2021年冬クールのTBSドラマ「最愛」がなかなか面白い。
言わずと知れた著名脚本家と定評のあるTBSプロデューサー・演出のタッグで制作されている。
オリジナル脚本との事だがとても良く練られており、またカット割りも非常によく考えられていて関心する。「サスペンスラブストーリー」とのことで主人公梨央を取り巻く恋愛物語に見ることも出来るが、一方で順を追って丁寧に謎掛けと謎解きが行われ、見返してみると無駄なシーンがあまりなく、殆どのシーンに何らかの意味があり何かが隠されている。それに気づき始めると制作陣の思惑通り何度も見直すハメになる。殺人事件を中心として展開するサスペンス物でありながら、主要人物がそれぞれに最も大切にしている”最愛”のものを守るかのような行動原理と共に丁寧に描かれる。その全体を甘酸っぱい恋愛物のような流れと、それによく合う宇多田ヒカルの切ないメインテーマで包んでおり、一言でいえば良く出来た作品だと言う他無い。
ここでは感想というか自分がこのドラマを見ていく上での情報整理をしていこうと思う。
※放送終了に伴い、更新は終了しました。数多くの閲覧ありがとうございました。
主な更新履歴:
- 12/17:10話放送後、「第10話でわかったこと」に追記。
- 12/10:9話放送後、「第9話でわかったこと」に追記。
- 12/7:とある世界を救っていたためかなり遅れましたが、先週3日の8話放送を受けて「第8話でわかったこと」に追記。
- 12/1:「『最愛』しゃべくりルーム」第3回を受けて、「公式企画のヒント」に追記。
- 11/26~:7話放送後、「第7話でわかったこと」、「その他よく見かける疑問など整理」に追記。
- 11/19~:6話放送後、「第6話でわかったこと」、「その他よく見かける疑問など整理」に追記。
- 11/12~14:5話放送後、「第5話でわかったこと」、「その他よく見かける疑問など整理」に追記。
- 11/09:”公式企画のヒント2部分”を追記しました。”疑問など整理”にも赤バッジと合同合宿写真と謎カットなど追記。
- 11/07~08:4話放送後、「第4話でわかったこと」、「その他よく見かける疑問など整理」に追記。さらにページが長くなってきたため部分的に折りたたみにしました。
第10話でわかったこと:
- 梨央:
- 加瀬から事業体制の見直し。創薬事業の売却も含めて。厚労省から業務改善命令が出る前に対策を明確にしようと提案される。
- 秘書児島からはこれからも梨央についていくと言われる。
- 橘しおりの葬儀に弔問し、大輝と出会う。二人でこれからのことを考えようなと会話してわかれる。
- 後藤を見舞う。後藤は梓が自分を庇って出頭したことを負担に考えていた。さらに会社に戻るつもりはない、居場所はもうないと語る。橘しおりに関しては、殺していません、不正を隠しても殺人を隠し通すことは出来ないと語る。
- ある日、政信をもんじゃ焼き屋に呼び出す。兄は母の代わりに出頭しても良かったと思っていた。梨央は、梓の代わりについては社外の人に頼むことにしたと語る。株主の信頼を取り戻すために創業家全員が会社から離れることが大事と語る。そこに包帯を巻いた後藤が現れ後任候補を提案する。また政信が辞任した場合とそうじゃない場合の見通しも説明した。
- 梨央自宅で、加瀬、優の3人で食事。梨央はその代わりに創薬事業はどこにも渡さないと決意を語る。
- 記者会見日。辞任を発表した梨央は、その後も会社に残りいち社員として創薬事業を継続。
- 薬事承認の日、喜ぶ社員の中に加瀬は居なかった。
- ある日梨央は、大輝と岐阜にある父の墓を訪れる。
- 優:
- 大学仲間に昔の記憶が戻るのかと聞かれ、戻らないという。それでもこれからのことは覚えておけるのだと語る。
- 大輝:
- 藤井に15年前の現場に居たことを追求される。藤井は梓に会ってたのもその関係だと言い、そこに青木も現れる。あの日青木マネージャは、水を飲みに1階に降りていったのだという。すると誰かが達雄と会話していた。藤井は寮に居てアリバイのないのは大輝だけだという。親族のアリバイは信憑性が薄いと指摘されるもウソはついていなかった。※結局藤井・青木らの疑っていた大輝は大阪の結婚式で無罪。
- 15年前、青木は厨房にあった瓶を持って帰ったのだという。青木はそれを渡辺康介を訴える材料にしようと思いながら持っていたと言い、大輝にわたす。
