、父達雄だけが死体遺棄で書類送致されることに。
    • 優に薬の治験を勧める。加瀬と3人で優の身の回りの品を買い物する。
    • 大輝から松村しおりのことを聞いた梨央は、合同合宿での松村しおりとの交流を思い出し、橘しおりの取材を受ける。梨央は、シュシュを借りたこと、そして松村しおりが渡辺康介に連れ込まれようとする時にすれ違っていたことを思い出す。しおりは梨央に「親も子も殺されたって仕方ない」と語るのであった。そして罪を犯した人間は報いを受けるべきだと語る。「あなたなんですか?あなたがあの人を…」と問う梨央に、しおりは涙ぐみながら微笑むだけだった。
  • 優:
    • 恥ずかしいから自分が送っていた葉書を外すといい、さらに同居する以上家事を手伝うという。
    • 梨央と優は加瀬同伴のもと、富山県警で渡辺康介事件について聴取を受ける。結局、優は立件されないことになり、父達雄だけが死体遺棄で書類送致されることに。
    • 治験の話は「俺なんかが受けて良いのか?」との迷いがある。甘えるわけには行かないと加瀬さんに仕事(アルバイト)を探し始める相談をするが、なおさら治験を受けるべきだと勧められる。
    • 加瀬のアドバイスも有り、治験を受けることを決意する。そして弁護士になりたいという夢を語る。
    • 優は連絡を取って休暇中の大輝に会いに行き、色々動いてくれた大輝へのお礼を述べる。今後について語る優に、大輝は生活安全課への異動話を話す。その晩、大輝の話を梨央に伝えるが、それでも梨央は「うちらは、もう関わったらあかんの」と会わないという。
    • 後日再度大輝を呼び出し、優の住んでる場所で食事を一緒に摂ろうと誘い出す。そして治験のことを話す。
  • 大輝:
    • 大輝は一人気になる人物として橘しおり(松村しおり)のことを山尾に報告する。橘しおりは15年前の渡辺康介の性的暴行被害者で、唯一告訴したという。
    • 大輝と桑田が訪問するが、8月3日は池尻の「BAR ROCK BOTTOM」で飲んでたといいアリバイを言い残して立ち去る。桑田に関係を聞かれるが、大輝は合同合宿にいたらしいが話した記憶がなく、桑田によれば橘も覚えてなさそうだったという。
    • BAR店員も10時~1時ごろまで居たと言うが、その日は店は貸し切りであった。
    • 山尾同席の上で桧山管理官に呼び出しを受け、大輝は捜査から外される。有休消化の上で、 杉並西署・生活安全課への異動を命じられる。
    • 桑田から居酒屋に呼び出され、彼女が規則違反を報告したことを告げられ謝罪される。なお橘しおりはバーに居たのではなく、恵比寿で取材対象を張り込んでいたと言い換えたと聞く。そして最近は真田ウェルネスに出入りしていることを聞く。
    • 美術館で仕事中の青木の元を訪れ、協力を依頼する。※橘しおりの性的暴行被害
    • 夕食をともにしようと優に誘われるが、梨央との同居の事実を知り、またちょうど帰宅した梨央の顔を見ただけで大輝は帰ろうとする。しかし優の「逃げても何にもならん。そう言ってくれたのは大ちゃんやぞ」との呼びかけに戻り、梨央の家へと入る。梨央から異動の件を謝罪されるが、大輝は「俺がしたくてしたことや」と返す。
    • ビールを買うと言って優が出ていってしまい、2人きりになる。食事が終わって送りに出た2人は橘しおりと鉢合わせてしまう。しおりに2人の関係と優が不起訴になった関係について疑われるが大輝はそれを否定する。
    • 大輝は梨央からしおりとの関係を問われ、かつて合同合宿に「松村しおり」が来ていたことを話す。そして彼女が渡辺康介から性的暴行被害を受けていたことを話す。
  • 加瀬:
    • 後藤の部屋を訪れ、優(生田誠)を情報屋として使っていたこと、500万を後藤が用意して生田誠から渡辺父に渡させたことを後藤に問い詰める。ごまかす後藤にプレッシャーをかけ、今後とも社長梨央へのバックアップをするよう促す。
    • 優への参考書として六法全書や参考書などをプレゼントする。
    • (梨央の秘書から何かを聞いたのか)後藤に電話をかけ「こんなことをして、どうするつもりです!」と問いただす。
  • 後藤:
    • 加瀬から情報屋や500万の件を指摘される。
    • 真田ウェルネスの「有料老人ホーム ライフヴィラ田園調布」を橘しおりが取材しているとの報告を受け、かけつける。真田グループを嗅ぎ回る彼女にプレッシャーをかけるため、学生時代に休学していた理由を調べたと告げる。
    • しかし逆に橘しおりから、入居している老人が寄付する金が後藤に流れている可能性を指摘される。橘しおりはその事実を週刊誌編集長に報告する。しかしその事実は後藤へと流れ、後藤は編集長に記事買い取りを申し出るが、会話は録音された上に断られてしまう。鼻血を流す後藤。
  • 8話予告:
    • 梨央:専務室を見て驚きながら「後藤さんがおらんくなった」
    • 山尾「芝池と今回の池尻は繋がっている」
    • 後藤?「他人を信用していた。わたしは間違っていた。」
    • 大輝「俺に出来ることはないだろ」
    • 加瀬「昨日から連絡が取れない」
    • 梓「通報はしないでよ?」
    • 大輝「なんか心当たりあるんか?」
    • 桑田:大輝に「真田社長に関することは警察には売れないですか?」
    • 梨央「なんでいつも私の味方してくれんの?」
    • 加瀬「なぜ!こんなことをしたんです!」
    • 山尾「少々お話したいことがあります。真田グループの件で」
    • 大輝「何でおるんや、お前」
  • 7話感想:
    • 遂に橘しおりの過去が描かれ、白山時代に合同合宿で梨央とも関係があり、さらに渡辺康介の性的暴行事件の被害者の一人であり、被害を訴えでた人物であったことが明らかになった。しかしそれを語った翌朝、しおりは世田谷区の路上で遺体となって発見されてしまう。それ以前に真田グループの闇をしおりに指摘されていた後藤が強く関係しているのではないかと疑われ、次回予告では後藤がいなくなり、また加瀬が後藤らしき人物に問い詰めているようだ。また梓さんも久々に登場して「通報はしないでよ?」などと話しており、遂に黒幕が動き出す予感もする。
    • ようやく現在の「連続殺人事件」が発生したが、しかし渡辺康介殺害事件、渡辺昭殺害事件、橘しおり殺害事件という3つの事件すべてにおいて、犯人も協力者も(散々匂わされてはいるが)依然として不明なままである。視聴者は断片的な映像から事件の概要をわかったように思わされているが、要するに犯人ではない人(ホワイトリスト)が明らかになっているだけであり、真相はまったくわからない状態が続いている。ドラマとしてとてもよくできた作りだと感じる。
    • 普通に考えれば、橘しおりが(15年前の恨みで)渡辺父を殺害し、後藤が橘しおりを(ペーパーカンパニー経由の寄付金の還流について)口封じで殺害したのではないかと思ってしまうが、どのようなどんでん返しがあるかはまだわからない。前者についてはすでにしおり自身も死者となったため可能性は大きそうだが…
第6話でわかったこと:

第6話でわかったこと:

  • 優:
    • 身柄確保され東京に移送。加瀬が待機していた(1:36)。逮捕ではなく任意同行。
    • 前後の記憶はなく、動画に写っていたことしか覚えていない。
    • 警察の取り調べに、ついに「争って池に突き落としたこと」は間違いないと供述してしまう。そして小型カメラのメモリーに動画のオリジナルが残っているといい、それを提出する。これにより警察でも加瀬同様に動画解析を行い、突き落とし地点と遺体発見現場の乖離を認識し始める。
    • 自白により勾留が決定し、次は検察での取り調べが始まる。加瀬は映像解析の結果と病理鑑定次第では(公判において)検察が不利になるとプレッシャーを掛け続ける。
    • そこで赤いタオル男による目撃証言が得られ、優への容疑は傷害致死から傷害へと切り替わる。加瀬の正当防衛の指摘により検察は揺れ、遂に不起訴決定処分が下る。
  • 梨央:
    • 優の身柄確保により自宅で呆然とする梨央。そこに加瀬が訪れて励ますとようやく眠りについた。
    • 優が心配で駒沢署を訪れるが、優には会えず大輝と話す。すれ違った加瀬に連れ戻され喫茶店へと移動する。
  • 加瀬:
    • 梨央宅を訪れ梨央を寝かしつけると同時に、動画の解析を急がせていた。
    • 解析の結果、池に落下した際に背後に映っていたのは東屋で、位置関係から東側(地図上右側)の池になるという。そして音声解析も行われ、渡辺父は最後に会話したのが梨央だと決め付け梨央が否定するも何度でも行くと迫った。梨央が帰った後、優が現れ最後に渡辺康介と会話したのは自分だといい、渡辺父と揉み合いになった映像が流れた。
    • 梨央を励ました次の日、ガールズバーで無銭飲食をしたという井口に会い、密談をする。※この時に民間科捜研へのツテを掴んだ?
    • 駒沢署の屋上で大輝と面会した加瀬は、民間科捜研に動画解析したことやその結果を知っており、警察の見立てでの突き落とした場所と発見現場が異なっていること、優に記憶障害がありまだ治っていないことなどを確認する。※大輝自身も幼少期の優の記憶障害は知っているが24歳の現時点でもそれが治っていないことは知らない。
    • 加瀬は検察へもプレッシャーをかけ、ついに不起訴を勝ち取る。
  • 大輝:
    • 優の自白で捜査本部が湧く中、山尾に呼び出され、岐阜での話を聞いており今後真田梨央に関わるな。次はねえぞと忠告されてしまう。
    • 藤井と連絡を取り富山の状況を聞く。達雄の告白動画通りに鉄塔下で見つかったと聞き、「(梨央が)もしかすると何かを知っていたかも知れない」とつぶやき、藤井は「こんなえらいことをしてて15年も胸にしまっておけるもんでしょうか」とそれを疑う。
    • 警察でも画像解析の結果、東側の池に落下したことを認識する。さらに加瀬から優について18歳までの診療履歴を提出され、病気を考慮するよう求められる。大輝は、資料を捜査本部に伝えるとともに、病理鑑定も早急に行うことを約束する。加瀬は同時に検察にも同資料を提出しており、警察は優の病理鑑定を余儀なくされる。
    • またラーメン屋「中華万来」店主から”訪れた客が目撃していたことを聞いていた”との通報を受け、大輝と桑田はこの赤いタオルの客を探すことになる。ようやく探しだした客は、「犯人はシュッとしていて水に濡れビショビショだった」という。さらに「池に落ちたみたいで這い上がってきてた。(地図を見ながら)この辺り(東側池)から出て来て、こっちのほうへ歩いていった。大丈夫かって声掛けようとしたけど、その人無闇矢鱈に叫びだして、ようすけ…いや違うこうすけ~と何度も叫んでました。あの人犯人ですよね?」と語る。それは渡辺父その人であった。そして「他に誰か見ませんでしたか?」という大輝の問いに誰も居なかったと証言する。※つまり優と揉み合って池に落ちた渡辺父は即死しておらず、その後池から這い上がって歩いていたことになる。これにより優の罪名は傷害致死から傷害に切替となる(優は渡辺父殺害犯ではない)。
    • その後大輝は東京に出てきていた藤井と会食する。渡辺父が青木と長嶋に会いに行っている話をし、そして藤井はふいに「都内に住んどる岐阜の事件の関係者もうひとりいましたよね?」と思い出す。大輝「だれ?」藤井「法都大の松村なんとかいう女性」と、橘しおり(旧名が松村)の名を出す。
    • その後大輝は仕事中だった青木から電話を受け、「彼女2005年と2006年の合同合宿で白山大に来とる」と聞かされ、連絡は取れないが後で「松村栞」の当時の写真を大輝に送るという。大輝は捜査資料の女子大生連続性的暴行事件の被害者リストに、「松村栞」の名を探しだした。そして、青木から送られてきた写真には、学生時代のフリーの記者橘しおりが映っていた。
  • 橘:
    • 相関図で過去が記述された。
      フリーランスのノンフィクションライター。元大手新聞社の記者で、記者クラブ賞を受賞したことがあるほどの実力の持ち主。真田グループの闇を追っている。
      大学時代には白山大学陸上部との合同合宿に参加していたが、2006年に一時休学。その頃、両親が離婚した。旧姓は松村栞(まつむら・しおり)。岐阜で起きた暴行事件の被害者のひとり。
    • 袋詰にされた橘しおりは間一髪で後藤に助け出され、梨央と自分の境遇の差を愚痴る。
    • 一通り話を聞いた後藤から口止め料らしき札束を渡されると、渡辺父に500万を渡したのは後藤じゃないかと反問する。しかし逆に後藤から参教新聞を辞めた過去や大学時代に1年休学した過去をほじくり返されて黙ってしまう。
    • 優を取り戻し一緒に住むことを決めて家に戻っていた2人の後をつけ「やっと会えましたね。この日を待ってました」と語りだす。
  • 青木:
    • 相関図で顔写真が載った。
      元白山大学陸上部のマネージャー。梨央が上京した翌年(2007年)、大麻使用で大学を退学した。現在は美術館学芸員として働いている。
  • 7話予告:
    • 橘「私のこと、覚えてませんか?」
    • 山尾「遺体が発見されるまでの間に何が起きたのか?」
    • 大輝「一人気になる人物が」
    • 桑田「宮崎さんのまわり、事件の関係者多くないですか?」
    • 大輝「何隠してる?」
    • 優「姉ちゃん!本当にこのままでええんか?」 ※15年前の事件?
    • 加瀬「警察に追求されてもあなたのことは話しませんでした」 ※15年前の事件?梨央のこと?
    • 後藤「本当に懲りない方ですねえ」
    • 橘?「殺されたって仕方ない」
    • 加瀬「こんな事して、どうするつもりですか」
    • 梨央「もぅ関わったらあかんの」
    • 梨央「あなたが…あの人を…」
  • 6話感想:
    • 6話でようやく渡辺父殺害事件における優の容疑が晴れ、言い争いから渡辺父が先に手を出し、正当防衛の結果渡辺父を池に突き落としたが、その後渡辺父が池から這い上がって歩いていたとの証言が得られた。傷害容疑についても結果的に不起訴となり、渡辺父殺害事件における優の不起訴処分が確定し、優は姉と暮らし始める。動画自体がフェイクの可能性も指摘されていたが、動画は事実で突き落としたのも優であった。※15年前の事件については捜査は継続中だが、当時優は9歳でありたとえ殺害していたとしても起訴はされない。
    • 一方で橘しおり(松村栞)の15年前の事件への関与が再び大きく動き出した。橘は標的を真田ウェルネスから真田梨央へと切り替え、梨央の身辺へと近づく。それまで好意的だった真田ホールディングスに真田梨央(朝宮梨央)がウェルネスの社長として登場したことで、恨みを持つ(恨みを思い出した?)ようになったのだろうか。(殺害する理由がまったく思い浮かばないが)現在の連続殺人事件は橘しおりや、あるいは後藤や梓などが大きく関係するのだろうか?
      ※なおよく話題になる大麻パーティに橘しおりがいたのでは?という指摘については、リスト上では「佐藤里奈」となっており可能性が消えた。
    • またマネージャ青木も次回予告に映っており、橘との関係も合わさり今後も重要な人物として登場しそうだ。
第5話でわかったこと:

第5話でわかったこと:

  • 優:
    • 白い携帯の画像・動画は自分で復活させた。梓や梨央に迷惑をかけたくなかったので家を出た。
    • 失踪した後、高校を卒業するまでは山梨の学校の寮で暮らしてた。加瀬と梓が面倒を見てくれてた。2018年「一人で生きていかなあかん」と思い立ち、情報処理の勉強をしてこの先もひとりでやれるかも知れんと思えた頃に梨央が社長になったことを知って、姉の周りは敵だらけとわかっていたため心配になり、一番の敵を調べ後藤に近づいて姉を助けようとした。
    • 薬の治験を受けるよう梨央に言われるが、「やったのは俺だから」「記憶になくとも記録に残ってる」とヘッドセットカメラを握りしめ語り、断る。そして自首するという。
    • マンション管理会社に提出した生田誠の書類は偽造されたものであった。大輝の告白により、梨央に異母弟(優)がいることが捜査本部の知るところとなる。しかし大輝は、情報屋ことイヤホン男が優と一致するかどうかは白川行きまで秘匿した。
    • 加瀬は優の居場所を知っていた。高校卒業するときが最後だという。高校の寮を訪れた加瀬は優に葉書を送ることを勧める。また興奮すると記憶が飛ぶ病状も知っており、今もそうなのか確かめている。
    • 加瀬に対して梨央は何かをつぶやき、加瀬はたじろぐ。翌朝加瀬は頼まれていたものとして菓子袋を渡すが、そこに入っていたのは預金通帳及び印鑑と現金?だった。
    • 白川に行きたいという優の願いを叶えるため、梨央は警察の目をごまかす。優は祖母の葬儀にも出れなかったため、白川に戻れば謝りたいという。
    • 父の墓に参った2人は続いて祖母宅に移動する。父が毎日パソコンで付けていたという日記を探すが祖母宅にはなく、男子寮にあると目星をつける。
    • 同じ頃、応援を得た大輝たちは白山大学に移動し、陸上部男子寮の寮日誌を探す。寮日誌は21日、22日とも「特記事項なし」で終わっており、日誌に挟まっていた22日付の大学寮事務局長宛の「車の買い替えに関する要望書」を見つける。
    • その頃、梨央たちも寮に移動し父のパソコンを見つけ出す。「2006.09.23」フォルダには動画が残っていた。再生してみると、父は今が「23日午前3時を過ぎた所」だと言い、「9月21日深夜に渡辺康介を殺した」という告白動画だった(父達雄が倒れた日の早暁)。父曰く、21日に帰宅したところ渡辺が梨央に乱暴しようとしていた。辞めろと言ったが言い逃れするので、渡辺の腹を刺したのだという。冷たくなった渡辺康介を車に載せ、その後、富山南部浄水場のあたりから山に入って林に埋めた。服やらペグやらは離れた場所で鉄塔のところに埋めた。息子は部屋で寝ており、娘(梨央)は何も覚えておらんと言ったという。優はそれを嘘だと叫び公園で渡辺父を殺したのも俺だと叫ぶが大輝に止められる。
    • この時(達雄撮影動画とは別に)21日当夜の映像が流れ、そこでは達雄が帰ると優が飛び出してきて抱きつき、通路には梨央が倒れておりその上に渡辺康介がかぶさっている様子が映っていた。その後達雄は車に遺体を載せドリームキャッチャー付近を通って現場に移動して(遺体を埋め?)、さらに鉄塔の下に服やペグを埋めていた(ただし映像では遺体を埋める場面はなく、鉄塔下で服などを埋める場面だけ)。
    • 梨央に止められるも優は自首し、東京へと移送(連行)されていった。
  • 加瀬:
    • 梨央に頼まれていたものを渡して梨央と優の白川行きを助ける。その後梓に記事の件で訪ねた後、後藤の部屋に押しかけて橘しおりとの関係を聞き出す。梓によれば産教新聞時代は関係は良好だったが、今になって真田に弓を引く理由がわからないという。後藤になにか隠していないか問い詰める。
    • すると後藤は逆に渡辺親子について梨央から聞いていることを問い詰め、さらに渡辺父と出会っていたのだと話し出す。それによれば事件4日前(7月29日か)、渡辺父は梨央の車と勘違いして後藤の車の前に飛び出して危うく轢かれかかり、代わりに後藤に梨央と会わせてくれるよう懇願する。息子が居なくなったという渡辺父に対し、後藤は自分が梨央に確認すると答え資料を受け取る。
    • そして後藤は、橘しおりも同じ(渡辺父の)件を調べているのではないかとはぐらかして加瀬を追い返す。
    • 社長室に戻り資料や動画を細かく見ていた加瀬は、その後公園へと移動し、位置関係を調べていた。
  • 渡辺父:
    • 殺害前の動画の読唇で「また金持ってござったんですか?」と話していたことが判明する。※つまり優が8月2日~3日深夜に渡辺父と会ったことは事実のようだ。
    • 渡辺父は、都内で2名(マネージャ青木、長嶋)と接触している。いずれも事件当夜にアリバイあり。長嶋と会ったのは7月30日。
    • 会社で後藤と出会っている。事情を聞いた後藤は口利きを約束する。この時に渡辺父から渡された資料(合同合宿写真など)は、橘の動きについて後藤を問い詰めた加瀬の手に渡る。
  • 長嶋:
    • 元大麻事件で捕まった陸上部員。現在は熱帯魚ショップ勤務。妻子がいる。
    • 7月末(30日)に渡辺父と会った。息子が山で見つかったと言って押しかけてきた。渡辺父は息子が死んだことを認めておらず、長嶋ら大学仲間と連絡を取っていると思っている。渡辺父が大声でまくしたてたため、大麻のことバラされないかとヒヤヒヤした。8月3日深夜は居酒屋で飲んでいた。
    • 15年前台風の日、外で男の叫び声が聞こえた。食堂かその裏あたり。達雄じゃないかと思っている。寮長は次の日ゲッソリして考え込んでた。やっぱりあの日寮でなんかあったんじゃないか。この件については聞かれなかったので警察には話していないという。
  • 橘しおり:
    • ペーパーカンパニーを調べていた所、不明な男に袋詰にされ監禁される。その後、港へと連れてこられ、トランクを開けた後藤が「バカだなぁ、お前」と声をかける。何か過去に個人的なつながりがあったのだろうか。
  • 5話感想:2006年事件の、優の動画以降が少し描写され、父・達雄がほぼその状態のところに帰ってきた事がわかった(達雄がしゃがんで優を抱きしめている時に明らかに人影が動いており、誰かもうひとりいるのか?)。あと勝手口の鍵を締める黄色いフチの軍手は達雄の手なんだろうか?鉄塔の下で顔を拭うときと血痕の付き方が明らかに違う。途中で軍手を変えたのか、別人の手なのか?
    また大麻をやっていた長嶋が父・達雄の叫びを聞いており、少なくとも(父発見前には)渡辺康介殺害に絡んでいないような説明になっていた。渡辺康介の死体遺棄については流れた映像で見る限りでは父・達雄の単独犯であるかのように描かれた。一方渡辺父殺害についても、優自身が殺したのではなさそうな様子になってきた。
  • 6話予告:
    •  優に加瀬が「ほんとに、君がやったの?」優「動画に残ってます」大輝?の「優は犯行を覚えてるんですよね?」と聞いているセリフもある。※5話では優自身が梨央に対してヘッドセットを見せている。つまり自分のあくまでも記憶ではなく記録に基づいた話のようだ。
    • 深夜の公園のシーンが写っており、渡辺父が「間違いないアンタや!」と黒い服の人物(優?)に食って掛かっており、続くシーンでは優が誰かに地面に押さえつけられている。相手は渡辺父?
    • 大輝が警察署内で話を聞いている相手(白髪まじりで赤襟)は誰なのか?
    • 加瀬は「どちらが先に手を出したか明白ですよね」というセリフと共に封筒を大輝に渡している。また加瀬が「お互いここだけの話にしときましょうよ」と話している相手は誰?警察っぽいが。
    • 桑田セリフのみ「藤井さん?て人が訪ねてきたらしいですよ」どこに?
    • 大輝?セリフのみ「他に公園で誰か見かけませんでしたか?」優に聞いている?
第4話でわかったこと:

第4話でわかったこと:

  • 情報屋は優だったこと
    3話最後にビル屋上で上着を脱いで直接梨央に会っていた。メールアドレスは「y.asamiya@~」。梨央に送った動画のアドレス(ドメイン)も「www.y.asamiya/~」。また自分から「何でもやる」といって後藤に近づいたこと。
  • 渡辺父は優が殺した?らしいこと
    カメラ映像に(優を想起させる)右手傷あり、優本人が梨央に話した(つまり優本人がそうだと認識している)。大輝も優から電話を受けた後に動画を確認して知っている状態。

    ※ただし警察調べで「池のそばに被害者以外の争った足跡痕複数あり。後頭部に挫創、頸部に圧迫痕。」とあり、梨央の見た動画では首を絞めたまま直接池に落ちているようなので必ずしも一致しない。挫創は落下時にできたもの?優の症状を知っている人間が(動画を見た優が自分だと思いこませるために)作成した動画という可能性も残る。ミスリード狙いか。カメラ映像では並行位置に相手の顔があり渡辺父と同じくらいの高身長のようだ。なお当夜の優の上着は(映りが悪いが)左腕が黄色い黒パーカで、揉み合っているうちにズレたのかも知れないがご丁寧に両腕ともめくれ上がってるのは不自然に感じる。※大輝から逃れたときも激しく運動しているがまったくズレない。傷を隠すためだろうことから簡単にめくれるようなパーカを選ばないのではないか? → 6話予告映像で渡辺父と地面で揉み合っており、少なくとも右腕は完全にめくれていました
    5話予告には真田ウェルネス前?で白い車の前に飛び出す渡辺父が映っている。つまり渡辺父事件はまだ続くということか → 5話で後藤と出会い資料を渡していました。
  • 橘しおり
    大手新聞社時代に後藤とつながりを持ち、その頃は真田梓をアゲる記事を書いていたこと(※その後2018年に梨央が社長になってしまい、その後は後藤の依頼で梨央サゲを狙っていた?)。
    後藤から情報屋に橘の調査依頼があり、その結果経歴が判明。1986年8月27日生まれ。青森県弘前市出身。父は松村貞一、母は橘真希、長女。実家住所は東弘前5-12-18で実家は旅館。高校まで青森。法都大学政治経済学部。大学在学中の2006年9月~2007年8月まで1年の休学期間(理由は不明)があり、その間に両親が離婚していること。2010年産教新聞社入社。2017年退職。以降はフリーライター ※離婚日が平成18年(2006年)11月16日で、合同合宿時(9月)には父の松村姓の可能性もある。→ 6話の藤井および青木の証言で旧姓松村栞で参加していたことが確認された。

    ※2006年9月は渡辺康介失踪事件の発生時。梨央は1988年4月16日生まれなため橘は2年上で、失踪事件当時橘しおり(松村しおり?)は大学2年生になる。5話予告(Youtube版)で写真の裏に「2006年 合同合宿 白山」と書かれている。他大学の合同であれば法都大も参加していた可能性があり、橘もマネージャとして合宿に参加していたのか?なお2021年の駅伝大会は法都大が3年連続で優勝。今の監督になってから生まれ変わり急に強くなったという
  • 後藤の鼻血は原因不明。橘と会話時に真田ウェルネスにペーパーカンパニーが複数あると指摘された後に流れた。興奮すると鼻血がでるのか?橘は動揺する様子もなく笑いながらタオルハンカチを貸していた。橘はさらに調査するべくペーパーカンパニー住所(ボロアパート)を訪ねている
  • 兄・政信の生存確認。役どころは後藤と一緒に定例役員会で梨央を責め立てるもの。髪の毛が長かったのは14年前の2007年4月時点。
  • 母・梓は梨央を積極的に庇うことはしないが、結論として梨央に@1年の猶予を与えた。※ただし夢のための資金なら出せるわよといっていたのはどうしたのか。真田HDはグループ企業であるウェルネスに対して3年間24億の事業資金も出してくれないのか?(あくまで梨央個人ではなくウェルネス社相手の話。買収費用など新規事業の資金だけは出してくれたのか?)梓はウェルネス社役員会にも出席しており事業継続の結論も出しているため、ウェルネス社でも相当の地位(代表権のある取締役会長?)だと思われる。
  • 白山大学のかつての陸上競技部矢野監督は奥さんの実家で野菜育ててる。
  • 4話感想:橘しおりが急に怪しさ満点になってきた。元々クレジットでは吉高、松下に続く3番目(その次が佐久間由衣)で、相関図(優周り変更あり)でも渡辺父の横にいるのが不気味。15名のポスターでも最上段右にいる。当初ドラマは単純に2つの殺人事件を追うだけに見えたが、脇役と見られていた人物の背景にまで展開している。次回は優が空白の9年間を語り(梓や兄も絡むのか?)、大麻事件の長嶋も登場する(渡辺康介事件や合同合宿を語るのか?)上に、加瀬は橘と後藤との接点を突き止めてしまう。
第3話でわかったこと:

第3話でわかったこと:

  • 優が2012年に記憶を取り戻し失踪したこと ※机には白い携帯あり(2006年9月失踪事件で紛失したが後から出てきたもの。2007年12月に梨央に動画を見せた携帯)
  • 優は梓が探し出すが、姉との関係も断ちたいと梨央との面会を断ったこと ※月1回はがきを送ってきており、梨央はそれを部屋に吊るすように飾っている
  • 渡辺父死亡時刻少し前に防犯カメラに写っていた梨央が、渡辺父と面会したことを認めたこと。その後梨央はタクシーに乗車し自宅に戻ったこと。大輝はこの時梨央が泣いていたことを発見した
  • 渡辺父に喫茶店で現金を渡したのは優であること。面会時にはほとんど会話がなく事前に打ち合わせが行われたであろうこと。梨央が写っていた同じ時刻の公園周辺防犯カメラに優が写っていること
  • 真田ウェルネスに脅迫メールが届いたこと。そのメールの送り主(少なくとも送ったことを知っている人物)が説明会会場に現れ、梨央を誘拐?しようとしたこと。しかし大輝の動きと加瀬の助けにより梨央は無事であったこと。この裏側には後藤が絡んでいること(現場に居た橘よりの連絡時には知っていた)
  • 梨央を襲った犯人は、第2話のラスト白い車で襲い大輝がそれをかばった時に白い車に乗っていた人物で、自分の会社から真田ウェルネスが社員を引き抜いたことを恨んでの行動であること

 

 

目次

主要人物

朝宮・真田一家

  • 父・朝宮達雄
    • 白山大学陸上部男子寮の寮夫。
    • 真田梓との間に、長男・真田政信、長女・真田梨央。後妻である長岡秋子との間に次男・朝宮優がいる。
    • 15年前、くも膜下出血で病没。
  • 主人公・梨央
    • 母は真田梓。18歳まで岐阜県白川郷で過ごす。
    • 現在は真田ウェルネスの社長。昭和63年(1988年)4月16日生まれで現在33歳。
    • 「お守り」:梨央が陸上部員らに渡したもので、お守り自体はおそらく部員全員に贈っており複数ある。地区選考会後、大輝は自分のお守りに「必勝合格!百戦百勝!」と書いたメモを入れ合格祈願として梨央に贈り返した。のち渡辺康介の遺体発見時に遺留品として発見される。
  • 弟・朝宮優
    •  梨央が薬学を志すきっかけとなった人物(優のために薬を創る)。2006年6月20日公園遊具ジャングルジムから落下して重傷を負い、「頭部外傷によるびまん性軸索損傷、右上腕骨開放骨折」と診断されている。※6話診断書。「開放骨折」とは骨が突き出た状態。だから優の右腕には大きな縫合痕が残っている。18歳まで治療歴あり。
    • 梨央自身は自分の不注意が原因で優が落下しケガを負ったと考えており、そのせいで弟の色々な可能性を奪ってしまったと考えている。同じ病気の人の苦しみや周りの人の後悔を認識し、それらの人々を救うためにも、梨央は治験を成功させ世に送り出すべく奮闘している。
    • 5話で写った免許情報システムの帳票によれば平成9年(1997年)5月5日生まれで現在24歳。
    • 梨央の9歳年下の異母弟。※2006年時点で梨央18歳なので当時9歳?2007年(優10歳冬)から梨央や梓、政信らと共に東京で5年間暮らしていたが、2012年(現在から9年前、優15歳、田園調布中央中学)に失踪した。現在は24歳。
    • 梨央とは母が違っている。朝宮達雄が真田梓と離婚後に再婚した長岡秋子が母。母は2001年に死去。小学校入学時点で秋子は病死しており入学式写真には姉と写る。姉の梨央が大学進学とともに東京の真田家に転居後は、母方の祖母にあたる長岡恵に育てられる。
    •  真田ウェルネスの事業説明には「外傷性脳損傷を対象とした細胞治療薬SND850」「びまん性軸索損傷などの外傷性脳損傷には現在、治療~」などと記されている。
      創薬事業
      創薬ラボ:外傷性脳損傷を対象とした細胞治療薬の開発。従業員:30名
    • 幼い頃、公園の遊具から落下時に頭部に外傷を負っており、記憶障害があり、興奮すると記憶の一部を失ってしまう(頭部外傷によるびまん性軸索損傷、右上腕骨開放骨折)。なお右腕にもかなりな大きさの縫合痕がある。友達とのケンカを忘れていることなどが描かれ、首からメモ帳(青い四角ドット柄に「DON’T FORGET」とタイトル)と緑色のポシェット?らしきものを書けている。
    • 携帯:2006年は白い携帯。撮影が好きなのか、地区選考会の告白シーンでも姉を撮影している。2007年は黒(側面赤)の携帯に代わっているが、父の荷物から出てきたという白い携帯で撮影された映像を姉梨央に見せている。
    • 2021年現在は、真田ウェルネスの後藤から指示を受け調査を行う「情報屋 生田誠」として動いている。
  • 母・真田梓:梨央の生母。現在は真田ホールディングスの社長。子供に長男・真田政信、長女・真田梨央。
  • 兄・真田政信:梨央の実兄。梓の長男で、離婚時は梓に引き取られた。父と妹・梨央を恨んでいる。現在は真田ビジネスサービスの社長(公式サイト相関図記載)。

 

大学生

  • 白山大学3年:浪人留年なければ21歳
    • 宮崎大輝:高校時代の梨央の恋人、陸上部エース。全国駅伝大会出場メンバー。2007年の薬物事件で就職内定取り消しをくらい、警察を目指し現在は警視庁捜査一課。
    • 長嶋透:薬物に手を出す。2話で2007年の逮捕の様子が描かれる。友人が渡辺康介。2007年に大麻取締法違反で逮捕。
    • 高城隆之介:陸上部員。全国駅伝大会出場メンバー。その後は不明。相関図現在版でも書かれていない。
  • 白山大学2年:浪人留年なければ20歳
    • 藤井隼人:大輝の後輩。1話で描かれた駅伝の地区選考会出場メンバーで、全国駅伝大会出場メンバー。2007年薬物発覚時に長嶋に殴りかかった人物。現在は富山県警刑事。警視庁の大輝に発見物の写真を送る。※主に渡辺康介事件の情報はこちらが出処。
    • 青木菜奈:陸上部マネージャ。大麻使用で大学を退学。その後は不明。
    • ※陸上部としては、監督1名、部員9名?、マネージャ4名がいるが、相関図などに出てくるのはここまで。

その他の人物

  • 渡辺康介:白山大学大学院薬学部2年。陸上部の寮に出入りしている。学生証は2001年4月1日発行。父親から捜索願が出されており失踪事件として扱われている。当時24歳。2021年になって白骨化遺体が発見された。
  • 渡辺昭:渡辺康介の父。居なくなった息子を探して寮にも訪れていた。2021年になって息子の遺体の発見の1週間後に遺体で発見。70歳。

 

事件

  1. 2006年の渡辺康介失踪事件:2021年に白骨見つかる
    ・DNA及び歯?から渡辺康介と断定。骨だけでは死因特定できないが腸骨に傷があったため何かで刺された可能性。※腸骨(ちょうこつ)とは、一般に「骨盤」と呼んでいる部位において、左右に広がり最大の面積を持つ骨のこと。
    → 2話で優と揉み合っている間に刺さったことが判明。死体遺棄事件としては父・達雄が犯人か。
    ・5話後半の朝宮達雄の告白動画によれば、「県境から西に7キロほど。富山南部浄水場のあたり。そっから山に入って、あん人を埋めました。脱がせた服やら靴やらあん人を刺したペグやらは離れた場所に埋めました。鉄塔の所です。」となっている。6話予告では告白通り鉄塔付近から新たに遺留品が発見されている。
    最終話の結果
    ・殺人ではなく優と揉み合った上での事故死。達雄と加瀬が駆けつけた時点で渡辺康介は絶命しており、加瀬が脈拍確認をして警察通報をしようとしている。
    ・死体遺棄については達雄が主導し、説得後は加瀬もかなり積極的に(ブルーシート引いてください)手伝っている。
    ・現場の証拠隠滅については未描写なので誰がやったのか不明。
    ・薬瓶については青木マネージャが拾い上げ保管していたが、指紋やDNA検出には至らなかった。
  2. 2007年の薬物事件、および女子大生連続性的暴行事件
    陸上部員による麻薬使用が発覚し、長嶋による麻薬所持により陸上部は無期限活動停止に。
    (この時に、未描写だが長嶋の入手元であった渡辺康介の捜査も入り、そのパソコンから写真が出たことから)渡辺康介の性的暴行事案も発覚することになる。そしてマネージャ青木の映像も渡辺康介のPC内にあった。
    → 部員らの将来にも影響。大輝は警察を志すようになる。
    → 所持者として長嶋の名前が挙がる。マネージャも大学中退に追い込まれた。
  3. 2021年8月の渡辺昭殺害事件:渡辺昭の遺体が芝池公園内の池から浮かぶ
    現在捜査進行中。
    → 犯人は不明。
    ・遺留品から真田ウェルネスが関係していると見られ、さらに同社防犯カメラ映像より殺害前日に会社ロビーで被害者と揉み合う社長梨央が判明。さらに推定死亡時刻前後、付近を歩いている梨央および、後にイヤホン男生田誠こと朝宮優が防犯カメラに映っていたことも判明。イヤホン男が梨央社長の異母弟である朝宮優である可能性も浮上し、5話ではそれが同一人だと確定する。
    ・また4話ラストで優のパソコンからヘッドセットカメラ撮影と思しき殺害時の?映像が発見された。
    ・5話ラストでは白山大学陸上競技部の男子寮において、優が渡辺父を殺したと自白し、東京へと連行されていく。
    ・6話では優が取り調べを受けるが、優撮影動画の解析により先に手を出したのが渡辺父であり(正当防衛)、さらに池に突き落とされた後に渡辺父が池から這い上がり叫びながら歩いていた証言が得られたこと(傷害致死ではなく傷害容疑)、優自身の病歴などが勘案され優は不起訴処分となった。→ 結局6話時点では渡辺父の死因に至った行動などは不明なままとなっている。
    最終話の結果:部下からの報告を受けて加瀬が到着。池から這い上がった渡辺父と揉み合い、池に沈め溺死させた。梓からの赤ボールペンはその際に渡辺父が加瀬の胸ポケットから抜き取ったもの。
  4. 2021年?月の橘しおり殺害事件:橘しおりが殺害された
    現在捜査進行中。
    ・世田谷区池尻7丁目の路上で橘しおりが全身を強く打ち血を流している状態で発見され、その後死亡が確認された。
    最終話の結果:記事のもみ消しを狙った加瀬と、橘しおりが言い争う形となり、激昂した橘しおりがバランスを崩して転落事故死。加瀬はむしろ手を伸ばして救助しようとするが届かなかった。しかしその後現場の証拠隠滅をしている疑いがある(記事など真田Gに向く疑いを消したほか、非常階段の指紋拭いもやった可能性がある)。