- 桑田に依頼していた鑑定結果が出たと大輝の署に駆け込んでくる。薬瓶からDNAは出なかった。
- その後大輝は、捜査一課へ復帰する。ある日橘しおりの殺害現場を訪れるとしおりの母が居た。母は、大学の自殺未遂をしたときの話をして、事故扱いになったことを悔やんでいた。仕事に没頭していたのではなく、逃げだったんじゃないかと語り、またしおりは様々なメンタルクリニックに通っており、薬を色々変えていたという。抗不安薬の種類を変えたのだという。教授は副作用が出やすくなるかもなぁと語る。発熱があると死後経過時間が妥当性を疑われるとヒントを出す。
- 桑田に発熱の可能性を話すと、平熱よりも3度も高いということがわかり、つまり死亡推定時刻も2~3時間前倒しになり、橘しおり殺害日の18時~19時までの間にアリバイの空いていた人物が疑われだす。もう一度防犯カメラをあたると、果たしてその人物が映っていた。芝池公演にあった足跡痕からの推定体重とも一致。
- 梓:
- 殺害は黙秘。そのまま起訴。
- 加瀬:
- 15年前のあの日、達雄と会っていた事が判明する。東京での梨央の生活を心配する達雄に対して真田家がバックアップする旨を説明。学費についても梓が心配ないと語っていたと伝える。達雄は梨央には組合の寄り合いで遅くなると行って出てきたと語る。そこへ優から電話が入り、二人は寮へと駆けつける。
- 梨央が無事であることと、渡辺康介の死亡を確認し、すぐに警察に通報しようとするが、それを達雄に強く止められてしまう。達雄は法的には未成年で無実だろうが、二人には大ダメージになってしまうことを訴え、加瀬は静かにそれを受け入れてしまう。死体遺棄を手伝い、証拠隠滅も行ってしまった。
- お守りは渡辺康介が手に握っていたのが、裸にして埋める際に手から落ちて気づかずに踏みつけたことで死体遺棄現場に埋もれてしまっていたことも判明した。
- 薬事承認の日、加瀬は会社にはいなかった。なぜかどこかに出かける用意をして渋谷ウィングプラザをうろついており、警察に完全マークされていた。大輝と電話で話しながら過去の容疑についてはのらりくらりとかわし、二人には曇りのない人生を歩んでほしかったのだと語って警察の手をかいくぐり姿を消した。
- 警察の動き:
- 梓は黙秘。芝池、池尻の両方でアリバイがないのは梓だけ。桑田は大輝に梓の会見だけだと潔白そうに見えると語る。
- 山尾は刑事課長に昇進。桑田は最後の一人になっても捜査を諦めないと決意を語る。
- 感想:
- いやー最終回までハラハラを保たせた手腕には驚きました。少しずつ少しずつ謎を解決しながら進め、視聴者はいかにも事件全体を分かったように感じさせながらも、実は何も分かってないのだというどんでん返しをきっちり作って維持してきたことについては感服です。
- 15年前の現場に立ち会わせたのは大輝ではなく加瀬さんだった。渡辺父の現場には、部下からの報告を受けて駆けつけ成り行きと父の身勝手な行動が引き金となっていた。橘しおりについても承認まで記事を出さないよう頼み込んでいたところで事故死。
- しかし少しだけ残念なのは加瀬さんの背後関係の説明がやや薄かったため、なぜそこまで犯行に手を出したのか(実際には15年前の隠蔽と渡辺父殺害と橘しおり事故死現場にいただけ)に今ひとつ納得感が薄かったこと。弁護士が事件の隠蔽を頼まれたとして、そこまでの関係じゃなかったら不自然さは残ってしまう。加瀬さんの、二人の姉弟への「最愛」に至った描写がもう少しあればさらに良くなったのではないかと。
- 例えば幼少期の二人との交流がもう少し描かれておれば視聴者にも納得感が強かったんじゃないかなと思ったりするけど、しかしそうすると途中での加瀬さんの怪しさが消えてしまった(最愛度合いがバレた瞬間に視聴者の加瀬さんへの容疑が高まる)ので仕方なかったのかなと思ったりもします。
- それにしても、個人的には近年まれに見る面白さのドラマだったことは間違いないと思います。白川郷を中心とする映像美、また音楽もメインテーマも郷愁感溢れる映像にしっくりときて没入感を深めてくれました。こんなにリアルタイム放送をワクワクしながら待ち構えたり、次回放送日が楽しみだったドラマはかなり久しぶりのことでした。