 

時間軸の整理

※番号は追加されていきます。

1.2006年(15年前)

9月21日(木)
  • 駅伝の地区選考会(ゼッケンNo.31が大輝、32が藤井)。優勝は16年ぶり。優勝後の会話で「あさって推薦入試」と言っているため23日の2日前になる。優の動画撮影日付も21日。
  • 白山大学学生寮の様子
    • 14時過ぎ、父・達雄は組合の会合で外出。梨央に優の病院付添いと夕食配膳を頼み、帰りは遅くなると言い残し、大輝と車で出る。大輝は姉の結婚式に出るため達雄の車に乗り込み駅に向かう。
  • 優の病院での診察(この時優は祖母宅にいた)
    • 梨央は祖母宅に優を迎えに行き優と共に、14時10分に家を出る。病院で受診。
  • 白山大学学生寮の様子
    • 夕方台風14号接近で、陸上部旗を降ろす梨央 ※掲揚用の横長な旗。白地に青文字。周囲のフレンジはない。台風を伝えるTVが「6:03」
    • 優勝の祝勝会で大半のメンバーは飲み会で外出。旗をたたみながら、残りメンバーのために夕食配膳の手伝いを優に頼む。
    • (やや時間が飛び)梨央は優と2人で夕食取る。「長嶋さんたち」は友達が来るとのことで在寮。優は先に食べ終わり明日の準備するように言われるて優は食堂を出る。
    • 梨央は大輝に贈り返されたお守りをスウェットパンツ(Yと刺繍?のあるグレーっぽいもの)のポケットから取り出し眺め、この時「必勝合格!百戦百勝!」と書かれたメモに気づき「直接言いないよー」と照れる
    • 青シャツの渡辺康介が来寮し、ランドセルを背負った優と出会う。優が「この人、寮の人やないやろ」と梨央を呼び、梨央が「渡辺さん…?」と確認する。入寮届的なものに名前と面会者を記載するよう求めるが無視され入ってしまう。優は「気いつけてな」梨央にと送り出される。
    • 同じ頃、白パーカ長嶋の手引で女性2名が寮に入る。1人はマネージャ。もう1人はお団子頭で赤上着に白に薄縞パンツ。
    • 残りのシチューをよそう梨央の耳に階上で騒ぐ声が聞こえる(薬物パーティ)。
      • 参加者:渡辺康介(青シャツ、メガネ)、長嶋(白パーカー)、青木マネージャ(えんじ色の上、ジーンズ)、もうひとりの女子(赤上着)、???(黒っぽい上着、下着は英文字の書かれた黄色T、下はジャージ)、???(グレーっぽい上着、下着は紺か黒、下短パン。葉っぱを巻いている人物)の6名?
        →5話映像では、渡辺康介を除いて7名(女性2、男性5)映っている。長嶋(白パーカー)、青木マネージャ(えんじ色の上、ジーンズ)、もうひとりの女子(赤シャツお団子)、謎男1(黒っぽい上着、下着は英文字の書かれた黄色T、下はジャージ:5話では手前2名の左)、謎男2(グレーっぽい上着、下着は紺か黒、下短パン。葉っぱを巻いている人物:5話では机の向こうの床で寝ており手だけ見える)、謎男3(緑色?のTシャツに黒パンツ:5話では赤シャツお団子女子の隣)、謎男4(黒ジャージ?:5話では手前2名の右)、この謎男3と4が1話映像では映ってなかった?と思われる。
    • 食堂で1人で勉強をしている梨央に渡辺康介が近づき「寮のおじさん、まだ帰って来とらんの?」と不在を確認し、わざと荷物を落として梨央に拾わせている間にシチューに薬物を入れる。梨央がそれに気づかず食べきって「おやすみなさい」と声を掛け、家に帰ろうとする所で記憶を失う。
  • 渡辺康介が失踪する→2021年遺体で発見
    • 昏睡状態にした梨央を渡辺康介が物陰に引きずり込む。
    • 優がそれを見つけ携帯で撮影を開始し「何しとるんやさ」と声をかける。※優は帰宅したはずだったがそれほど時間が経過していないのか、あるいは戻ってきたのか?
    • 撮影されたことを知った渡辺康介と、何かの鉄の棒(テント用のペグらしい)を構えた優とが揉み合いになり(優が振り下ろした際にランプが割れる)、はずみで鉄の棒が渡辺康介の右腹に刺さる。渡辺康介は痛みを堪えながら陸上部旗を腹に当てるがそこで絶命する。優の携帯、梨央の服、陸上部旗が血まみれ。
      ※旗は2つ架かっている。
      1.渡辺康介が掴んだのは、周囲に黄色のフレンジがついた豪華な応援旗。台風接近時に取り入れたものではなく地区大会に持っていっていたもの。
      2.残った方は地区大会で女子高生がもっていたノボリではないかと思われる。
    • 時間経過は不明だが朝宮達雄が帰宅。鍵を開けると優が飛び出してくる。現場の様子を見て叫び声を上げ(長嶋が聞く)優を抱きしめながらしゃがみ込む。※背後から誰かが近づいている。
    • 渡辺康介の遺体を白いバンに載せ、勝手口の鍵を締め、県境7キロほどの富山南部浄水場から山中に入り、ドリームキャッチャー横を過ぎる。鉄塔下で服などを埋める。
  • ※描写の無いことなど 地区選考会が終わってから
    • 大輝:姉の結婚式に出るため、当日は午後早くに達雄とともに駅まで送ってもらい、その後大阪へ移動。23日が挙式だったようで写真を送ってきてる
    • 陸上部メンバー1:何名かは不明だが居酒屋で祝勝会。渡辺父メモによれば、少なくとも隅田、西村、武田、町田、藤井、岩田?がこれに参加している。ただし彼らが何時に戻ったのか不明でまったく描写がない。何かあれば気づいているはずで、長嶋が「あの日なにかあったのか?」となるはずもなく、16年ぶりの優勝でぱーっとやると語っており、当夜は戻っておらず翌日(試験出発日)もかなり遅かったのかも知れない。が、とにかく5話までは一切語られず不明。
    • 陸上部メンバー2(5名)+女子2名(1名は青木、もう1名はお団子赤シャツ)+渡辺康介:寮の部屋で大麻パーティ。達雄の叫び声までは全員寝ていた模様。青木マネージャの2021年の証言などが未だに無く、渡辺父にも会っているはずだが未描写。
    • 達雄:当日は14時過ぎに既に着替えて出発しており、組合の寄り合いで遅くなるといっている。何時に戻ったかは不明ながら、恐らく渡辺康介が気を失い(死んだかは不明)ほどなく梨央にかぶさった状態で帰宅して勝手口の鍵を開けた。その後は5話の告白通り行動し、朝4時過ぎに自宅に戻ると起きてきた梨央と玄関で鉢合わせた。その後朝風呂。ただし渡辺康介自身を埋めた描写がなく、また同時にもう1名誰かがいた様子でまだ謎は残る。
    • :「姉ちゃん起きて!」と叫んでいたが、父帰宅で鍵が開くと父に抱きついた。その後は不明で、朝4時過ぎには梨央の布団で寝ていた。いつ着替え、どうやって自宅まで戻ったのか?
    • 梨央:渡辺康介に仕込まれたシチューを流し込んで気を失い、父帰宅時も動かず昏睡している模様。その後描写がなく、朝4時過ぎに目を覚まし帰宅した父と鉢合わせる。洗濯機が動いているのに気づき、風呂を沸かし、入浴中の父と会話。その後寮でもお守りを探し出発。事件発生後、いつ着替え、どうやって自宅まで戻ったのか?
    • その他
      • 描写がないが、梨央のTシャツと旗は朝宮家に持ち帰り洗濯機に入れている。これは渡辺康介を埋めに行く前でないといけない。なおTシャツについては父の通夜に祖母宅納戸で発見し梨央が燃やしている。梨央のパーカや下の黒いスウェットはどこに行ったのか?
      • 勝手口近辺に大量にあった血痕はいつ処理したのか?泥だらけの靴で寮に戻ると泥も残るためこれも埋めに行く前か。
9月22日(金)
  • 梨央の出発の日。
  • 翌朝4時10分過ぎに目が覚める梨央。パジャマに着替えており、横には優が眠っている。左手に擦り傷があるのを発見する。慌てて父の布団を確認すると姿が見えない。
  • ちょうどそこへ疲労困憊状態の父が帰宅する。手には懐中電灯、泥だらけの靴。父「なんともないんか?大丈夫なんか?」「ごめんな。お父さんがもう少しはよう帰っとれば…ごめんな」と話す。「わたし…昨日…寮の食堂で勉強しとって…それで気づいたら布団で寝とった」と話すと、「覚えとらんのか?」と聞かれ「お父さん震えとる。すぐお風呂沸かすでな」という会話を交わす。
  • 風呂場に行くと洗濯機が回っており、中には血がついた梨央のTシャツとフレンジ付きの陸上部旗が入っていた。※陸上部旗は、白地に青い字で「白山大学 陸上競技部」とあり周囲に黄色のフレンジが付いているもの。
  • 風呂場でお守りなどの会話。
  • 見送りする父・達雄の衣装が23日に寮の応接ルームで倒れているときのものと異なる(見送り時[22日?]はグレーの丸首トレーナーにベージュ上着、23日はグレー襟付きシャツにオレンジ上着)ため、別の日ではないかと思われる。
    ・事件の翌22日朝に梨央は出発したように描写されるが、試験後に携帯を確認すると大輝から届いたメールの日時は「9/23土 15:10」となっている。城端駅から新高岡経由で東京駅まで移動すると(北陸新幹線開業前は)4時間半かかり、城端始発でも10時半着となり間に合わない。どうも22日に移動して東京で前泊し、翌23日が試験だった可能性が高い。
    ・試験開始は午前10時?父が手にしていた携帯に届いていた「試験終わった。手応えありです!」メールが「09/23(SAT)」で携帯の時刻は17時32分ごろ。
  • 後にわかったことで、この日達雄は車の買い替え要望書を大学に提出している。
9月23日(土)
  • 選考会の2日後
    • 午前3時、朝宮達雄は寮厨房に置いてある?パソコンで告白動画を撮影する。
    • 梨央の帝北大学薬学部の推薦入試日(9月23日)。梨央は10時から受験開始。試験後に携帯を確認すると大輝から届いたメールが届いており日時は「9/23土 15:10」だった。その後父に「試験終わった。手応えありです!」とメールしている。
    • 同日、寮夫である父が寮2階で倒れる(くも膜下出血)。優が学校から帰宅後「お父さん俺の携帯見つかった?学校にもなかったんよ」と言いながら寮の2階に登ると、父が椅子に座ったまま倒れていた。※このときは生きていたが1週間後に死亡。なぜ優が土曜日に午後まで学校に行っていたのかは不明。
    • 5話で優が語ったところによると「寮のみんなが救急車呼んでくれて、藤井さんが大丈夫や大丈夫やといって側におってくれて。姉ちゃん早く帰って来いって…そればーっか考えとった」、梨央「入試終わって帰ったら、よう頑張った。さすがは梨央やわーって言ってくれると思っとった。」ということになる。
10月1日(日)
  • 父の通夜:「失踪から10日目」
    • 祖母宅に父の遺体安置。弔問客が訪れる中、祖母に遺影用の写真を探すよう言われる。携帯で写真を撮っていた優に尋ねるが携帯を失くしたという。
    • 渡辺昭が寮を訪れ、藤井隼人が梨央を呼びに来る。「先週の木曜日にこの寮に遊びに来たみたいやけども、名前は渡辺康介ちゅうんやけども」と聞かれ「長嶋さん…」と訪問相手であった長嶋の名前を出す。名前を出された長嶋は動揺して「来ましたっ!来たけど…でもなんか…すぐ帰るとか言い出して…」といい青木も気まずそうに目をそらしている。さらに梨央に詰め寄る渡辺父に監督が「警察には届けたんですか?」「まだしとらん」「まずは警察に相談した方がええですよ」と言ったためか、その後岐阜県警が失踪事件として動き出し、村内に高白警察署のアナウンスが流れる。この捜索時にドリームキャッチャーと黒いひもが映る。
    • 父の遺影のための写真を探し続ける梨央。(納戸っぽい所で)黒いビニール袋を発見する。中には梨央のTシャツが入っていた。その夜、梨央はそのTシャツを燃やしてしまう。
10月2日?
  • 自宅にて父の葬式:
    • 喪服姿の弔問客が多数訪れる。東京からは加瀬が梓の代理で訪れる。
その後
  • その後
    • 優を祖母に預け東京の大学に通うことを決心する
    • 同日晩、大輝は梨央に告白するも、梨央が返事せず泣き崩れるのを励ますだけだった。このときまで右腕の傷が残っており、大輝に見られている
      ※なお10月1日に亡くなったとすれば四十九日は11月18日。実際にドラマでも祖母宅に祀られた祭壇にはまだ父・達雄のお骨箱と思しきものが置かれている。最近とくに都会では葬儀日(火葬日)に四十九日もやってしまうことが多いが、2006年の岐阜白川郷ではどうだったんだろうか。
  • 駅伝大会日&梨央出立日
    • 大輝は全国大学対抗駅伝大会に出場
      ※モデルになっていると思しき全日本大学駅伝対校選手権大会は2006年は11月5日(日)開催。
    • 同日、梨央は加瀬に伴われて東京へと旅立った。
      ※上の計算ではこの時点では四十九日も終えていない。よほど急いだのだろうか。

 

2.2007年(14年前)

  • 失踪から7ヶ月。
4月頃
  • 4月19日:大学構内で携帯を見る梨央「不明大学院生依然見つからず」。
  • 4月?日:長嶋透が大麻取締法違反で逮捕。大輝は青のUCLAスウェット。
    • 梨央は1人寂しくカボチャの煮物を食べた後、祖母宅の優に電話を掛ける(優は緑色の長Tに下七分丈Gパンか)。帰宅した兄・真田政信から週刊誌を見せられてこの事件を知る。
  • 4月?日
    • 優(青Tに赤い上着、下はクリーム色の七分丈パンツ)は騒ぎの渦中の学生寮を訪れるが大輝(白のNEW YORK)に伴われ帰宅する。
    • 東京でTVニュースを見る梨央。事件の中心人物と見られている渡辺康介は「行方不明大学院生」として父親の渡辺昭がTVに登場している。同じTVで、渡辺康介に性的暴行を受けたとして女性が被害届を提出(食事の途中に急にすごい眠気に襲われて…)されたと報道。入ってきた政信(オレンジTシャツ)に携帯を奪われる。
    • 母・梓の会社を訪れ帰郷を訴えるが騒ぎが落ち着いてからと言われてしまう。その晩加瀬と洋食屋で夕食を伴にする。
  • 4月?日:
    • マネージャ青木菜奈も渡辺康介のPC内に自分の写真があったと昼食のラーメンを食べながら大輝に告白する。※この時に大輝は梨央の手首の傷を思い出す。
    • 大輝は東京の企業から出ていた内定が取り消し、警察官採用試験を目標とする。青木菜奈は大学を退学。
    • 同日夕方、加瀬から借りた携帯で優に連絡する梨央。優はその電話を大輝に渡す。ここで大輝は警察を目指すことを伝え、梨央は誰にも甘えず自分ひとりで頑張る大輝と話して勇気づけられる。
  • 4月?日:
    • 梨央は会社を訪れてスーツ姿の加瀬と会い兄政信の一番大事にしてるものを聞き出す。
  • 4月28日:
    • 辛く当たっていた兄・真田政信に仕返しをする。公園で寝転び本を読んでいる加瀬に「ケータイ取り返してやりました!!」とメールしたのがが4月28日。
    • 同日、海岸で母から後継者の打診をされる。
雪の降る頃
  • 12月29日(土)
    • 白川郷の祖母宅に帰郷した梨央は弟から携帯に映った動画を見せられ消去する。これで渡辺康介事件当日の様子を認識する。携帯の日付が12月29日。
    • この後、弟・優も東京に転居し梨央と暮らし始める。「わたしと東京行こ?一緒におろうよー。姉ちゃんが優のことずーっと守るで。な?」。モノローグ「2人なら怖くなかった。離れ離れになるなんて…思わなかった。」→3話で真田邸で(梓、兄、梨央、優で)同居している様子が描かれた。

 

3.2012年(※2007年12月から5年後)

  • 弟(朝宮優)失踪。※「5年後、優は失踪した」のナレーションのみ。公式サイト相関図に「2012年に失踪した」の記載。机には白い携帯(2006年の事件時に失くしたもの)が置かれていた。
  • 失踪時の梨央への手紙

    姉ちゃんへ

    僕は、人を殺した。
    姉ちゃんが消してくれた記憶を僕は取りもどした。
    なかった事にはできない

  • 発見した梓が、梨央に「会いたくない」「朝宮優であることも、あなたときょうだいであることも捨てたいと」と伝え梨央に「その訳はあなたも知ってるって。どういう訳?」と聞くが、理由は答えられないという梨央に「月に一度は無事を知らせるように言っておいたから」と梓は言う。この葉書が梨央の部屋には大量に貼られている。9年間×12=108枚前後(失踪月と現在月との差が不明なので誤差あり)

 

4.2018年(3年前)

  • 梨央:真田ホールディングスの代表取締役に就任。同時に真田ウェルネスが創薬事業に進出。ウェルネスの本業は介護事業で従業員数2000名うち正社員800名。全国170施設。事業内容は介護付き有料老人ホーム訪問介護、デイサービス。

 

5.2021年

7月16日(金):
  • 富山県南砺市の山中で(渡辺康介の)白骨遺体が発見される
7月25日(日):
  • ※父死亡の10日前に身元判明。
  • 南砺市の山中で発見された白骨遺体が渡辺康介だと判明した。
  • 骨だけなので死因特定はできない。腸骨に傷があるため何かで刺された可能性がある。
7月29日(木):
  • 富山県警、渡辺父と連絡が取れなくなる。
  • ※この日から殺された8月3日まで毎日、渡辺父は真田ウェルネス社最寄り駅である二子玉川駅改札を通過した履歴あり。
8月2日(月):
  • 渡辺昭がホテル付近の喫茶店で優と面会し、青いビニール袋入りの現金を受け取る(喫茶店を出た防犯カメラ映像の時刻が15:42:46) ※「事件前日」なので8月3日じゃないかと思うが防犯カメラ日時は「08/02 15:42:47」で、ホテルの防犯カメラも8月2日
  • 16時03分:渡辺父が現金500万円をホテルに持ち帰る。被害者がホテルを出て戻るまで15分ほど。
  • 18時ごろ~23時:渡辺昭が真田ウェルネスを訪れ梨央に迫る。警備員の話で、5時間くらい(つまり18時ごろから)梨央を待ち伏せしていたという。橘しおりに渡したスケジュールによれば、同日19時~厚労省訪問、21時~楠木議員の面会。その後帰社し、会社玄関を通りかかった時の接触だと思われる。梨央と会社ロビーで接触した防犯カメラ映像が23:01。「あんた寮におった女の子やな。覚えておらんかね私のこと」などと叫んでいる。橘しおりにも写真を撮られており、この写真が後藤を通じて情報屋に渡る。
8月3日(火):
  • (現時点で何もなし)※渡辺父、この3日も二子玉川駅改札を通過。夜中前には公園に移動か。
8月4日(水):
  • ※白骨遺体発見の10日後
  • 00:08 梨央芝池公園近くの防犯カメラに写る。日時は「2021/08/04 00:08:55」※3話。桑田確認。渡辺康介について知ってることは何もないと話すと渡辺父は納得せず右腕を取ろうとしたのでそれを振り払い公園の外に走り出た。
  • 00:09 付近防犯カメラ32番映像に優らしき人物が写っている。
  • 00:42 梨央、渡辺父と話した後タクシーを拾い自宅に戻った。日時は「00:42:30」※4話
  • 午前4時53分世田谷区芝池公園内で水に浮いた遺体が発見。55分警察通報。
  • 駒沢署に設置された特別捜査本部で、大輝は駒沢署の桑田仁美とコンビを組むことになる。この時既に息子・渡辺康介の白骨遺体が発見済で、大輝から富山県警本部にいる藤井に渡辺康介の件を問い合わせている。遺留品のお守りの話。
  • 遺体は渡辺昭70歳。死亡推定時刻は当初8月3日午後11~翌4日午前1時。今朝4時頃犬の散歩中の住民が発見。池のそばに被害者以外の争った足跡痕複数あり。後頭部に挫創、頸部に圧迫痕。遺留品に「真田ウェルネスのホームページ等」と記載された紙片→大輝らが担当することとなり、ウェルネス社を訪問する。
  • (おそらく昼過ぎ)会社に到着した梨央は、待ち構えていた大輝に署での質問を求められ、それに応じる(「警視庁捜査一課の宮崎です」「失礼ですよ。さあしまってくださいそんなもの」「いい。宮崎さん、真田梨央です。はじめまして。警察の方がどういったご用件でしょうか?「おととい、御社を訪れた男性が今朝遺体で見つかりました。その件について署で話を聞かせてもらえますか?」「わかりました。伺います」)。同じ頃後藤は橘しおり及び情報屋と接触する。情報屋の防犯カメラの社内映像時刻が12:51。
  • 署での話が終わって梨央が帰社。部屋で待ち構えていた後藤と話をした後、後藤が梨央の部屋を出てエレベーターを待っている時刻が14:41。その後梨央は加瀬と遅めの昼食を取る。
  • 長い回想シーンを挟み、被害者の宿泊先が判明しホテルに大輝と桑田が急行する。ホテル金庫内から旧札500万円、その他真田ウェルネスのホームページを印刷したもの、渡辺父の手帳メモ(”犯人”の字にぐるぐる)を発見。
  • またその後に死亡推定時刻は午前0時~1時までに絞り込まれ、その前後1時間に防犯カメラに映った人物は32名。うち1名が梨央がいた。日時は「2021/08/04 00:08:55」
  • この頃、梓は後藤と会食。後藤は創薬事業で年3億、3年間で9億飛んだことを愚痴る。
  • 21時過ぎ、梨央自宅近くで不明車に襲われるが、大輝に救われる。周囲には加瀬の手配した「笠松」がおり、加瀬に報告を入れる。加瀬からの梨央受信、桑田からの大輝受信がそれぞれ21:21。※ただし笠松からの報告を受ける加瀬さんの腕時計(アナログ)は20:30:20?頃に見える
    • 不審車両の運転手は「森下貴史」。モリバイオテクノの元社長。真田ウェルネスが社員4名を引き抜いたため、会社が潰れたと主張。
  • 梨央と大輝は「もんじゃ峰」へと移動、2人きりで旧交を温める2人だったが、梨央は完全には腹を割って話してはいなかった。大輝が署に戻るために出たあと加瀬が「峰」に合流、想定問答通りに答えたかと確認する加瀬に梨央は頷いた。
  • 署に戻る大輝にフリーライター橘が接触するが回答は得られなかった。大輝は山尾係長と桑田に梨央の話を伝えた。
8月16日(月)
  • 酒井記念ホールで真田ウェルネス事業説明会。
  • 警察が4名?体制で警備する中、森下貴史が現れ警備員になりすまし一人で居た梨央を刃物で脅して駐車場に移動。事前に森下の車を発見していた大輝がそれを発見し追いかけるが先に加瀬が駆けつけて梨央をかばい、左腕に傷を負ってしまう。直後に大輝が駆けつけ、森下は現行犯逮捕された。
8月17日(火)
  • 後藤のモノローグ「私は自分を受け入れてくれたこの場所(真田ウェルネス)を何よりも大切に思う。寂しい人間と言われようと、それが私の人生だ。世の中には孤独と折り合いを付けられる人間とそうでない人間がいる。彼もおそらく私と同類だ」で会社前の優の顔が写る。橘しおりも会社前。
  • 後藤は、梨央の部屋を訪れ週刊誌記事について非難し、つまづくような事があれば責任を取るよう梨央に迫る。
  • 昼、梨央は梓および加瀬と会食。梓は梨央抜擢後も後藤が会社のために頑張ってきたことを話す。
  • 警察:渡辺父の行動履歴判明。7月29日~死亡した8月3日までウェルネス最寄り駅である二子玉川駅改札を毎日通過。「イヤホン男」こと情報屋の前後の足取りを追うよう指示がでる。
  • 後藤は橘しおり(黒いバン89-43)と会い、ペーパーカンパニーの存在を告げられ動揺する。鼻血を流す後藤に対して橘は笑いながらハンカチを差し出す。橘がまた連絡すると言って立ち去ると、後藤は情報屋に連絡して”橘しおりというフリーの記者”を調べるように指示。戸惑う優に対し「害虫です。何でもやると言ってきたのはアナタの方ですよね」と強制する。
  • 昼過ぎ、梨央は会社に到着。秘書から警視庁宮崎よりの訪問したい旨の連絡を受ける。
  • 13:55 大輝到着。渡辺父殺害日に公園近くを徘徊していたイヤホン男(情報屋)の情報を聞かれる。大輝は加瀬にも事件当日のことを聞く。加瀬は当日、午後11時半(23:30~)まで会社の社長室で梨央と打ち合わせ。その後退社。帰宅したのは「たぶん12時頃かと。防犯カメラはありません。一軒家なので」帰宅後梨央にメール。加瀬は任意の捜査である以上、今後自分を通さない対応は一切行わないと大輝たちを牽制する。
  • 後藤は情報屋から橘しおりの情報報告を受ける。情報屋の気になることとして、大学在学中に1年間(2006年9月~2007年8月)休学しておりその頃に両親が離婚という報告を受け、休学理由をさらに調査するよう指示する。
  • 橘は神奈川県横浜市戸塚区吉丘7-2-11メゾン笹垣302のペーパーカンパニーを調査。居住実態もないことを突き止める。4階建てボロアパート下2階はテナントか。
8月18日(水)
  • 梨央に関する「10の理由」記事が掲載。加瀬が携帯の繋がらない梨央を心配して自宅を訪れる。記事は同日「6:01」配信。創薬ラボから電話を受けた梨央と加瀬は治験を依頼している大学病院?へ急行した。
8月23日? ※株価チェックのニュースより
  • 大輝たちは梨央の行動を追っていたが見失い、大輝は梨央行きつけの店に一人で訪れる。TVでは法都大学の駅伝大会3年連続優勝を伝えていた。白山大学は7位でシード権獲得。
8月31日:定例役員会
  • 真田ウェルネスの定例役員会では、兄政信、後藤らの追求に梨央は追い込まれる。長田パートナーズからも追加投資を取りやめたいとの申し出があったと伝えられるが、恩師の助けもあり梨央は危機を脱する。
  • 同日、大輝らはついに情報屋生田誠の住所がマンスリーマンションの205号室であることを突き止める。そこへたまたま情報屋優が帰宅して鉢合わせてしまい、優は逃走を図る。優はなんとか踏切で大輝を振り切り逃げ切った。しかし住居を突き止められたためか、優は自ら大輝に連絡してPCの803フォルダを見るよう伝え「大ちゃん」と呼びかけ電話は切れた。捜査令状もなく無断進入した大輝は、PC内のフォルダを確認し動画を見る。大輝は「優…」と名前を口にする。
  • 17:02 同じ頃定例役員会を終えた梨央も優からの動画URLの入ったメールを受信する。そこには、深夜の公園で渡辺父と梨央がもみ合いながら会話をしている様子が写る。梨央が怒ったように振り払い立ち去ると、動画の撮影者が渡辺父に近づく。渡辺父が気づき、撮影者に食って掛かる。揉み合いになりカメラが激しく揺れ、池に突き落とす様子が写されていた。
  • さらに「グランセントラルビルの屋上で待ってる」との優からのメールを受け取った梨央は同ビル屋上へ向かい、そこで優と落ち会う。右腕の傷を見て梨央は幼い頃の転落事故を思い出す。「今までどこにおったんやさ。優?もう会えんかも知れんと思っとったんやよ?」と声をかける梨央。「本当はそのつもりやった。一生会わんつもりやったのに…」と語る優。「どっかでゆっくり話そう」と近づく梨央に優はたじろぎ、「動画、見たよな?」と口にし、続けて「ごめんな、姉ちゃん、やったのは、俺なんや」と告白する。

 

 

公式企画のヒント

緒方恵美と熱弁『最愛』しゃべくりルーム[第1回]

「緒方恵美と熱弁『最愛』しゃべくりルーム[第1回]」でプロデューサーより出されていたドラマP’sヒント。

  1. 1話のあるシーンで真犯人につながるヒントが映っている。思わず「そこにあったか!」と言いたくなるらしい。
  2. キーアイテムは幼少期の優が首からぶら下げているもの
    ・携帯 →携帯は2006年失踪事件後に紛失するがその後父の遺品から発見し2007年に梨央に映像を見せている
    ・「DON’T FORGET」と書かれたメモ帳?:2006年の9月、2007年の薬物取締事件時もぶら下げている
    ・さらに緑色のポシェットっぽいものもぶら下げている。
  3. 登場人物全員のセリフに注目。全員何かしらの隠し事をしている。物語とともに徐々に隠し事が明らかに。何がウソで何が本当なのかを皆さんには見極めていただきたい
緒方恵美と熱弁『最愛』しゃべくりルーム[第2回]

※第1回はTBS公式、第2回はよくわからないチャンネルで公開されている。

今後の展開を声優・緒方恵美が視聴者と一緒に予想「『最愛』しゃべくりルーム」第2回

視聴者のギモン

  1. 「最愛」と聞くと”赤”を連想させますがピンク。なぜなのか?
    → サスペンスだけではなくラブ要素もある作品なので真っ赤な強いイメージよりも優しいイメージのピンクに、また物語の始まりの時点では梨央が高校生ということもあり、大人のラブストーリーではなく若々しさ可愛さを感じられるピンクに寄せた。
  2. 梨央ママ(梓)が加瀬さんを含めて真田ファミリーとやたら言ってるし、お兄さんも「兄弟って感じがしない」って言っているので、もしかして加瀬さんが梨央パパ?
    → ないない!(笑) ちなみに訳の設定上の年齢が二人は9歳差

ドラマP’sヒント

  1. 4話のラストで梨央と大輝がみていた動画、これを次の放送までに隅々まで見返しておいてください。この動画が中盤では大きなキーポイントになります。
    緒方)暗闇の中に隠れていてよく見えなかったところに何かが仕込まれているとかそういうこと?
    緒方)見た目は優くんの耳のカメラで映している様な感じ
    山本恵里伽アナ)優くんの傷、右腕ですよね。それがしっかり映っていましたよね。
    緒方)あ、そっか。それが映っていたから(優)本人は本人…
    緒方)とりあえず私も帰ってもう一回見直してみたいと思います。みなさんもぜひ見直してください。
  2. 後半にかけてラブが加速しすぎてギョギョ!な展開に。ラブが胸アツすぎて発狂続出!加瀬と大輝がTwitterトレンドに上がってくるでしょう(笑) ※新井Pイチオシ

動画の気になる点

  • 最初は梨央と対面。梨央が右手に持っているのはスマホ?それを渡辺父の方に差し出すというか何かを聞かせてる?立ち去るときもそのまま持っている。→6話でハッキリと映っており、どうも渡辺父が持ち歩いている6穴手帳の1枚をちぎったものではないかと思われるが、何が書かれているのか、なぜ梨央が持ち帰ったのかは不明。
    対して渡辺父は途中から梨央の右手を掴み、膝を付き、懇願するような体勢。頭を下げる渡辺父に梨央はその手を振り払い、何かを言い放った後にスタスタと歩き去っている。渡辺父は膝をついたまま呆然としてそれを見送る。
    ※ここまで前半は梨央がタブレットで見ている画面構成
    6話での会話
    梨央「どういうことですか?全てを知っているって…何をご存知なんですか?」
    渡辺父「長い間調べてようやっとわかったわ。確信した。康介と…最後に話したのはやっぱりあんたや」
    梨央「私じゃありません」
    渡辺父「間違いないあんたや。(膝をつき懇願するように)康介に何があったんやろ。頼む!頼むで教えてもらえんかね ?頼むで…」
    梨央(昭の腕を振り払いながら)「お願いします!もう会いに来ないでください」と言い立ち去る。
    渡辺父(立ち去る梨央に)「何べんでも行くでね。何があったか…何が何でも話してもらうでねいいか!」
  • 梨央が立ち去るのを確認し、すぐに動画撮影者が渡辺父へと近づく。立ち上がりながら、近づいてくる撮影者に気づく渡辺父。一度大輝の顔に転換した後に画面に戻ると渡辺父が表情を一変させて撮影者に激しく詰め寄ってくる。
    ※ここまで大輝が優のPCで見ている画面構成。続いて梨央のタブレット
    撮影者と激しく揉み合う渡辺父。やがて撮影者側から両手が伸び、渡辺父のクビを掴む。渡辺父は撮影者の肩でも掴んでいるのかなぜか抵抗せず。
    ※ここで大輝がキーボードを探り、スペースキーを叩く
    梨央のタブレットに移り、首を締められた渡辺父がのけぞって画面から消え、水しぶきが上がる。
    ※動揺する梨央のアップ。続いて優からの2通目のメール着信
    6話での会話
    渡辺父「また金もってござったんか。金んちゃ(字幕は「金みたいなん」)いらんわ!」と言い捨て立ち去ろうとする
    優「息子さんと…息子さんと…最後に話したのは…僕です」「息子さんの命を奪ったのは…僕です」
    渡辺父「ええ加減なこと言うな!」と言いながら優に掴みかかる
    優「ごめんなさい!」
    渡辺父「ええ加減なこと言うな!」
    優「ごめんなさい!」
    渡辺父「嘘のこと言っとるんやないぞ!この野郎!」
    優「ごめんなさい!」
    渡辺父「なんでや!なんでやー!」
    優「ごめんなさい」
    渡辺父「あーっ!このーっ!」と言いながら優の首を締める ※加瀬がどちらが先に手を出したか…と言っているのはここ。優が必死に渡辺父の首を締め突き放そうとする
    渡辺父「なんで康介はっ…殺されなあかんのやっー!ああーっ!」バシャーンという水音