- またオリジナルドラマということで、原作バレを気にする必要もなく視聴者全員が楽しめたという点については特筆されるべきではないかと思います。TV局的には視聴率のために原作の知名度を活かしたいという切実な思いがあることも承知していますが、オリジナル脚本でここまでハイレベルなドラマを作れるなら原作に頼る必要はないでしょう。オリジナルだからこそ面白い、オリジナル作品だから見ようという時代を作るくらいの気概で頑張って欲しいと思います。
- もう一つ言えばジャ△ー○などの著名アイドルタレントを起用せず戦ったことについても高く評価されるべきでしょう。演技力の高い俳優陣が、迫真に迫る演技を積み重ねて高品質な映像作品を作り上げたことにも敬意を表します。もちろんそれを支えたスタッフにも。作品とは無関係で一時的な視聴率を稼いだところでそれは作品への評価には繋がらないため、TV局の矜持を見せるためにも俳優の演技を主軸に据える作品作りを今後も期待します。こんなに楽しいドラマを提供してくれてありがとうございました。簡単ではないでしょうが、次作を楽しみにしています。
目次
主要人物
朝宮・真田一家
- 父・朝宮達雄:
- 白山大学陸上部男子寮の寮夫。
- 真田梓との間に、長男・真田政信、長女・真田梨央。後妻である長岡秋子との間に次男・朝宮優がいる。
- 15年前、くも膜下出血で病没。
- 主人公・梨央:
- 母は真田梓。18歳まで岐阜県白川郷で過ごす。
- 現在は真田ウェルネスの社長。昭和63年(1988年)4月16日生まれで現在33歳。
- 「お守り」:梨央が陸上部員らに渡したもので、お守り自体はおそらく部員全員に贈っており複数ある。地区選考会後、大輝は自分のお守りに「必勝合格!百戦百勝!」と書いたメモを入れ合格祈願として梨央に贈り返した。のち渡辺康介の遺体発見時に遺留品として発見される。
- 弟・朝宮優:
- 梨央が薬学を志すきっかけとなった人物(優のために薬を創る)。2006年6月20日公園遊具ジャングルジムから落下して重傷を負い、「頭部外傷によるびまん性軸索損傷、右上腕骨開放骨折」と診断されている。※6話診断書。「開放骨折」とは骨が突き出た状態。だから優の右腕には大きな縫合痕が残っている。18歳まで治療歴あり。
- 梨央自身は自分の不注意が原因で優が落下しケガを負ったと考えており、そのせいで弟の色々な可能性を奪ってしまったと考えている。同じ病気の人の苦しみや周りの人の後悔を認識し、それらの人々を救うためにも、梨央は治験を成功させ世に送り出すべく奮闘している。
- 5話で写った免許情報システムの帳票によれば平成9年(1997年)5月5日生まれで現在24歳。
- 梨央の9歳年下の異母弟。※2006年時点で梨央18歳なので当時9歳?2007年(優10歳冬)から梨央や梓、政信らと共に東京で5年間暮らしていたが、2012年(現在から9年前、優15歳、田園調布中央中学)に失踪した。現在は24歳。
- 梨央とは母が違っている。朝宮達雄が真田梓と離婚後に再婚した長岡秋子が母。母は2001年に死去。小学校入学時点で秋子は病死しており入学式写真には姉と写る。姉の梨央が大学進学とともに東京の真田家に転居後は、母方の祖母にあたる長岡恵に育てられる。
- 真田ウェルネスの事業説明には「外傷性脳損傷を対象とした細胞治療薬SND850」「びまん性軸索損傷などの外傷性脳損傷には現在、治療~」などと記されている。
創薬事業
創薬ラボ:外傷性脳損傷を対象とした細胞治療薬の開発。従業員:30名 - 幼い頃、公園の遊具から落下時に頭部に外傷を負っており、記憶障害があり、興奮すると記憶の一部を失ってしまう(頭部外傷によるびまん性軸索損傷、右上腕骨開放骨折)。なお右腕にもかなりな大きさの縫合痕がある。友達とのケンカを忘れていることなどが描かれ、首からメモ帳(青い四角ドット柄に「DON’T FORGET」とタイトル)と緑色のポシェット?らしきものを書けている。
- 携帯:2006年は白い携帯。撮影が好きなのか、地区選考会の告白シーンでも姉を撮影している。2007年は黒(側面赤)の携帯に代わっているが、父の荷物から出てきたという白い携帯で撮影された映像を姉梨央に見せている。
- 2021年現在は、真田ウェルネスの後藤から指示を受け調査を行う「情報屋 生田誠」として動いている。
- 母・真田梓:梨央の生母。現在は真田ホールディングスの社長。子供に長男・真田政信、長女・真田梨央。