気づいたこと

  1. 同時かつ交互に見せられるため、視聴者は梨央と大輝が同じ動画を見ているように思い込まされるが、別々の動画を見ている可能性がある。また「YA55」というパスワードに何か意味があるのか?YAは朝宮優のイニシャルぽいが。
    〔梨央〕:y.asamiyaドメインのmovie/21-08-03ディレクトリ
    〔大輝〕:PC-各種フォルダ-803という名前の動画ファイル(変更日時は2021/08/04 07:21) ※優自身は「803というフォルダ見て」と喋っている。
  2. 梨央の右手の物体が何なのか?渡辺父に対して何かを示しているんだろうか?(動画を見せている?音声を聞かせている?)どうもそのまま持ち去っているのでスマホっぽいが。
  3. 渡辺父に詰め寄っているのは2人?撮影者が近づいた後、渡辺父は画面右側(渡辺父から見て左側)を二度ほど見ている。というよりカメラよりむしろ左の人物?に注意が寄っており、その後ようやくカメラ側に視線が向いてくる。いくら左耳にカメラがある(ので優の顔はやや右手寄りになる)とは言え、視線が偏り過ぎではないか。2名で近づいたとすれば説明しやすいが、その人物は動画後半どう動いたんだろうか。
  4. 大輝はなぜスペースキーを押した?動画を停止したのだとすると、なにか停止して確認したいものがあったのか?
  5. ページ一番上にも書いたが、優のパーカが不自然に両腕とも(傷がしっかり確認できるように?)キレイにめくれ上がっているのが気になる。そもそもこの撮影者は優なのか?
  6. 渡辺父の直接の死因は頸部圧迫によるものではないのではないか(のけぞってはいるがまだかなり元気)?しかし身長180cm以上の男が池に落ちて後頭部を挫創したにしても水しぶきがやけに小さいし、さらに底に泥が溜まっているような池なので水底に沈んでいる石で頭を打って死亡したとは現時点では考えにくい(そもそも後頭部というより首の後ろ耳たぶより下側、やや右寄りくらいのいわゆるツボ的な位置)。動画は一部分のみ見せたという可能性もある。※死体発見時の映像では池底の泥がへばりついてたし捜索員が腰まで浸かっていてやや深そうな池だった。
  7. 警察のおさえた防犯カメラ日時は梨央・優共に8月4日の00:08~00:09。梨央がタクシーで帰宅したのが00:42。梨央自宅がどれだけ離れているのかは不明だが、30分ほどの時間的な空白がある。しかし動画自体は数分も無い感じを受ける。梨央と優2人(渡辺父を入れて3人)は何をしていたのだろうか。
  8. 時系列的には、8月2日15時に優から渡辺父に500万受け渡し→翌日8月3日深夜(翌々日4日の0時)に公園で梨央と待ち合わせという流れで、なぜ渡辺父は500万を受け取った後も梨央に近づいたのか?500万はなんのためのお金なのか?普通に考えれば手打ち金的な”黙ってろ あるいはおとなしくしてろ”というお金のように考えるが…しかも梨央も真夜中に公園に向かうほどの要件があったとすればそれは何か。

 

 

緒方恵美が視聴者と一緒に予想「『最愛』しゃべくりルーム」第3回

今後の展開を予想

  1. 回想シーンで達雄さんの後ろに映る影は?
    その場にいて不自然じゃないのは陸上部員。
  2. 真犯人は梨央の実の兄・真田政信?
    わかりやすい関わりしかしていないところが気になる。そんな簡単に終わるわけはない。
  3. 後藤さんはみんなの想像の逆を行くのでは?
    ”会社をなんとかするためにやってきた”。そういう意味では”完全に悪い人”ではなくなってきている。

実はアドリブだったシーン

  • 5話で長嶋の子供が戻ってきた所に大輝が反応するところ。
  • 7話でホームセンターで予想以上に重かったので梨央がよろけ、加瀬がさっと持つシーン。
  • 優が料理するシーン。高橋文哉氏は料理人を目指していたため調理師免許を持っている

視聴者の疑問

  • なぜ加瀬さんはスイーツ店を知っていた?
    純粋に前々から気になっていたお店。照れたのは言ってみたいスイーツ店があったこと事態を恥ずかしがっていた。
  • 役者は犯人を知っているうえで演技しているのか?
    真犯人を知っているのは一部の役者のみ。スタッフ含めて大半が知らないため、撮影現場でも考察合戦になっている。もし自分が犯人だったらどうしようと不安がる役者も…
    →(緒方)最愛の現場にはスッと演じる役者が多いため、「どうしよう…」と思っている役者さんは大丈夫かもしれない。
  • 相関図にわざわざ出ている創薬ラボの所長と秘書も隠し事があるのか?
    →(緒方)所長はあってほしくない。秘書はちょっと怪しいかも知れない。
    →(山本アナ)緒方さん、的中でございます。
    Pコメ:所長は梨央に隠し事をしていない。100%味方。ただ秘書は・・・
    →(緒方)秘書さんは辛い役目を負われてたじゃないですか。頑張ってください!!

ドラマP’sヒント

  1. 7話の最後に後藤が引いていたスーツケース、この中身が今後の展開に絡んでくる。
    →(緒方)ストレートにいうとどなたかが亡くなっているご遺体?
    →(山本アナ)橘しおりなのかな?と私は思っちゃったんですけど…
    →(緒方)可能性はゼロではないかもしれない。
  2. しおりの死が大輝の未来を変える
    →(緒方)すでに7話で未来変わっちゃってるじゃないですか。警官でもなくなっちゃうってことですかね?顔を合わしちゃってるので…梨央ちゃんと3人ですけど。そこがまた何か山尾に見つかっちゃって管理官の方のところに行ってなにかになってしまうんですかね?
  3. 大輝がついに梨央に…!  と書かれています
    →(緒方)えっそこまで?(寸止め!?)7話の最後の方だって、一緒にカーペットを拭いて、手が重なった、ハって顔を見た、距離10cmみたいな。普通そこでいくでしょ!!
    →(山本アナ)ねえ!
    →(緒方)どうして笑って終わるんですかね
    →(山本アナ)そーなんですよ!
    →(緒方)皆さんはなんだと思いますか?
  4. 特別P’sヒント
    ずっとツダケン(山尾)さんと天音(藤井)くんを疑う緒方さんのためにプロデューサーが出した2人に関するヒント。

    1. 山尾のキャラ変にも注目。今までは可愛いキャラだったがどんどん本性を現していきます…
      →(緒方)ケモノになるっていうことですか?ちょっと…これはヤバいですね
    2. 藤井(天音)に関しては…ノーコメント(笑)
      →(緒方)えーっ!それはヒントじゃないでしょ!!ヒントじゃないですよね!!
      →(山本アナ)カッコ笑って書かれてますw
      →(緒方)カッコ笑じゃないですよ!!あ…てことは、やっぱり何かがあるんですよ。野獣化する津田健次郎(山尾)と…謎めく天音(藤井)

気づいたこと(感想)

  • 秘書と天音は怪しい要素あり。梓と政信もまだ裏が残されてそうだけどどうなんだろう…
  • 後藤が引いていたスーツケースは普通に考えれば真田のペーパーカンパニー関連の情報=真田ホールディングスの裏が入っているのではないかと思われるが…ということはやはり梓と政信があのまま終わるわけはないということなんだろうか。
  • しおりの死が大輝の未来を変える→所轄から再び捜査本部に戻ったりはしないんだろうか?まさかね…

 

 

伏線?

  • タイトル「最愛」
    • 最の”又”が下にずれている。愛の”心”・”夂”も微妙に右にずらしてある。
  • ポスタービジュアルの“サスペンスバージョン”
    • 役者12名が両手(吉高のみ)、あるいは片手を顔にかざした写真が使われている。デザイナーのコメントとして「12人の“サスペンスバージョン”は「人にはそれぞれ隠し事があり、パブリックなイメージの中で影も形もなくなっている」という部分を、演者様の手と共に表現しています。」と述べられている。
    • 酒匂芳(渡辺父)、及川光博、田中みなみ
      薬師丸ひろ子、吉高由里子、井浦新
      津田健次郎、松下洸平、光石研(父)
      佐久間由衣、奥野瑛太(兄)、高橋文哉(情報屋優)
  • 白山大学仲間
    • 公式サイト相関図の「過去」バージョン:
      • 宮崎大輝、藤井隼人、長嶋透、高城隆之介、青木菜奈(マネージャ)
      • ※なお地区選考会優勝時には、監督の他に、部員らしきメンバー9名、マネージャらしきメンバー4名が挨拶をしている。
    • 公式サイト相関図の「現在」バージョン:※つまり高城隆之介が消えた
      • 写真あり:宮崎大輝、藤井隼人
      • 写真なし:長嶋透、青木菜奈
  • 情報屋:優? → 4話で自ら告白した。また相関図でも「梨央の弟 朝宮優」と記述された。
    梨央の弟。2007年から梨央と共に東京で暮らしていたが、2012年に『僕は人を殺した』という手紙を残し、失踪。月に1度、無事を知らせる葉書を梨央に送るも、所在は不明。失踪後は生田誠(いくたまこと)と名乗り、後藤の指示で会社の情報や梨央の素行を調べる「情報屋」として素性を隠して生きてきた。
  • 森の中のドリームキャッチャーと黒いひも
  • 画面の色が変わるのは優の記憶がなくなりそうなときの演出だという。なお出血多量のシーンでも恐怖感を出さないようピンクにしているという。 ※公式Twitter質問への回答。
  • 2121年の殺人事件?※そもそも公式サイトの「はじめに」には、「過去の失踪事件から現在の連続殺人に至る一連の事件」と書かれており、2021年に起こるのは渡辺父殺害事件だけではないことがわかる。
    1. 1話冒頭で描かれる右手に血の着いた梨央が警察に連行されるシーン。梨央の衣装は白衣の下は赤っぽい上下。パトカーに乗る際に髪の毛をかきあげ、血が右額こめかみ付近に着く。連行メンバーに大輝は映っていない。
    2. 2話ラストではナイフを構えた誰かと梨央が映る。梨央の衣装は黒いスーツでネックレス、右胸上部に何かのバッジ(真田ウェルネスの社章?)。→これについては3話で梨央誘拐未遂事件として描かれた。
    3. 5話の予告では、橘しおりっぽい人物が額に血をにじませて袋詰された様子が写った。
なお映像は(当然ながら)かなり注意深く映り込むものが絞り込まれており、例えば1話で通夜の晩に大輝と話すシーンでは大輝は梨央の腕の傷には気がついていない(気がつく描写もないし、動作的に気が付けない位置関係になっている)が、2話(青木との会話後の大輝回想)で同じシーンが違う角度から描写され大輝が腕の傷に気づく場面が挿入された。つまるところ、現状あるシーンで写っていないからといって、その場に居なかった、あるいは見ていなかったと断定するのは現時点では難しい。

その他よく見かける疑問など整理

学生寮と朝宮宅と祖母宅の関係(男子寮の構造)

学生寮と朝宮宅と祖母宅の関係:
  • 学生寮と朝宮宅と祖母宅の関係:それぞれ別に存在する。
    • 学生寮(男子寮):※父・達雄はこの男子寮の寮夫。女子寮も別に存在すると思われる。
      男子寮全景

      正玄関は↑図で建物右側、勝手口は左側だと思われる。正面が食堂。

      • 勝手口(渡辺康介が死亡した場所、姉の結婚式に出る大輝とわかれた場所、長嶋の手引で女子2名が夜に侵入した場所、試験前にお守りを探す途中に父と会話した場所)。夜には施錠されるが、長嶋が女子を引き入れたように寮生が中から解錠可能。
        右側に見えるのが備品庫?への通路。左側には扉が2つあるが、手前側が調理場に出る(梨央が出てきた)扉で、奥側(入口側で旗をかけている扉)は使われていない?
        勝手口内側

        勝手口外観
      • もう一つの正玄関:(青シャツを着た渡辺康介が入ってきた場所、渡辺父が来た際に写る場所、麻薬発覚後大輝らが掃除していた場所)。上の勝手口にはないフロントがあり、梨央から入館記録に名前を記入するように求められる。写っていないが右の方に厨房や勝手口がある

      • 食堂:かなり広めのスペースで左側の窓はトラックに面している。

        梨央が試験前に勉強をしていた場所。渡辺康介に話しかけられた梨央は、慌てて調理場で片付けをして帰宅しようとする。調理場は上図では右側の奥。
        逆側を写した↓図では調理場は左奥、画面奥側に階段があり、正玄関はさらにその左奥にある。右側奥に優が勉強をしていた応接セットが見える。事件の日優は、食堂から正玄関を通って帰ろうとし、途中で渡辺康介に気づいて梨央に声をかけ、その隙に長嶋が女性2人を(反対側にある)勝手口から招き入れたという流れになる。
      • 調理場:食堂の隣か。奥に見える扉は夜間施錠される勝手口通路に出る。

        この男子寮のロケ地は「本栖湖スポーツセンター」で、同サイトの施設全体マップを見ると厨房と倉庫の間の通路が渡辺康介事件の現場。食堂の上の吹き抜けエリアが5話で父のパソコンを見ていた場所とわかる。

        ※寮全体の構造を把握する目的で本栖湖スポーツセンター|施設ガイドから引用
      • なお葬儀後の夜に大輝と2人で話す際に写る祖母宅すぐそばと思われる寮っぽい下図建物は不明(短い会話の間に祖母宅からこの場面に代わり、再び祖母宅に戻る)。すぐ隣が男子学生寮なら優は祖母宅に帰れば済む話しなので、もしかすると女子寮の設定なのかも知れない。右奥に見えるのが遊具(滑り台)なので幼稚園でもあるのか。
    • 朝宮宅:父・達雄、梨央、弟・優たちの家
      • 普通の民家で瓦葺きの白壁。祖母宅に比べるとかなり新しい感じ。
      • 事件翌朝に父と会話する風呂場のシーンや、夜更けに梨央のTシャツを洗濯してるシーンなどはこの朝宮家。葬儀を行った場所で、上図は代理で弔問に訪れた加瀬のシーン。※なお優に生母が違う話をするのは火葬場で、この実家とは別。
    • 祖母宅:
      • 茅葺屋根の合掌造りの家。梨央上京後の優はこの祖母宅にいる。病院での看取り後、遺体はまずこちらに運んだようだ。

        通夜の晩に訪れた大輝と語り合う場面
      • 納戸(2階):病院に行く優を呼びに来た時に優が居た場所(日中は家には誰も居ないため祖母宅に居る設定か)。後に父の遺影用の写真を探す梨央がTシャツを見つける場所でもある(この時祖母は階下から呼びかけており急そうな階段が写る)。しかし優は病院に行く前に何をしてたんだろうか…

主に2006年9月~上京まで

主に2006年9月~上京まで:
  • なぜ渡辺康介はあの夜を選んだ?:長嶋から情報を得ていた(あるいは長嶋が呼んだ)と考えるのが妥当か。当日夜は祝勝会で多くのメンバーが外食かつ寮夫が組合の会合で外出するという情報を得ていた。しかし勝ったからいいものの負けたらどうしていたのか。または勝って祝勝会が決まったから好都合ということで急遽その晩に決まったのか。
  • 渡辺康介と渡辺父との関係:渡辺康介の実家=父の家は裕福には見えない造りであり、父の身なりも当時55歳にしてはあまり気を使っていない普段着で登場するが、渡辺康介自身は結構派手な身なりをしている。薬物で儲けていたのか?
  • 渡辺康介は誰が殺した?:2話で優の携帯電話の撮影動画を見るシーンがあり、もみ合っている途中で弟・優の持っていた鉄の棒が刺さったと描かれた(優が振り下ろした際に電球が割れる→渡辺康介が片方を持つ→両者で棒を引っ張り合い→優の手から外れはずみで渡辺康介の右腹に刺さる)。その後苦しんで倒れ込んだ際にさらに深く刺さってしまい(これが致命傷か)、その後棒を引き抜いて梨央のところまで這いずっていくが絶命した模様。※その後朝までの間に何があったのかは2話では未描写。もしかすると父・達雄が帰宅した際にもまだ絶命していなかったり、あるいは父帰宅までの間に大学生(寮に残ったメンバー)が関与した可能性はあるが描写されていない。
  • 渡辺康介の死体は誰が処分した?:泥で汚れた靴などの間接的な描写により父・達雄が埋めたらしいことしか判明していない。帰宅時の疲労困憊の状態から一人で埋めたのではないかと思われる。おそらく、帰宅して惨状に気づき、梨央や優を着替えさせた上で寝かせ、血痕が付着しているTシャツを洗濯機にかけ、その後遺体を山中で処理、帰宅時に目が覚めた梨央と鉢合わせになる(Tシャツを祖母宅に隠すのはこの後か)という流れではないかと想像できるが、渡辺康介が倒れて以降、父早朝帰宅以前の現場での描写がないため不明。描写された範囲では、渡辺康介の死体遺棄容疑としては父・達雄のみが関与しており、その父自身も直後に倒れ、1週間後に病死してしまっているということになる。
  • 渡辺康介が倒れた現場の丸イスは誰が置いた?:寮の勝手口に続く通路だと思われるところに置かれている丸イスのこと。この丸イスがある時を境に突如出現する。扉側にはパイプ椅子も置かれているがそれとは別。未描写のため不明。
    1. 大輝が姉の結婚式に出発する前のシーンでは丸イスはない(旗がかかっている)
    2. 2話の優の撮影動画でも丸イスはない(旗が2つかかっている)
    3. 渡辺康介が這いずり梨央にかぶさるシーンでも丸イスはない(血止めしたかったのかここで旗を1つ取りお腹に当てている)
    4. 自宅風呂の父と会話したあと梨央が寮に行き床の血痕を見つけるシーンで丸イスが置かれている
      ※描写されている範囲では、梨央は気を失ってからこの時まで寮には行っていない。なのでその直前のシーンで食堂や調理場でお守りを探している。
    5. 試験出発前に父が覗いて会話したシーンでも丸イスが置かれたまま
    6. その後は不明
      ※渡辺父が現れ騒ぐシーンでは勝手口は写らず。寮夫である父が亡くなったためか、その後寮を訪れるシーンは描かれない。
    7. 5話で梨央と優が勝手口から入った際にはレイアウトがやや変わっており(扉付近がきれいに片付き消火器が移動した)、また丸イスは無くなっていた。
  • 「お守り」はどう移動した?
    1. 地区選考会前に梨央が部員に渡す
      ※少なくとも部員には渡している様子で、地区選考会優勝後に大輝以外の8名がお守りらしきものを取り出し見せるシーンが描かれる。監督とマネージャは写らないため渡したかどうかは不明だがカメラが切り替わった直後のシーンで持っていない。つまり確認できるものでお守り自体は少なくとも9個存在する。もちろん大輝メモが入っているお守りは1つ。
    2. 選考会優勝後、父・達雄と駅へ向かう前の大輝が、寮の勝手口で合格祈願として梨央に梨央に贈り返す。2人が出発した後、梨央はお守りを眺める
    3. その晩、寮の食堂で夕食を食べながらお守りをスウェットパンツ(Yと刺繍?のあるグレーっぽいもの)のポケットから取り出し眺め、この時「必勝合格!百戦百勝!」と書かれたメモに気づき「直接言いないよー」と照れる。この時お守り自体は机の上に置いている。直後に渡辺康介が現れ、次に机に戻った時にはお守りは仕舞われており見当たらない。
      ※結局ここでは取り出すところだけが描かれている。
    4. 次の日の朝風呂のシーンで「昨日あたしが着とった服どこにあるか知らん?ポケットにお守りが入っとるんやけど」と聞いている。※つまり梨央はスウェットパンツに入れたと思っている。早朝に洗濯機を覗いたときは慌てる様子もなかったので、洗濯機内には(スウェットパンツ等は)なかったと見ていいだろうと思われる。
    5. その後描写なし
    6. 15年後、渡辺康介の遺留品として発見される
      ・つまり梨央がお守りを探していて発見するのはTシャツだが、お守りを入れていたのはスウェットパンツのポケット。洗濯していたのはTシャツ(とフレンジ付き陸上部旗)で、試験の朝に家の納戸?で発見した黒ビニール袋から取り出すのもTシャツ、燃やすのもTシャツ。スウェットパンツとオレンジパーカはどこに消えたのか?は不明。
      ・ただ梨央に覆いかぶさった渡辺康介の位置から見てスウェットパンツやオレンジパーカにも血痕が付いている可能性は高く(優の携帯にも血がついている)、父が渡辺康介と一緒に処分したのだろうか。
      ・なぜ上着(Tシャツ)だけ家に隠し、スウェットパンツ(お守り)を渡辺康介と一緒に埋めたのかは現時点ではわからない。渡辺康介は陸上部員ではない(どころか大学院生)ためお守りを持っているのは不自然。
  • 父・達雄の死亡日は?:即日亡くなったと勘違いしている人が多いようだが、寮の2Fで発見されてから1週間後に死亡している。祖母宅で遺体側のシーンから藤井隼人が呼びに来て寮に移動する。ここで「失踪から10日目」とキャプションが入るため、失踪を21日(地区選考会日)とすると10月1日になると思われる。近所の人の話し声で「くも膜下出血?」「まだ1週間やろ」と聞こえるため、倒れた23日から1週間で30日、10月1日には既に葬儀屋の準備したらしき五色旗(黄・白・紫・白・青)や案内板も立っており、おそらくだが前日夜中に死亡確認後祖母宅に早朝までに安置したのではなかろうか。”失踪”を何日にするかにより前後するが、父が死亡したのは9月30日~遅くとも10月2日と見て良いと思われる。
  • 「先週の木曜日」?:藤井に呼ばれて寮に顔を出した梨央に対して、渡辺父は「息子やけども。先週の木曜日にこの寮に遊びに来たみたいやけども、名前は渡辺康介ちゅうんやけども」とまくしたてる。しかしこの日(失踪から10日後)は10月1日(日)で、通常流通している日曜始まりのカレンダーでは”先週の木曜日”は9月28日になる。おそらく先々週の木曜の誤りじゃないかと思われ、ちょっと矛盾している。渡辺父が混乱しているのか?
  • 渡辺康介の死体発見現場は?父・達雄は何故そこに行ったのか?:死体発見現場は「富山県南砺市」以外の詳しい場所は未描写だと思われる。寮のあった場所は岐阜県白川村で「富山県南砺市」と隣接しており、県境近くの山中だとすれば国道156号で寮から数キロ範囲内にある。藤井は現在富山県警におり所轄であるような描写がされる。「出身富山でしたよね?」と聞かれた大輝も「いや岐阜。富山すぐだけど」と言っているように、岐阜県の北端にある白川村からは、富山(南砺市)はかなり身近なところになる。なお梨央が受験のために鉄道で出発する駅は「じょうはな(城端)」と書かれており、富山県南砺市にあるJR西日本城端線の終着駅である城端駅だとわかる。Wikipediaの白川村のページでも、「県南部の美濃地域よりも富山県や石川県へのほうが移動距離が小さい」と記述されている。
  • 乱痴気騒ぎしていたメンバーに気づかれなかったのか?:台風接近という描写がされており、さらに酔っ払って騒いでいる(さらに薬物摂取状態?)ため物音に気づかなかったのかも知れない。渡辺康介も梨央を襲う際に「朝んなったらぜーんぶ忘れとるわ」といっている。なお渡辺父に問い詰められた長嶋は「来ましたっ!来たけど…でもなんか…すぐ帰るとか言い出して…」といい青木も気まずそうに目をそらしている。相関図現在版に長嶋と青木が残っており、何らかの事件に関与していた可能性は残されている。
  • 青木菜奈(マネージャ)は大輝になぜ「私は被害者じゃない」と言っている?:自らも性的被害などは受けている(渡辺康介のPC内に裸体写真があった。「女の裸撮って保存しとったみたい。そん中にあたしの写真もあった。回りでもやられとった子がけっこうおった。」)ものの、自ら夜間男子寮に侵入するなど積極的に関与しており(「怒っとるんやろ。あたしらがやったこと」)、結果的にその事が多くの部員の将来を狂わせたという負い目があるためではないかと思われる。
  • 渡辺康介がかわいそう:渡辺父が必死なためついつい誤魔化されそうになるが、彼自身は19名もの女性に対して性犯罪を犯している立派な犯罪者である(ドラマの設定上の話)。裸写真を撮影されたマネージャも被害者で、梨央自身(性的被害はないにしろ薬を飲ませて睡眠させたので傷害罪は確定か)も被害者。彼女たちに(渡辺康介に対する)落ち度があったとは描写されておらず一方的に身近に居た女性ということだけで被害を被っている。マネージャは大学も中退するなど人生を狂わされている。しかも彼女たちは(1人を除いて)被害を訴え出てもいない。これについては3話で桑田刑事が怒った通りである。
    ・だからといって渡辺康介が殺されて良いわけではもちろんないが、その死亡原因については(優と揉み合った際の)”事故”なんじゃないかという余地を残しておりまだまだよくわからない。
  • 渡辺父がかわいそう:確かに渡辺父自身は犯罪を犯したわけでもなさそう(ただし営業妨害・不法侵入的な余地はある)で、現時点では殺害に対しては一方的な被害者ではある。渡辺父を演ずる俳優さんの演技が鬼気迫るものがあるため誤魔化されそうになるが、冷静に考えるとおかしな点がいっぱいある。
    ・なぜ渡辺康介の失踪後10日経つまで(父・達雄の通夜の日まで)探さなかったのか?なぜ突然鬼気迫る勢いで、しかも警察にも通報せず自ら探し始めたのか?(渡辺康介の性格で学生寮に行くとわざわざ説明したのだろうか?)執拗に手帳にメモする癖は何か裏があるのか?梨央を怪しむにしろ、富山県警や警視庁に梨央など関係者の情報を伝えたほうが良いのではないか?優から500万をゲットした後に梨央に迫った理由は?殺害前日8月3日に何をしていたのか?などまだまだ描かれていない謎がいっぱいある。
  • 洗濯機の中身は?:襲われた際に梨央が来ていたTシャツとフレンジ付き陸上部旗が見えている。他にも入っているようだがわからない。しかしその後、梨央が燃やしていたのは祖母宅納戸で発見したTシャツだけ。
  • 渡辺康介遺体発見現場近くにぶら下がっているドリームキャッチャーは?:説明されていない。
  • 加瀬と梨央の上京ルートが不明:この日は駅伝大会の日でもあり、梨央は途中”北信越タクシー”を止めて大輝の走りを歩道橋から見守り、その後タクシーに戻っている。この駅伝大会のコースが謎だと指摘されている。タクシー乗車中の梨央・加瀬と、大会で走っている大輝が並走し、その後タクシー車中で加瀬が「飛行機ではなく新幹線にしましょうか」と会話している(「東京へ行くのは明日でも…」と言っており”(飛行機の時刻に間に合わせて急がずに)遅らせましょうか”という意味だと思われる)。梨央は受験の際にも富山ルートで移動しており、この日の加瀬たちも富山ルート(富山空港あるいは石川県の小松空港?)で移動した可能性が高い。いっぽう駅伝大会のモデルは「全日本大学駅伝対校選手権大会」のようで、そうなると出発地点は本来は熱田神宮ではないかと思われる(神宮門前の国道19号線らしい)。なおゴールは伊勢神宮宇治橋。しかしドラマでは「伊勢の地を出発します」といっている。いずれにしろ白川を出た後のタクシーの走行ルートが不明になる。なおモデルになっている駅伝大会は毎年11月第1日曜日に開催されるとのことで、実際に2006年は11月5日に開催されている。それに従えば梨央と加瀬は11月5日(日)に東京に向かったことになる。
  • 駅伝大会で梨央と大輝がすれ違う歩道橋で携帯電話が写っている?:崩れ落ちる大輝の手前にぼんやりと白いものが写っているが、これはその前のシーンでも何箇所か写っており、歩道橋の構造物ではないかと思われる。
  • 通夜の日に梨央を呼びに来た人物は?:梨央が優に、携帯で撮った父の写真がないか聞いている時に後ろで、祖母が「別の日にしてもらってもええかな?」と断ると、「大変なときにすみませんでした」というやり取りが聞こえる。これは寮に渡辺父が来たため、藤井隼人が梨央を呼びに来ている(字幕では梨央の「藤井さん?」という文字が入る)。その後、寮のシーンで梨央が渡辺父に詰め寄られる。遺体を安置している祖母宅が薄暗いのに対して寮は真っ昼間で明るいため、ここで場面(日付)転換があったと勘違いしている人(藤井は何の用で呼びに来たのか?と疑問に思っている人)が多いようだ。
  • 藤井は足を引きずってる?:問題のシーンは1話の父達雄の葬儀で、東京から梓の代理で来た加瀬が香典を探して梨央に渡すシーン。2人の後ろに香典を納める列が映っているが、その中に藤井がおり、前に進む時に確かに右足を庇うようなびっこを引くような動きをする。
    ※なお藤井は劇中でも実際に右足をケガしたことがある設定で、父の通夜の晩に大輝と話す時に回想シーンで練習中に足を痛め梨央に励まされる映像が流れる。しかしその後には大輝も左足をケガ?してる様子も流れる上に、後述するような映像も流れるため、これは直接は関係ないものと思われる。

    ・これより前の藤井と言えば、事件の日に「梨央ちゃんは(居酒屋に)行かんか?」と声をかけて梨央は試験だからというところと、優が台風接近ニュースを見ている前をふざけて横切るシーン、達雄が寮で倒れていた時に「動かすなって!」と叫び(優が登ってきたのとは反対側の)階段を駆け上りながら近づき長嶋を払いのけるシーンがあるが、いずれも足を引きずったり気にしているような様子はない。

    ※達雄が倒れていたのは、上掲したロケ地マップの「ラウンジDeCK」で、両側から階段を登った2F踊り場通路的なエリアににソファが置いてある場所だと思われる。

    ・また香典を納めた後、大輝に「せんぱーい誰ですか?あの人(加瀬)」と会話しているが、この時には右足を軸にして左足を交差させている。もし引きずるほど足が痛いのならこんな動きはしないのではないか。

主に2話~3話

主に2話~3話:
  • 橘しおり(田中みな実)はなぜ梨央を追っている?:フリーライターで「週刊討論」の記者。後藤信介(及川)の依頼を受けて動いている。そのために梨央のスケジュールまで渡されており、行く先々で待機している。※ただしこのスケジュールを渡したのが4日。橘しおりは2日(渡辺父訪問日)、スケジュールもわからないのになぜ会社に深夜まで張り付いていたのか?
    • 後藤が渡した今週の社長(梨央)のスケジュール
    • 8/1(日) 20:00~ 海野教授(ラボ)
    • 8/2(月) 19:00~ 厚生労働省訪問(厚労省)
           21:00~ 楠木議員(1201)
    • 8/3(火) 20:00~ PMDA大木室長訪問(新興材ビル)
    • 8/4(水) 18:00~ 吉田先生面談(高都3F-6)
           19:30~ 梓さんと会食 →キャンセルしたもの
    • 8/5(木) 17:00~ 谷川先生と面談
           18:00~ 臨床試験病院進捗検討
           20:00~ 経産省北村さん
    • 8/6(金) 20:00~東京株式ファンド菱本専務
           22:00~ 財務相 溝口さん
    • 8/7(土) 18:00~ 厚労省 清水さん
  • 情報屋は誰?:ホクロの位置などから弟・優だとされているようです。なお弟はナレーションのみで2012年に失踪しており、その後の描写はされていませんが梨央や祖母らが探している(心配している)という描写もなされない。→ 4話では自ら朝宮優であると告白している。
    後藤は、フリージャーナリスト橘しおりには会社の駐車場?で接触しているにも関わらず、こちらの情報屋とはかなり神経を使って連絡を取っている。優は、橘しおりから入手したと思しき写真(会社入り口で暴れる渡辺父)を渡され、「関係を詳しく調べてください。早急に。」と指示を受けている。その後情報屋の方から「真田梨央の件はもっと調べますか?」と確認し、「潰すまでやりますよ」という後藤に「…わかりました」と時間を置いて返事している。
  • 後藤信介(及川)は何故梨央を狙っている?:公式サイトの相関図では、彼は真田ウェルネスの専務で、梓の父(つまり梨央・政信たちの祖父)の代から真田ホールディングスに仕えてきた古参社員で、梓の父からは真田ウェルネスの後継者の座を約束されていたと記載されている。しかしその後梨央が現れ、その座を奪われたという。今後の展開で梨央を狙うのに一番好都合なバックボーンを持っている。その目的のためか、フリージャーナリストの橘しおりと情報屋を使っている。
  • 加瀬さんは何者?梨央の血縁者?:これも公式サイトの相関図にかかれている。それによれば、早くに両親を亡くしながら東大法学部を主席で卒業した努力の人で、真田ホールディングスの法務部に所属しているという。岐阜時代にも梓の指示で定期的に梨央の様子を見に行っていたという。そのため、祖母なども顔見知りの関係だった。なお4話後に公開された「『最愛』しゃべくりルーム」では梨央と加瀬は9歳差と明かされている。加瀬が22歳で東大法学部を卒業したとき梨央は13歳、2006年の事件時梨央18歳で葬儀に来た加瀬が27歳。そこから15年経って、梨央は33歳、加瀬は現在42歳。
  • 2話ラストで梨央を襲った人間は?:3話で森下貴史なる人物だと判明し逮捕された。あの現場には、梨央、大輝、「笠松」、「森下」(襲った車の運転手)の4名が居たことになる。
  • 「笠松です」は何者?:描写された範囲では加瀬が雇っている(もしくは部下の)人間だと思われる。白ワゴンで梨央自宅近辺を見張っており、若い男(大輝)が張り込んでいたと加瀬に報告している。
  • 父・達雄は誰かに殺された?:寮の2階で倒れているところを息子(弟・優)に発見され、その後「1週間」後にくも膜下出血により病死した模様。誰かが関与した可能性は残っているが、(倒れてから1週間後の死亡を考慮すると)おそらく2日前(9月21日~22日早朝)の無理がたたって倒れたのではないか。
  • 父・達雄はなぜ離婚した?:相関図後藤の説明からすると真田ホールディングスは真田梓の父が創業(もしくは事業拡大)したらしく、梓はその跡取り娘である。朝宮達雄は婿入する事を迫られたが、それを嫌い離婚したと真田政信の口から説明されている。その離婚の際に、父・達雄は2人を引き取ると言い母・梓もそれに同意していたというが、政信は母・梓にと言うよりも真田家(梓の父か?)に後継者候補として引き取られ、梨央は父・達雄に引き取られたということになる。
  • 兄・真田政信はなぜ父・達雄と妹・梨央を嫌っている?:2話の加瀬を含む4人での会食シーン(麻薬事件発覚前)で、梨央「父は政信さんにも会いたがってました」、政信「俺は会いたくねえし」、梨央「ずっと会いたがってました」の後に、政信は「お前小さかったから覚えてないだろうけど家出ていったのはアイツだよ?」「逃げたんだよ?アイツは。婿養子に入って責任負うのも嫌、嫁が社長になって格差が出るのも嫌。どっちも嫌で逃げたクズ…」「クズはクズだろ」とまで言い切っている。このやり取りからすると、まだ梓が社長になっていない時代に別れたようだ。またこの経緯から政信は、父に対して(捨てられたという?)歪んだ感情を抱いており、梨央に対しても同様に嫌っているようだ。梨央は高校生まで梓や加瀬とは何度か会っていたようだが政信とは会っていなかったようだ。
  • 兄はどこに消えた?:公式サイト相関図で「真田ビジネスサービス社長」となっており、顔写真も短髪になっている。母は真田ホールディングスの社長。梨央はその傘下の真田ウェルネスの社長という状況。4話で登場予定の模様。髪の毛が少し長めだったの(梨央の携帯を取り上げていた頃)は14年前の2007年4月時点のこと。
  • 渡辺父の持っていた旧札は誰から?:おそらく真田家あたりから出ていると思われるが、2話では未描写→3話では喫茶店で渡辺父に渡す優の映像が流れた(出処は不明)。
    ・なお「旧札」と言っているが旧紙幣(一万円紙幣D号券、裏面がキジ)ではなく現行の1万円紙幣デザイン(E号券、裏面が鳳凰像)。帯封のいわゆるピン札じゃないのは、足がつかない(警察が引き出し銀行など出処を追えない)という理由付けではないかと思われる。3話予告では「被害者が現金を持ち帰ったのは事件前日の午後4時3分」と大輝が話している。※つまり8月3日午後4時。のはずだが、防犯カメラ映像では8月2日のようだ。
  • 〔※追加分〕赤バッジはどういう意味?:捜査本部のメンバーのうち一部がつけている赤バッジは、捜査一課所属を意味するバッジで、「Search 1 Select(選ばれし捜査一課員) Metropolitan Police Department(警視庁)」を略した「S1S mpd」という文字を図案化したもの。架空の物ではなく実際に運用されているバッジで、他の刑事ドラマでも(当然レプリカの)バッジを付けている。「最愛」では山尾係長も大輝もレプリカバッジを付けているが、桑子こと桑田刑事は所轄である駒沢署の刑事なので付けていない。
  • ※追加分〕ビニールの仕切り(ビニールカーテン)を開けている人物は誰?何をしている?:1話の中盤、祖母宅で血まみれのTシャツを見つけて驚き始まる回想シーンで、渡辺康介が「怖くないでな~」と話した直後、①誰かがビニール仕切りを左手で開ける謎なカットが写る。②その後電球が割れ、③体が崩れ同時に手が下がっていくように見える。普通に考えると、梨央が気づいて抵抗しようとして手を上げた時にカーテンを開けるような動作になったように見えるが、後に掲げる図の梨央の倒れている位置と、後ろに写る旗との位置関係でも少し無理があるように見える。また電球が割れた後の後半、手の平を上側にして手が(肩の方に)下がっていくが、渡辺康介がかぶさってきたときには梨央の左手は上がっておらず手の甲を上側にお腹のあたりに置かれている。
    ・次に2話冒頭梨央ナレーションで過去振り返りのシーンでは、今度は②電球が割れた後に同じカット(①前半の開ける所のみ)が1秒弱入る。なぜ2話では割れ電球と入れ替えたのか?時系列はどうなっているのか。なお②の割れ電球カットは、優が鉄の棒を振り下ろした際のもので、映っている周囲の状況も全く変化がなく同じカットだと思われる。
    ・左手は手首をケガをしている様子もありどうも梨央っぽいが、しかし同じ2話の優の携帯再生時にはビニール仕切りを開けるシーンはない。梨央は調理場で意識を失って倒れ、渡辺康介に通路まで引きずられ、その後を追いかけるように着いていった優が発見する。手に傷ができたのが渡辺康介が死んだ時までだとしても(そもそもいつできたのか明確な描写がない?)、その後何かがあったのか。
    ・なおビニール仕切りがある場所は、陸上部旗をかけている扉の反対側(つまり通路で外側を向いて右手、調理場とは反対側)にあることが確認できるが、それ以外の場所では不明。旗が後ろに見えるため、(渡辺が倒れた後に)気がついた梨央が通路側から倉庫っぽいところを覗いているのか?※1話の試験の朝、梨央が床の血に気づくシーンでも仕切りが不自然に揺れている。
    1話仕切りを開けるようなシーン ※後ろの旗が2つあるようにも見える(左側は緑色っぽく見える)がよくわからない

    1話電球割れたあと手が下がっていくシーン

    1話早朝起き上がって傷に気づくシーン ※ご丁寧に腕の角度まで同じにしているようだ

    2話冒頭

    2話優動画シーン

  • ※追加分そもそも梨央の傷はいつできた?:倒れる直前スープを飲み干す所まではオレンジ色パーカを着ている。2話中盤ではその調理場で倒れた梨央に近づく渡辺康介から始まるが、当然パーカは着たまま。渡辺が引きずり始めると梨央の手がキッチン収納っぽいものに引っかかり、その後梨央の手が地面に当たる。この時はパーカがあるのでそんな傷はつかない。
    さらに引きずるシーンになるが、そこではなぜかパーカが(少なくとも映っていない手首まで)めくれてしまい、左腕側はTシャツ姿のようになる。手首から先しか覆われていないため、ここで引きずったために傷ができたのか?