- 兄・真田政信:梨央の実兄。梓の長男で、離婚時は梓に引き取られた。父と妹・梨央を恨んでいる。現在は真田ビジネスサービスの社長(公式サイト相関図記載)。
大学生
- 白山大学3年:浪人留年なければ21歳
- 宮崎大輝:高校時代の梨央の恋人、陸上部エース。全国駅伝大会出場メンバー。2007年の薬物事件で就職内定取り消しをくらい、警察を目指し現在は警視庁捜査一課。
- 長嶋透:薬物に手を出す。2話で2007年の逮捕の様子が描かれる。友人が渡辺康介。2007年に大麻取締法違反で逮捕。
- 高城隆之介:陸上部員。全国駅伝大会出場メンバー。その後は不明。相関図現在版でも書かれていない。
- 白山大学2年:浪人留年なければ20歳
- 藤井隼人:大輝の後輩。1話で描かれた駅伝の地区選考会出場メンバーで、全国駅伝大会出場メンバー。2007年薬物発覚時に長嶋に殴りかかった人物。現在は富山県警刑事。警視庁の大輝に発見物の写真を送る。※主に渡辺康介事件の情報はこちらが出処。
- 青木菜奈:陸上部マネージャ。大麻使用で大学を退学。その後は不明。
- ※陸上部としては、監督1名、部員9名?、マネージャ4名がいるが、相関図などに出てくるのはここまで。
その他の人物
- 渡辺康介:白山大学大学院薬学部2年。陸上部の寮に出入りしている。学生証は2001年4月1日発行。父親から捜索願が出されており失踪事件として扱われている。当時24歳。2021年になって白骨化遺体が発見された。
- 渡辺昭:渡辺康介の父。居なくなった息子を探して寮にも訪れていた。2021年になって息子の遺体の発見の1週間後に遺体で発見。70歳。
事件
- 2006年の渡辺康介失踪事件:2021年に白骨見つかる
・DNA及び歯?から渡辺康介と断定。骨だけでは死因特定できないが腸骨に傷があったため何かで刺された可能性。※腸骨(ちょうこつ)とは、一般に「骨盤」と呼んでいる部位において、左右に広がり最大の面積を持つ骨のこと。
→ 2話で優と揉み合っている間に刺さったことが判明。死体遺棄事件としては父・達雄が犯人か。
・5話後半の朝宮達雄の告白動画によれば、「県境から西に7キロほど。富山南部浄水場のあたり。そっから山に入って、あん人を埋めました。脱がせた服やら靴やらあん人を刺したペグやらは離れた場所に埋めました。鉄塔の所です。」となっている。6話予告では告白通り鉄塔付近から新たに遺留品が発見されている。
→ 最終話の結果:
・殺人ではなく優と揉み合った上での事故死。達雄と加瀬が駆けつけた時点で渡辺康介は絶命しており、加瀬が脈拍確認をして警察通報をしようとしている。
・死体遺棄については達雄が主導し、説得後は加瀬もかなり積極的に(ブルーシート引いてください)手伝っている。
・現場の証拠隠滅については未描写なので誰がやったのか不明。
・薬瓶については青木マネージャが拾い上げ保管していたが、指紋やDNA検出には至らなかった。 - 2007年の薬物事件、および女子大生連続性的暴行事件:
陸上部員による麻薬使用が発覚し、長嶋による麻薬所持により陸上部は無期限活動停止に。
(この時に、未描写だが長嶋の入手元であった渡辺康介の捜査も入り、そのパソコンから写真が出たことから)渡辺康介の性的暴行事案も発覚することになる。そしてマネージャ青木の映像も渡辺康介のPC内にあった。
→ 部員らの将来にも影響。大輝は警察を志すようになる。
→ 所持者として長嶋の名前が挙がる。マネージャも大学中退に追い込まれた。
- 2021年8月の渡辺昭殺害事件:渡辺昭の遺体が芝池公園内の池から浮かぶ
現在捜査進行中。
→ 犯人は不明。
・遺留品から真田ウェルネスが関係していると見られ、さらに同社防犯カメラ映像より殺害前日に会社ロビーで被害者と揉み合う社長梨央が判明。さらに推定死亡時刻前後、付近を歩いている梨央および、後にイヤホン男生田誠こと朝宮優が防犯カメラに映っていたことも判明。イヤホン男が梨央社長の異母弟である朝宮優である可能性も浮上し、5話ではそれが同一人だと確定する。
・また4話ラストで優のパソコンからヘッドセットカメラ撮影と思しき殺害時の?映像が発見された。
・5話ラストでは白山大学陸上競技部の男子寮において、優が渡辺父を殺したと自白し、東京へと連行されていく。