    続きは優が調理場から追ってきて「何しとるんやさ」と声をかけた所で、通路入口付近まで引きずった渡辺が梨央の上に覆いかぶさって何かをしている。梨央の左手は写らないためどうなっているかわからない。

    ※そもそも渡辺は梨央の足を持って調理場から勝手口通路に引っ張っていたのだが、この場面では梨央の体勢は180度入れ替わって頭が勝手口外側、足が通路側になっている。通路まで出した後、わざわざ腕に持ち替えて向きを変えながら引っ張ったんだろうか?何のために?
    ・渡辺の意識としては、正玄関側(長嶋らがいる階上に繋がる階段側でもある)及び食堂側から人が来ることが予想できたので夜間鍵のかかる勝手口側に引きずり込んだのだと思うが、であれば鍵のかかる扉をバックに行為に至ったほうが人が来た時に身構えやすいため安全だ。なぜ梨央の体勢を入れ替えてまで人の来る可能性が高い調理場側に背中を向けたのだろう。現に優は渡辺康介の背後から現れ、声をかけられるまで優に気づかなかった。(寮長が居ないことが犯行実行の絶対条件だろうから、鍵を持っている寮長は帰らない想定。そもそもあの扉が開く想定なら、優と向かい合った倉庫らしきところ、あるいはそれこそビニール仕切りの奥のほうがより隠れていて犯罪者心理としては安心だろう。)

    ここで渡辺は、優の携帯に撮影されている事に気づき奪おうとして争いになる。優が鉄の棒を振り下ろして電球が割れた後に一種倒れている梨央が写るが、パーカの袖が手首に引っかかっておりお腹の上に置かれている。傷があるようにも見えるがよくわからない。

    腹に傷を負った渡辺が這いずって梨央の横に落ちた優の携帯まで移動し梨央にかぶさる。そこでも梨央の腕はお腹の上から胸元にあるが、傷はよく見えない。

    食堂でスープを飲むところから翌朝4時に目覚めるまでの間に傷が出来たことは確実なのだが、結局いつ傷ができたのかははっきりとは断言できない。
    たとえここまでに傷ができていたとしても、パーカはまだ(手首に裏返しに引っかかって)完全に外れてはいないため、1つ上の疑問であるビニールの仕切りを開けた腕が少なくともここまでのシーンでは無いことがわかる。梨央がTシャツで思い出すということは、その時点で梨央が目覚めていた(その後記憶が曖昧になった)ことを示している。まだ回収されていない丸イスの謎も含め、やはり渡辺康介と優との争い後、朝までの間に「まだ放送していない何か」があったようだ。

    ※この時点では優もまだ意識がしっかりしているがその後倒れたとして、梨央と優の2人を麻宮家に移動させて着替えさせるだけでも相当の労力がかかる。その間、梨央にも付いていただろう血痕は他に付着しなかったのだろうか。翌朝4時10分過ぎに梨央が目覚めるまで何があって誰がいかなる行動をしたのだろうか。

主に4話~5話

主に4話~5話
  • 渡辺父は誰に殺された?:2話では未描写。2話では、死亡推定時刻(2回目)の間に付近の防犯カメラに、白い衣装の梨央が写っている様子が描かれた。
    ・4話では梨央と話した後に何者かが近づき、渡辺父と揉み合った後に撮影者の手が伸び首を絞める様子が写った動画が流れ、優が自ら「ごめんな、やったのは俺なんや」と語った。
    ・6話では梨央が去った後に優と揉み合いになり優が渡辺父を池に突き落としたことが判明するも、その後渡辺父が池から這い上がり「こうすけ~」と叫びながら歩いていた(つまり生きていた=優は傷害致死ではなく傷害容疑のみ)ことが明らかとなった。しかしその後の行動は不明で、誰かに殺されたのか、あるいは自分から池に落下したのかは不明なままである。
  • 大輝に追われたあと優は着替えた?:この日の優の衣装は、黒いTシャツ(GS89)の上に黒っぽい薄手パーカ。踏切で大輝を振り切ってビルに駆け込んでへたり込む。ここで優の疲労を示すのかカメラの色が反転したようになり、パーカは黄色、Tシャツはオレンジ色に見える。その後、優はパーカを脱いでTシャツ一枚になりビルを出る(ビルを出たときにはパーカは手にしているのでバッグにでもしまったか?)。大輝のセリフがかぶさりここで色反転は終わる。グランセントラルビル屋上で梨央と会ったときは黒Tシャツ(GS89)のみ。※ちなみに後藤に報告時は「NV」と書かれたグレーTシャツで別衣装。
    つまり、着替えたというよりはパーカを脱いだことになる。幼少期には右腕の傷が誰にも知られており、梨央にすら居所を隠していた時期は常に上着を着用して素性を隠してきたことを暗示しているのではないか。優にとって上着(パーカ)を脱ぐことは自分自身を明らかにすることを意味しているのだと思われる(大輝が応援要請した「服装は黒のパーカに迷彩色の短パン」から逃れるためという想像もできるがなぜ持ち歩いたのか)。この後優は梨央とビル屋上で出会い、素性を伝える。
  • 優の動画は誰が撮影してるの?:情報屋になった優は、(記憶が飛ぶ症状が今でもあるためか、)常に左耳あたりにヘッドセットタイプのカメラを装着しており、これで自ら撮影しているようだ。※幼少期の優は首から「DON’T FORGET」と書かれたメモ帳をぶら下げており常にメモしていたようで、なおかつ頻繁にスマホで動画撮影を行っていた描写があった。成長した今でも記録をつける癖が残っているのではないか。
    後藤とはこのヘッドセットを通じて通話もしており、また4話では自宅(としているマンスリーマンション)の机上でそのカメラをいじり、優自身の顔がディスプレイに映る様子があった。
    ※ただしだからといって、4話で流れた”渡辺父殺害の動画”が優自身の撮影によるもの(つまり殺害者=優)と断定することは出来ないのではないか。渡辺康介殺害事件も渡辺父殺害事件も、(現時点では)同じ様に梨央と優が現場にいたことになっており、なおかつどちらもカメラで撮影されている。恐らく何らかの暗示(伏線)ではないかと思われ、今後の展開を見ないと加害者の断定は難しい。優の空白の9年間もまだ語られておらず、(2012年の失踪時点で優は15歳中学3年生であり誰かの保護を受けていたのは確実なのだが)それに関与していた人物についても語られていない。→ 5話で語られた。
  • 合同合宿写真:今後の鍵になりそうなので載せておきます。画面に写ったのは、2話の富山県警藤井刑事の「関係者探すだけでも一苦労ですよ~」のシーン(※1話冒頭でも同じ物が写る)と、5話での加瀬が渡辺父から後藤経由で入手した資料の写真をひっくり返すシーン、同じ5話で大輝・桑田が大学で寮の日誌を漁るシーンだと思われる。
    ※田中みな実(橘しおり)は居ないように見えるがいるのだろうか…基本的に優以外の大学生以上は全員現在と兼役だと思われる。→6話ではこの集合写真とは別に、マネージャ青木が持っていた女子だけで撮影した?別の写真が明らかになり、そこには2006年の合同合宿に参加していた橘しおり(当時は松村栞)が写っていた。
    2話藤井刑事

    5話大学での寮日誌調査時 だいぶ鮮明になったがまだわからない

    ちなみに大輝ら駅伝チーム?の女子マネは下図時点で4名おり、うち青木菜奈とその左側のもう1名が集合写真(青木の前)に映っているように思われる。
  • 渡辺父の手帳メモ:桑田が手にしているシーンで写る手帳(なおこれは渡辺父殺害現場の遺留品で証拠品として警察が押収しているもの。桑田刑事の手帳ではない)。渡辺父が自力で調査したらしい内容が書かれている。学生の氏名(二重消し線は渡辺父)、学部、当時の実家住所?、聞き取りメモ?。
    ※聞き取りメモはエンピツなのか薄いためかなり読み取りづらい。長嶋の話からすると、日付はどうも2021年のようで3名に日付がある(しかし警察で押さえているのは2名で長嶋・青木のみ)
    ※■は不明文字で、()内に?付きで想定文字。当時住所の読めないもの架空市町村っぽいのは省略。現物では訪問が訪”門”になっている。

    隈田太郎:岐阜県 事件当夜■■(居酒屋?)信憑性あり?
    宮崎大輝:富山県富山市青柳 事件当夜■■(大阪?)へ、姉の結婚式
    浜尾信孝:岐阜県
    ■力泰彦:長野県 7/30訪問。関係性希薄。動機なし
    長嶋透:神奈川県藤沢市 7/29訪問。何か知ってる
    西村啓介:三重県 事件当夜居酒屋へ
    ????:
    武田啓司:長野県 事件当夜■■■(居酒屋?)■■■(信憑性?)あり
    青木菜奈:富山県高岡市柳町 訪問
    町田健志:鳥取県 事件当夜居酒屋へ
    藤井隼人:富山県富山市小杉 事件当夜居酒屋へ
    塩谷昌弘:岐阜県
    岩田優希:8/1事件当夜の行動信憑性あり
    ????:事件当夜居酒屋へ

  • 加瀬は公園で何してた?:5話ラストでわざわざ上空にカメラを引いて双子池(正確には同公園には道路を挟んで@2つ池がある)であることを映していた。恐らく優のPCの動画を現場で検証していたのではないか。公園の構造がキーになることは間違いないと思われる。→ 6話では、優が突き落とした地点と渡辺父の遺体発見現場が別の池であることが明らかにされた。さらにその後池から這い上がった渡辺父が叫びながら歩いていた証言も取れたため、優は傷害致死から傷害容疑へと変更された。
    そのことと「他に公園で誰か見かけませんでしたか?」が結びついてくるのではないかと思われる。→これは6話時点では謎として残る。結局、目撃された後に渡辺父の死因に繋がった描写はされていない。
    ※なおネタバレで言えば、この芝池公園のロケ地は埼玉県加須市の騎西総合公園で、梨央と話していた場所(=加瀬が立っていた場所)は中央北付近の藤棚のある円形の場所。渡辺父が浮いてきたのは、西側にある池の中央やや下にある木造のデッキの様に降りられる所の近く(警察資料で赤い△印が付けられている。5話ラスト空撮映像ではデッキはギリギリ見えていない)で、藤棚とは少し(20mほど)離れている。加瀬さんがなにかに気づいたように視線をやるのは西側の眼鏡橋っぽい石造りのアーチ部分の方向(本編カメラ上は絶妙に草で隠れている。アーチは下図警察写真でも奥の方に小さく映っている)。