・6話では優が取り調べを受けるが、優撮影動画の解析により先に手を出したのが渡辺父であり(正当防衛)、さらに池に突き落とされた後に渡辺父が池から這い上がり叫びながら歩いていた証言が得られたこと(傷害致死ではなく傷害容疑)、優自身の病歴などが勘案され優は不起訴処分となった。→ 結局6話時点では渡辺父の死因に至った行動などは不明なままとなっている。
→ 最終話の結果:部下からの報告を受けて加瀬が到着。池から這い上がった渡辺父と揉み合い、池に沈め溺死させた。梓からの赤ボールペンはその際に渡辺父が加瀬の胸ポケットから抜き取ったもの。
- 2021年?月の橘しおり殺害事件:橘しおりが殺害された
現在捜査進行中。
・世田谷区池尻7丁目の路上で橘しおりが全身を強く打ち血を流している状態で発見され、その後死亡が確認された。
→ 最終話の結果:記事のもみ消しを狙った加瀬と、橘しおりが言い争う形となり、激昂した橘しおりがバランスを崩して転落事故死。加瀬はむしろ手を伸ばして救助しようとするが届かなかった。しかしその後現場の証拠隠滅をしている疑いがある(記事など真田Gに向く疑いを消したほか、非常階段の指紋拭いもやった可能性がある)。
時間軸の整理
※番号は追加されていきます。
1.2006年(15年前)
9月21日(木)
- 駅伝の地区選考会(ゼッケンNo.31が大輝、32が藤井)。優勝は16年ぶり。優勝後の会話で「あさって推薦入試」と言っているため23日の2日前になる。優の動画撮影日付も21日。
- 白山大学学生寮の様子
- 14時過ぎ、父・達雄は組合の会合で外出。梨央に優の病院付添いと夕食配膳を頼み、帰りは遅くなると言い残し、大輝と車で出る。大輝は姉の結婚式に出るため達雄の車に乗り込み駅に向かう。
- 優の病院での診察(この時優は祖母宅にいた)
- 梨央は祖母宅に優を迎えに行き優と共に、14時10分に家を出る。病院で受診。
- 白山大学学生寮の様子
- 夕方台風14号接近で、陸上部旗を降ろす梨央 ※掲揚用の横長な旗。白地に青文字。周囲のフレンジはない。台風を伝えるTVが「6:03」
- 優勝の祝勝会で大半のメンバーは飲み会で外出。旗をたたみながら、残りメンバーのために夕食配膳の手伝いを優に頼む。
- (やや時間が飛び)梨央は優と2人で夕食取る。「長嶋さんたち」は友達が来るとのことで在寮。優は先に食べ終わり明日の準備するように言われるて優は食堂を出る。
- 梨央は大輝に贈り返されたお守りをスウェットパンツ(Yと刺繍?のあるグレーっぽいもの)のポケットから取り出し眺め、この時「必勝合格!百戦百勝!」と書かれたメモに気づき「直接言いないよー」と照れる
- 青シャツの渡辺康介が来寮し、ランドセルを背負った優と出会う。優が「この人、寮の人やないやろ」と梨央を呼び、梨央が「渡辺さん…?」と確認する。入寮届的なものに名前と面会者を記載するよう求めるが無視され入ってしまう。優は「気いつけてな」梨央にと送り出される。
- 同じ頃、白パーカ長嶋の手引で女性2名が寮に入る。1人はマネージャ。もう1人はお団子頭で赤上着に白に薄縞パンツ。
- 残りのシチューをよそう梨央の耳に階上で騒ぐ声が聞こえる(薬物パーティ)。
- 参加者:渡辺康介(青シャツ、メガネ)、長嶋(白パーカー)、青木マネージャ(えんじ色の上、ジーンズ)、もうひとりの女子(赤上着)、???(黒っぽい上着、下着は英文字の書かれた黄色T、下はジャージ)、???(グレーっぽい上着、下着は紺か黒、下短パン。葉っぱを巻いている人物)の6名?
→5話映像では、渡辺康介を除いて7名(女性2、男性5)映っている。長嶋(白パーカー)、青木マネージャ(えんじ色の上、ジーンズ)、もうひとりの女子(赤シャツお団子)、謎男1(黒っぽい上着、下着は英文字の書かれた黄色T、下はジャージ:5話では手前2名の左)、謎男2(グレーっぽい上着、下着は紺か黒、下短パン。葉っぱを巻いている人物:5話では机の向こうの床で寝ており手だけ見える)、謎男3(緑色?のTシャツに黒パンツ:5話では赤シャツお団子女子の隣)、謎男4(黒ジャージ?:5話では手前2名の右)、この謎男3と4が1話映像では映ってなかった?と思われる。
- 参加者:渡辺康介(青シャツ、メガネ)、長嶋(白パーカー)、青木マネージャ(えんじ色の上、ジーンズ)、もうひとりの女子(赤上着)、???(黒っぽい上着、下着は英文字の書かれた黄色T、下はジャージ)、???(グレーっぽい上着、下着は紺か黒、下短パン。葉っぱを巻いている人物)の6名?
- 食堂で1人で勉強をしている梨央に渡辺康介が近づき「寮のおじさん、まだ帰って来とらんの?」と不在を確認し、わざと荷物を落として梨央に拾わせている間にシチューに薬物を入れる。梨央がそれに気づかず食べきって「おやすみなさい」と声を掛け、家に帰ろうとする所で記憶を失う。
- 渡辺康介が失踪する→2021年遺体で発見
- 昏睡状態にした梨央を渡辺康介が物陰に引きずり込む。
- 優がそれを見つけ携帯で撮影を開始し「何しとるんやさ」と声をかける。※優は帰宅したはずだったがそれほど時間が経過していないのか、あるいは戻ってきたのか?
- 撮影されたことを知った渡辺康介と、何かの鉄の棒(テント用のペグらしい)を構えた優とが揉み合いになり(優が振り下ろした際にランプが割れる)、はずみで鉄の棒が渡辺康介の右腹に刺さる。渡辺康介は痛みを堪えながら陸上部旗を腹に当てるがそこで絶命する。優の携帯、梨央の服、陸上部旗が血まみれ。
※旗は2つ架かっている。
1.渡辺康介が掴んだのは、周囲に黄色のフレンジがついた豪華な応援旗。台風接近時に取り入れたものではなく地区大会に持っていっていたもの。
2.残った方は地区大会で女子高生がもっていたノボリではないかと思われる。 - 時間経過は不明だが朝宮達雄が帰宅。鍵を開けると優が飛び出してくる。現場の様子を見て叫び声を上げ(長嶋が聞く)優を抱きしめながらしゃがみ込む。※背後から誰かが近づいている。
- 渡辺康介の遺体を白いバンに載せ、勝手口の鍵を締め、県境7キロほどの富山南部浄水場から山中に入り、ドリームキャッチャー横を過ぎる。鉄塔下で服などを埋める。
- ※描写の無いことなど 地区選考会が終わってから
- 大輝:姉の結婚式に出るため、当日は午後早くに達雄とともに駅まで送ってもらい、その後大阪へ移動。23日が挙式だったようで写真を送ってきてる
- 陸上部メンバー1:何名かは不明だが居酒屋で祝勝会。渡辺父メモによれば、少なくとも隅田、西村、武田、町田、藤井、岩田?がこれに参加している。ただし彼らが何時に戻ったのか不明でまったく描写がない。何かあれば気づいているはずで、長嶋が「あの日なにかあったのか?」となるはずもなく、16年ぶりの優勝でぱーっとやると語っており、当夜は戻っておらず翌日(試験出発日)もかなり遅かったのかも知れない。が、とにかく5話までは一切語られず不明。
- 陸上部メンバー2(5名)+女子2名(1名は青木、もう1名はお団子赤シャツ)+渡辺康介:寮の部屋で大麻パーティ。達雄の叫び声までは全員寝ていた模様。青木マネージャの2021年の証言などが未だに無く、渡辺父にも会っているはずだが未描写。
- 達雄:当日は14時過ぎに既に着替えて出発しており、組合の寄り合いで遅くなるといっている。何時に戻ったかは不明ながら、恐らく渡辺康介が気を失い(死んだかは不明)ほどなく梨央にかぶさった状態で帰宅して勝手口の鍵を開けた。その後は5話の告白通り行動し、朝4時過ぎに自宅に戻ると起きてきた梨央と玄関で鉢合わせた。その後朝風呂。ただし渡辺康介自身を埋めた描写がなく、また同時にもう1名誰かがいた様子でまだ謎は残る。
- 優:「姉ちゃん起きて!」と叫んでいたが、父帰宅で鍵が開くと父に抱きついた。その後は不明で、朝4時過ぎには梨央の布団で寝ていた。いつ着替え、どうやって自宅まで戻ったのか?
- 梨央:渡辺康介に仕込まれたシチューを流し込んで気を失い、父帰宅時も動かず昏睡している模様。その後描写がなく、朝4時過ぎに目を覚まし帰宅した父と鉢合わせる。洗濯機が動いているのに気づき、風呂を沸かし、入浴中の父と会話。その後寮でもお守りを探し出発。事件発生後、いつ着替え、どうやって自宅まで戻ったのか?