    ※警察ホワイトボード資料の中心部をキリトリ拡大したもの
    △印は左上デッキ前かなり見づらい薄さ。この写真自体は藤棚付近から西南方向を撮影している=加瀬さんの視線方向とほぼ同じ。
  • なぜ祖母宅は電気が通っていたのか?:はっきりとは描写されていないが、優が祖母の葬儀にも出ていないということは、祖母が亡くなったのは恐らく2012年に失踪後のことではないかと思われる。梨央にすれば急に居なくなった優と結びつきのある大切な家なので、(失踪した優が立ち寄る場所になる可能性もあり)維持費を払ってでも残していたのかも知れない。ただし台風の日に病院に行く前に優が居たのは祖母宅で、亡き母の写真も祖母宅仏壇に置いている。成長途上の2人にとっては、実家と祖母宅はどちらも同じくらい馴染みがあったのではないかと思われる。
    じゃあ実家(朝宮家)は?と言われると、こちらは描写が無いので現状どうなっているかは不明。なお2006年9月に事件があり11月ごろには梨央は東京に行くが、この時には梨央と優は既に祖母宅で同居していたようだ。その後優は2007年12月までの1年以上は祖母宅におり、その後東京の真田邸で暮らすようになった。それを考えれば自然な成り行きなのかも知れない。
  • 優は祖母宅の仏壇から何を持っていったのか?:赤い写真立てには平成16年(2004年)度小学校入学時に梨央と2人で学校門前で撮影した写真が入っている(1話病院に行く前に写る)。※なお亡き父の写真や亡き母の写真は黒の写真立てに入っている。梨央が「いいよ」と言った後、優はその横にある父の遺影にも手を伸ばし、そこで父が日記を付けていたことを思い出したのか、あちこち探し始める。
  • なぜ15年前のパソコンが起動したのか?:日当たりも良さそうな保管場所でぶっ壊れていてもおかしくないし、普通に考えればバッテリーも完全に上がっててすぐには起動しないんじゃないかと思われるが、ストーリー上は”父の日記を確認”して、その流れで”父の告白動画を見る”、その上”警察(大輝)も途中で踏み込むことで劇的な場面にする”必要があったため仕方ないのではなかろうか。※要するにやや矛盾を感じられる点だが仕方ない。後任寮夫が時々使っていた(けど偶然動画には気づかなかった)可能性なども無いとは言えない。
  • 父の動画はどうやって撮影したのか?:ディスプレイ背面のロゴは隠されているもののどうもノートタイプのMacらしく、Webカメラが付いているようだ。調べてみると、例えば2006年5月発売のMacBook(Core Duoプロセッサ)の場合だと、iChat AVでビデオ会議が可能で、iMovieを録画することができるiSightビデオカメラが内蔵されている。つまり性能的には(特殊なPC利用能力などなくとも)父でも十分録画可能だったようだ。※製品名等は各社の商標または登録商標です
  • なぜ白川に行ったのか?:優は祖母の葬儀に行けなかったのがずっと気がかりだった。潜伏場所であったマンスリーマンションは警察に押さえられており、既に警察に追われているため後藤の手先となり梨央を守るという活動を継続するにも一苦労。それで祖母宅訪問でケリを付けて出頭する心つもりだった(視聴者がどう考えているかに関係なく、優自身は渡辺康介及び渡辺父の2人を殺害したと思い込んでいる。”記憶”を失いがちの優にとっては、自分の行動が記録された”記録”は自分の存在を証明する大事なもので、信じざるを得ないのか)。
    ・一方の梨央は優を逃がす気満々で、(自分には警察の尾行が付いているため)加瀬に依頼して逃走資金(現金+預金通帳)も用意していた。加瀬もその意図と梨央の気持ちに気づくが「優くんも、必ず東京に連れて戻って」というのが精一杯だった。
  • 朝宮達雄と一緒にいた人物は誰なのか?:2006年事件の現場に、ほぼそのままの状態で朝宮達雄が帰宅していた。達雄がしゃがんで優を抱きしめている時に、明らかにヘッドライトに照らされて人影が動いており、この場に誰かもうひとりいることは明らかである。
    ・さらに、勝手口の鍵を締める黄色いフチの軍手は達雄の手なんだろうか?雨にも濡れていない。鉄塔の下で達雄が顔を覆うときと血痕の付き方が明らかに違う。渡辺康介を埋める時に(軍手の甲が)激しく汚れたか、途中で軍手を変えたのか、あるいは別人の手なのか?
    ・このドラマは映像の順番が入れ替わることがあるが、5話時点では下記の流れになっている。つまり渡辺康介の遺体を埋めた場面は未描写。達雄が関与した事実は2及び7で確認できるがその他は不明。
    1.抱きしめ合う朝宮父子に誰かが近づく
    2.達雄が渡辺康介を白バンに積み込む ※誰かの鳴き声にも似た音声
    3.勝手口に鍵をかける ※誰かの鳴き声にも似た音声
    4.ブルーシートに包まれた渡辺康介を車に引きずっている? ※誰かの鳴き声にも似た音声
    5.富山南部浄水場付近を白バンが走行
    6.ドリームキャッチャー付近を白バンが走行 ※達雄の音声入り始め映像が切り替わる「あん人を埋めました」で次の映像へ
    7.達雄が一人?で鉄塔下で服などを埋める
  • 失踪後の優は何してた?:5話で優自らが語った。わかっている範囲の優の行動
    • 2007年12月~〔10歳〕
      • 東京の真田邸で同居。3話では個室を与えられ、食事も加瀬を含む5人で一緒に摂るシーンが映る。※ここまでは子役(柊木陽太氏)
    • 2012年秋?〔15歳〕
      • 田園調布中央中学3年。※ここで大人の優(高橋文哉氏)へと変わる
      • 失踪前には既にパソコンとディスプレイが複数あるなどコンピューターにのめり込んでいたようだ。基盤なども見える。
      • 学校でも他人との違いを感じ始めて白川郷時代を懐かしみ、ふと昔の(白い)携帯の画像や動画を掘り起こせるのではないかと考えて実行。渡辺康介事件の真相をカメラ記録を通じて知る。[PC日付が2012/09/16 16:51]
      • 迷惑をかけたくなかった優は梨央への手紙を書き残し、真田邸を出て失踪する。
    • 2013年~〔16歳〕:山梨の高校の寮生活
      • 加瀬が見つけ出し?コンタクトを取って梨央に葉書を出すように勧める(寮生とすれ違い、優が自分を消してしまいたいと告白するシーン)。2話の梓との会話はその後の時系列か。山梨の高校に入り卒業まで学校の寮で生活を送った。※高校卒は2016年3月か。卒業までは山梨に居たことがわかっているがその後は不明。
    • 2018年〔21歳〕
      • ※高校卒業後一人暮らしをしていた模様。5話序盤に一人部屋(ワンルーム?)が映っている。免許情報によれば「東京都府中市多摩東町6-11-3マーブルコート多摩202」
      • 一人で生きていく必要性を感じてコンピューター技術を磨き、積極的に仕事を受けるなど一人で生きていくための努力を続ける。
      • 同年6月ごろ、30歳の梨央が真田ウェルネスの社長となり、それを知った優は敵だらけの梨央を心配し、一番の敵を調べて後藤に「なんでもやります」といい近づいた(6月より後だと言うだけで接触時期は不明)。
      • 免許交付日は「平成31年4月19日」※2019年。優は18歳の間に取得して初回更新を早めに行った?5月5日生まれなので2019年の4月5日から更新は可能。
    • 2021年〔24歳〕
      • 真田ウェルネスで後藤の指示を受けながら梨央を見守る。大田区上八幡のマンスリーマンション205号室に居住。8月2日渡辺父と接触、500万円を手渡す。8月3日深夜芝池公園で渡辺父と接触。殺人疑惑がかけられており、本人も自分が殺したと思っている。6話で加瀬に話していたパキラはこのマンスリーマンショに置きっぱなしになった観葉植物のことで5話で大写しになっている。
  • なぜ達雄は警察に通報しなかったのか?:帰宅して発見した達雄が通報していれば、恐らく携帯も調べられ事故であったことや梨央にも何もなかったことなどが晴れ、ひいては渡辺父の殺害事件もなかったかも知れない。なぜ達雄はそうしなかったのか。
    〔梨央〕2日後には梨央が東京での大学入試を控えており、(前泊するため)数時間後にはもう送り出さなければいけない。もし警察の捜査など始まったら捉まってしまい仮に受験できたとしても精神的な影響は計り知れない。また梨央が(性的被害の有無に関わらず)その場に居たという情報は地域に広まってしまい、それはあらぬ誤解をうみ梨央の将来に大きな影響を与えてしまうだろう。達雄は入試に出発する梨央に向かって「なーんも心配いらん。大丈夫や」と言う言葉を何度も繰り返し送り出した。
    〔寮生〕また寮夫であった達雄は、日誌でも選手たちの調子や成績が上向いていることを書くなど選手たちを事細かに見ており、選考会では応援団長的な役割まで果たしている。達雄にとって彼らはいわば”息子”でもあったようだ。16年ぶりの優勝を果たして全国大学対抗駅伝大会に出場を決めたところの彼らも、同様に警察の捜査が入れば精神的な影響も受けるだろう。
    ・これらのことから、達雄がとっさに隠匿しようと思ったのも無理はないと言える。実際に22日にはげっそりして落ち込んでいた達雄だが、その23日早朝に撮影した告白映像では迷いも吹っ切れ満足気にすべて自分のやったことだと言いきっている。また結果論でこの時点では達雄の預かり知らぬことではあるが、もし仮に捜査が入っていれば大麻も見つかっていたはずで、そうなれば当然出場辞退であっただろう。
  • なぜお守りは遺体と一緒に埋めたのか?:達雄は渡辺康介の脱がせた服やらペグやらは鉄塔の下に埋めたと言っている。しかしお守りは遺留品として渡辺康介の白骨死体(埋めた当時は裸の遺体)と一緒に出てきた。なぜ服の方に埋めなかったのか?
    ・なお達雄自身も大輝がお守りを贈り返している時に近くにおり、合格祈願だという会話も聞いている。いくら混乱していたとは言え、娘が配っていたお守りを渡辺康介と一緒に埋めるのは不注意にも程が有り、理由がわからない。なお上で書いた通り梨央が部員全員に贈ったことから陸上部員8名もお守り自体の存在は知っている。またお守りは梨央がスウェットのポケットに入れていた事がわかっている。
  • 桑田は山尾に大輝の何を報告するのか?:大輝は”最愛”の人である梨央に関する重要な情報を知りながら警察には全てを報告していないし、捜査の邪魔をしていると見られても仕方のない行動をとっている。思い出すだけでも、以下の疑念がある。
    〔梨央をかばう〕遺留品に真田ウェルネスとあった同社社長であり事件前夜に会社ロビーで揉み合った記録も残っており、なおかつ渡辺父殺害現場である公園付近で防犯カメラに映っていた重要参考人真田梨央と知り合いでありながら、初めて会ったような顔をしており、事件当夜の行動についても、桑田の連絡を無視して勝手に梨央と2人だけで話を聞いている(この時点では近所に住んでただけの関係とごまかしている)。
    〔優をかばう〕警察は当初梨央を疑っていたが、(3話終盤で)渡辺父に500万を渡した現場映像を押さえたことでイヤホン男の存在に気づき、今度は金を用意したと考えられる梨央及び真田ウェルネスとイヤホン男の関係を洗い始める(4話冒頭)。大輝は渡辺父殺しの重要参考人イヤホン男=生田誠が優であることに薄々気づきながら(4話逃走後電話「大ちゃん…」で確信)報告せず、”真田梨央に異母弟(朝宮優24歳)が居る”という超絶重大な情報も5話冒頭で初めて報告し、イヤホン男と年齢性別が一致することから周囲は衝撃を受けている(当たり前)。朝宮優とイヤホン男生田誠が「同一か?同一かって聞いてんだよ」と上司に強く確認されたにも関わらず「確証持てません」とはぐらかし、5話の高速バス乗車時に面が割れたことにしている。
    ・〔証拠隠滅?〕イヤホン男=生田誠のマンスリーマンションを確定した後、捜査令状も出ていない段階で踏み込み、勝手にパソコンを操作している(優に言われて渡辺父殺しの動画を見る)。なお警察は動画だけは押さえたが、それ以外は遠隔消去されていた。
    ・〔被疑者との関係隠し〕白川大学時代の男子寮に住んでいたこと、その寮が梨央実家の目と鼻の先であることも、桑田に集合写真で知られるまで報告はしていなかった。さらに寮夫「朝宮(達雄)」が2人の父親であり15年前の失踪事件当時の寮夫であることも、桑田に聞かれて初めて明かした。※そもそも捜査本部初日に「宮崎さん(渡辺息子白骨の発見現場である)出身富山でしたよね?」と聞かれたのに対して「いや岐阜。富山すぐだけど」とはぐらかしている。大輝は(朝宮達雄通夜の日に)寮に息子を探しに来た渡辺父も知っている(大輝もあの会議室に居た)が隠している。オマケに渡辺康介本人も知っている様子で、長嶋に「渡辺先輩の親父のことなら散々警察に話したよ」と言われても表情も変えずに聞いている。
    ・寮の2階で何か重要な証拠が含まれるかも知れないパソコンを操作している梨央と優の2人に対し桑田刑事が制止を要請したにも関わらず、大輝はその動画を止めること無く動画を聞かせるよう懇願している。(聞くことで被疑者優の罪が軽くなるような)何か重大な秘密が隠されている可能性もあり、捜査の邪魔をしていると見られても致し方ない。また大輝が「久しぶりやな」と最近会ったことを隠したのに対して、優が「この前会ったやろ」と接触したことを明かしてしまっている。桑田刑事としては更に疑いの目で見ざるを得ない。その上「お前(優)と姉ちゃん(梨央)が好きやった。2人が困ったらいつでも駆けつけるって思っとった。でも出来んかったなぁ…」とまで言ってしまっている。
    これらを鑑みると、「警察官は、被疑者、被害者その他事件の関係者と親族その他特別の関係にあるため、その捜査について疑念をいだかれるおそれのあるときは、上司の許可を得て、その捜査を回避しなければならない。」という犯罪捜査規範違反である可能性が高い。実際にこれまでの行動を見れば疑念を抱かれて仕方がなく、報告もせず意図的に隠し犯人隠避(あるいは逃走)に協力している可能性まであると思われても仕方がない。山尾係長も回を経るごとに大輝を怪しんでいる様子が描かれてきた。視聴者からすれば大輝と梨央の15年ぶりの切ない恋愛ストーリーを楽しむ面もあるが、捜査関係者からすれば殺害事件捜査本部に派遣された捜査一課の刑事が、重大な裏切り行為やあるいは捜査妨害を行っていると見られても弁解の余地すらない。

 

主に6話

  • 橘しおり(松村栞)の情報整理
    • 松村栞は1986年8月27日生まれ。2005年3月に高校卒業するまで地元青森県。2005年4月に法都大政治経済学部入学。
    • 2005年および2006年(法都大の1~2年時)に、白山大との合同合宿に参加していた
      → 渡辺康介は2006年9月21日に失踪する。つまり9月21日までに性的暴行を受けていたことになる。その後白山大部員長嶋の麻薬所持が発覚(2007年4月)し、同時に渡辺康介のPCから性被害者の写真が出てきたことから(青木マネージャもこの頃に知る)、被害者だとわかる。その後はまだ描写なし
    • (合宿後?)2006年9月~2007年8月の間、大学を休学。2006年(平成18年)11月16日に両親離婚。※旧姓は松村。2006年の離婚時に母の姓である橘に改名したのか?6話では藤井もマネージャ青木も「松村栞」で記憶していた。
    • 2010年3月法都大卒業、2010年4月産教新聞入社。産教新聞は2017年9月退職。以降はフリーライター。産教新聞時代は真田グループに好意的だったと梓も言っている。
      ※2018年6月に梨央が真田ウェルネスの社長となり、その頃からそれを邪魔に思った後藤と結託して真田梨央を追うようになった?橘しおりの個人的な恨みと後藤の思惑が一致したのか?
    • 橘しおりは真田(朝宮)梨央を知っていた(「やっと会えましたね」)
    • 橘しおりは、藤井に覚えられていた(「法都大の~松村なんとかって女性」)。また青木マネージャも覚えており、一緒に撮った写真も持っていた。
    • 渡辺康介の「女子大生連続性的暴行事件」の被害者リストに名前が出ている
      ・19名のうち訴えでたのが1名となっていたが、これが橘(松村)なのか?告訴で名が知れてしまい両親離婚に至った?「報道されればそれが事実になる(つまり栞は実は被害者ではない?)」というセリフが引っかかるが、まさか警察が根拠もなく被害者認定することはありえないと思うため、あれは実家の旅館、あるいは両親離婚関係じゃないかと思われる。
      ・この警察に被害を訴えでた人物が、2話TBS皆川アナウンサー登場シーンでの”TVで被害を訴えた女性(Aさん)”と同一なのかは不明だが、このAさんは標準語ではなく飛騨言葉で話しているようなので、少なくともAさんは(2年間各1ヶ月程度しか白川を訪れていないだろう)松村栞ではないと思われる。もし仮に警察に被害届を出した女性=TVで映るAさんだとすれば、松村栞は訴えでた女性ではないことになる。→ A子さんは被害届を出した人物。松村栞は告訴した人物で別人。
      ・なお優の後釜の情報屋が提出した橘しおりのレポートでは、法都大の陸上部員の話として「彼女は男勝りな性格で、正義感が強く、曲がったことが嫌いであった」という。また6話前半でも後藤に対して「私隠し事は許せないんです。その影で甘い汁吸って楽して生きている人たちのこと…」などと語っている。
    • 大麻パーティには参加していない。
      お団子女子らしき女性の名前は「??大学陸上部寮内大麻所持使用事件の関係者」リスト(6名)では「佐藤里奈」となっており、可能性が消えた。※ただし5話映像では、渡辺康介を除いて7名(女性2、男性5)映っており、人数に矛盾がある?が、とにかく女子は橘(松村)ではない。一人テーブルの向こうに倒れて手と上着だけが見えている人物がいるが、これは1話で葉っぱを巻いていた男性ではないかと思われる。彼は下は白い短パンのようなものを履いているが、5話長嶋回想シーンで写るメンバーでそれに該当する人物がいない。
  • 深夜公園での渡辺父と梨央・優との会話で何を話してる?:→文字起こしをしたものを、上記「緒方恵美と熱弁『最愛』しゃべくりルーム[第2回]」に追記しました。※渡辺父が何故か梨央を最後に息子と会話した人だと決め付けているのがやや気になるが(誰かがそう証言した?)、即座に優にそれを否定した上に僕が殺しましたと言ってしまうため渡辺父は激昂してしまうことになる。
  • 優はなぜ不起訴になった?:一部で起訴猶予と書かれているが、山尾は「ありえねえだろ不起訴は!」と激怒しているので起訴猶予ではなく不起訴が正しい。
    • 傷害致死容疑:池に突き落としたことを自供したが、渡辺父が池から這い上がって叫びながら歩いていた証言が得られたことでつまり傷害致死容疑ではなく傷害容疑となった
    • 正当防衛成立の余地:優が提出した動画により、先に手を出したのが渡辺父であることがわかる(と描写された)。裁判で正当防衛であると認められれば傷害容疑の違法性自体が阻却される。つまり傷害罪が成立しなくなる可能性が高い
    • 病歴の考慮:幼少期に公園遊具から落下した事故により記憶障害を抱えていること(びまん性軸索損傷などの外傷性脳損傷。加瀬が18歳までの診察履歴提出)、それが現在に至るまで治療法が確立していないこと(だから梨央は薬を開発している)、加瀬及び大輝の進言により病理鑑定を行ったと思われること。これが認められれば自白証言の信用性自体が疑われる可能性がある(優は自分で覚えているのではなく、何かに記録されたものを喋っているだけ)
    • これらを主に加瀬が被疑者(優)側に立って検察側に強く働きかけた結果、検察では公判を維持できない(下手すると負ける)ことから起訴を見送ったのだと思われる。
      ・通常刑事事件では、警察の取り調べを元に検察が再度取り調べを行い、起訴。その後裁判で被告(優)弁護側と戦うことになるが、ここで敗訴することを検察組織は異常に嫌う。ドラマタイトルにもなっているが、立件された刑事裁判の有罪率は99.9%を誇っている。
      ・事実、検察庁のサイトのFAQ(Q13)にも「検察官が起訴する事件の割合は37%(起訴人員÷(起訴人員+不起訴人員))です。「99%を超える有罪率」という場合は,起訴された37%の事件が分母となっています。」と書かれている。今回の優については、ここでいう37%にならなかった事案(つまり63%の不起訴分)だと言える。
      ・しかし警察エリートで捜査本部の実質的責任者たる山尾係長としては、メンツも自己の成績的にも丸つぶれとなり激怒するのは当たり前でもある(捜査本部の責任者である捜査本部長は今回の場合は礼を受けている駒沢署長だと思われるがセリフもない)。被疑者側に加担した?(しかもそれが白山時代の交友関係に基づく)とも見れる大輝の警察組織内での立場が危なさそうなのは加瀬さんが(良くないことなんだよ…)言う通り。
    • ただし渡辺父に500万円を渡したこと、その金の入手元については不明なまま。さらに池から這い上がった渡辺父の死亡に至った経緯も6話時点では不明(7話予告:山尾「遺体が発見されるまでの間に何が起きたのか」、大輝「一人、気になる人物が…」)
  • 梨央はなぜ大輝に会わないと決めた?:上記した通り、捜査本部の刑事が過去の交友関係を元に捜査に手心を加えたと見られても致し方なく、しかも現在進行系で被疑者の姉で重要参考人でもある真田梨央と度々会っていることは上司(山尾)にも認識されており、クギも刺されている。にも関わらず優に会いにフラフラと駒沢署を訪れた梨央と大輝は2人で会話してしまった。さらに、結局捜査のかいなく優は不起訴処分となってしまった。この大輝の”被疑者に肩入れしている”という状態は加瀬さんが言う通り「良くないこと」に違いない。
    ・つまり、梨央としては大輝に会うことが大輝を苦しい立場に追い込んでいることが理解できたために、せめて最後に大輝の顔だけ見てもう会わないようにしようというのが6話ラストの歩道橋付近での追いかけっこなのだと思われる。梨央は大輝を呼び出したにも関わらずその場に現れず携帯を鳴らし、「優のためを思ってくれたんやな…ほんとはやったらいかんことなんやろ?もう会わんようにする…大ちゃんの立場が悪くなってまったら私も嫌やもん。最後に顔が見たかったんや」。ここで大輝は付近に梨央がいることを理解し探し始める。1話では探せなくて歩道橋で崩れた大輝だったが、今回は追いついて抱き合うも梨央はじゃあねと笑顔をみせて去ってしまう。
  • 加瀬はなぜスイーツ店を知っていた?:公式ツイで「実は甘いものが大好きな加瀬さん? 梨央を元気づけたいと、行ってみたいと思っていた店に訪れたのでした。」とつぶやいている。
  • 梨央にも記憶障害がある?:1話の渡辺康介に襲われるシーンや「覚えとらんのやけど…」のセリフや演技が強烈で尾を引いているのだと思われるが、少なくとも6話までに梨央自身に記憶障害があるという描写や説明はなされていない。シチューを流し込んだ後は薬の影響で翌朝まで覚えていない。※ことになっているし、6話時点では梨央自身も覚えていない。性的被害者の一人マネージャ青木も(康介失踪後約半年後に)渡辺康介PCから内の写真から発覚して初めて知った。
    ・むしろ梨央は、他人との会話においては正確に物事を記憶しており(優の生母のこと、梓や加瀬が幾度か白山を訪れていたこと、会社への脅迫メールの件など)、当然社長の素質を持つ頭の良い人物だと描かれている。そうでなければ梓が、信頼している後藤を押しのけてまで社長に抜擢するわけもない。
    ・6話では落としてしまったヨーグルトを放置する様子が映ったが、あれは優の身柄確保により心神喪失状態に陥っている描写ではないかと思われる。大輝から電話がかかってきた時点でフラフラした演技になっている。
    ※ただし今まで出てこなかった松村栞が「私のこと、覚えてませんか?」とも言っており、これが何を意味しているかは現時点では不明で、まだまだ未描写部分がありそうだ。

主に7話

  • 洗濯機:
    • 7話で登場した梨央が3回叩いて直した寮の洗濯機と、1話で登場した夜中にTシャツと旗を洗っていた洗濯機は別物。
    • 1話のものは恐らく朝宮家の裏口っぽい場所に新しめの家庭用洗濯機で1台だけ設置してあり周囲には物干し台や洗濯カゴなども見える。
    • いっぽう7話の寮の洗濯機はかなり古いタイプで、何かの鉄筋造りの建物の壁沿いに4台ほど並んで設置しているのが確認できる。仮に時期が違うとは言え、建物まで違うのはおかしく大学所有の洗濯機だろうと思われる。
  • A子さんと松村栞(橘しおり)の関係
    • 警察に被害を訴えでた人物:2話TBS皆川アナウンサー登場シーンでの”TVで被害を訴えた女性(Aさん)”は、標準語ではなく飛騨言葉で話している。このA子さんは警察に被害届を提出した19人のうちの一人。
    • 松村栞こと橘しおり:橘しおりは19人の被害者の中でたった一人告訴した人物であり、A子さんとは別人。

コメント

  1. エア・ウォーカー より:

    新高岡駅は2015年3月に開業した。

タイトルとURLをコピーしました