- その他:
- 描写がないが、梨央のTシャツと旗は朝宮家に持ち帰り洗濯機に入れている。これは渡辺康介を埋めに行く前でないといけない。なおTシャツについては父の通夜に祖母宅納戸で発見し梨央が燃やしている。梨央のパーカや下の黒いスウェットはどこに行ったのか?
- 勝手口近辺に大量にあった血痕はいつ処理したのか?泥だらけの靴で寮に戻ると泥も残るためこれも埋めに行く前か。
9月22日(金)
- 梨央の出発の日。
- 翌朝4時10分過ぎに目が覚める梨央。パジャマに着替えており、横には優が眠っている。左手に擦り傷があるのを発見する。慌てて父の布団を確認すると姿が見えない。
- ちょうどそこへ疲労困憊状態の父が帰宅する。手には懐中電灯、泥だらけの靴。父「なんともないんか?大丈夫なんか?」「ごめんな。お父さんがもう少しはよう帰っとれば…ごめんな」と話す。「わたし…昨日…寮の食堂で勉強しとって…それで気づいたら布団で寝とった」と話すと、「覚えとらんのか?」と聞かれ「お父さん震えとる。すぐお風呂沸かすでな」という会話を交わす。
- 風呂場に行くと洗濯機が回っており、中には血がついた梨央のTシャツとフレンジ付きの陸上部旗が入っていた。※陸上部旗は、白地に青い字で「白山大学 陸上競技部」とあり周囲に黄色のフレンジが付いているもの。
- 風呂場でお守りなどの会話。
- 見送りする父・達雄の衣装が23日に寮の応接ルームで倒れているときのものと異なる(見送り時[22日?]はグレーの丸首トレーナーにベージュ上着、23日はグレー襟付きシャツにオレンジ上着)ため、別の日ではないかと思われる。
- 後にわかったことで、この日達雄は車の買い替え要望書を大学に提出している。
9月23日(土)
- 選考会の2日後
- 午前3時、朝宮達雄は寮厨房に置いてある?パソコンで告白動画を撮影する。
- 梨央の帝北大学薬学部の推薦入試日(9月23日)。梨央は10時から受験開始。試験後に携帯を確認すると大輝から届いたメールが届いており日時は「9/23土 15:10」だった。その後父に「試験終わった。手応えありです!」とメールしている。
- 同日、寮夫である父が寮2階で倒れる(くも膜下出血)。優が学校から帰宅後「お父さん俺の携帯見つかった?学校にもなかったんよ」と言いながら寮の2階に登ると、父が椅子に座ったまま倒れていた。※このときは生きていたが1週間後に死亡。なぜ優が土曜日に午後まで学校に行っていたのかは不明。
- 5話で優が語ったところによると「寮のみんなが救急車呼んでくれて、藤井さんが大丈夫や大丈夫やといって側におってくれて。姉ちゃん早く帰って来いって…そればーっか考えとった」、梨央「入試終わって帰ったら、よう頑張った。さすがは梨央やわーって言ってくれると思っとった。」ということになる。
10月1日(日)
- 父の通夜:「失踪から10日目」
- 祖母宅に父の遺体安置。弔問客が訪れる中、祖母に遺影用の写真を探すよう言われる。携帯で写真を撮っていた優に尋ねるが携帯を失くしたという。
- 渡辺昭が寮を訪れ、藤井隼人が梨央を呼びに来る。「先週の木曜日にこの寮に遊びに来たみたいやけども、名前は渡辺康介ちゅうんやけども」と聞かれ「長嶋さん…」と訪問相手であった長嶋の名前を出す。名前を出された長嶋は動揺して「来ましたっ!来たけど…でもなんか…すぐ帰るとか言い出して…」といい青木も気まずそうに目をそらしている。さらに梨央に詰め寄る渡辺父に監督が「警察には届けたんですか?」「まだしとらん」「まずは警察に相談した方がええですよ」と言ったためか、その後岐阜県警が失踪事件として動き出し、村内に高白警察署のアナウンスが流れる。この捜索時にドリームキャッチャーと黒いひもが映る。
- 父の遺影のための写真を探し続ける梨央。(納戸っぽい所で)黒いビニール袋を発見する。中には梨央のTシャツが入っていた。その夜、梨央はそのTシャツを燃やしてしまう。
10月2日?
- 自宅にて父の葬式:
- 喪服姿の弔問客が多数訪れる。東京からは加瀬が梓の代理で訪れる。
その後
- その後
- 優を祖母に預け東京の大学に通うことを決心する
- 同日晩、大輝は梨央に告白するも、梨央が返事せず泣き崩れるのを励ますだけだった。このときまで右腕の傷が残っており、大輝に見られている
※なお10月1日に亡くなったとすれば四十九日は11月18日。実際にドラマでも祖母宅に祀られた祭壇にはまだ父・達雄のお骨箱と思しきものが置かれている。最近とくに都会では葬儀日(火葬日)に四十九日もやってしまうことが多いが、2006年の岐阜白川郷ではどうだったんだろうか。
- 駅伝大会日&梨央出立日
- 大輝は全国大学対抗駅伝大会に出場
※モデルになっていると思しき全日本大学駅伝対校選手権大会は2006年は11月5日(日)開催。 - 同日、梨央は加瀬に伴われて東京へと旅立った。
※上の計算ではこの時点では四十九日も終えていない。よほど急いだのだろうか。
- 大輝は全国大学対抗駅伝大会に出場
2.2007年(14年前)
- 失踪から7ヶ月。
4月頃
- 4月19日:大学構内で携帯を見る梨央「不明大学院生依然見つからず」。
- 4月?日:長嶋透が大麻取締法違反で逮捕。大輝は青のUCLAスウェット。
- 梨央は1人寂しくカボチャの煮物を食べた後、祖母宅の優に電話を掛ける(優は緑色の長Tに下七分丈Gパンか)。帰宅した兄・真田政信から週刊誌を見せられてこの事件を知る。
- 4月?日
- 優(青Tに赤い上着、下はクリーム色の七分丈パンツ)は騒ぎの渦中の学生寮を訪れるが大輝(白のNEW YORK)に伴われ帰宅する。
- 東京でTVニュースを見る梨央。事件の中心人物と見られている渡辺康介は「行方不明大学院生」として父親の渡辺昭がTVに登場している。同じTVで、渡辺康介に性的暴行を受けたとして女性が被害届を提出(食事の途中に急にすごい眠気に襲われて…)されたと報道。入ってきた政信(オレンジTシャツ)に携帯を奪われる。
- 母・梓の会社を訪れ帰郷を訴えるが騒ぎが落ち着いてからと言われてしまう。その晩加瀬と洋食屋で夕食を伴にする。
- 4月?日:
- マネージャ青木菜奈も渡辺康介のPC内に自分の写真があったと昼食のラーメンを食べながら大輝に告白する。※この時に大輝は梨央の手首の傷を思い出す。
- 大輝は東京の企業から出ていた内定が取り消し、警察官採用試験を目標とする。青木菜奈は大学を退学。
- 同日夕方、加瀬から借りた携帯で優に連絡する梨央。優はその電話を大輝に渡す。ここで大輝は警察を目指すことを伝え、梨央は誰にも甘えず自分ひとりで頑張る大輝と話して勇気づけられる。
- 4月?日:
- 梨央は会社を訪れてスーツ姿の加瀬と会い兄政信の一番大事にしてるものを聞き出す。
- 4月28日:
- 辛く当たっていた兄・真田政信に仕返しをする。公園で寝転び本を読んでいる加瀬に「ケータイ取り返してやりました!!」とメールしたのがが4月28日。
- 同日、海岸で母から後継者の打診をされる。
雪の降る頃
- 12月29日(土)
- 白川郷の祖母宅に帰郷した梨央は弟から携帯に映った動画を見せられ消去する。これで渡辺康介事件当日の様子を認識する。携帯の日付が12月29日。
- この後、弟・優も東京に転居し梨央と暮らし始める。「わたしと東京行こ?一緒におろうよー。姉ちゃんが優のことずーっと守るで。な?」。モノローグ「2人なら怖くなかった。離れ離れになるなんて…思わなかった。」→3話で真田邸で(梓、兄、梨央、優で)同居している様子が描かれた。
3.2012年(※2007年12月から5年後)
- 弟(朝宮優)失踪。※「5年後、優は失踪した」のナレーションのみ。公式サイト相関図に「2012年に失踪した」の記載。机には白い携帯(2006年の事件時に失くしたもの)が置かれていた。
- 失踪時の梨央への手紙
姉ちゃんへ
僕は、人を殺した。
姉ちゃんが消してくれた記憶を僕は取りもどした。
なかった事にはできない
優 - 発見した梓が、梨央に「会いたくない」「朝宮優であることも、あなたときょうだいであることも捨てたいと」と伝え梨央に「その訳はあなたも知ってるって。どういう訳?」と聞くが、理由は答えられないという梨央に「月に一度は無事を知らせるように言っておいたから」と梓は言う。この葉書が梨央の部屋には大量に貼られている。9年間×12=108枚前後(失踪月と現在月との差が不明なので誤差あり)
4.2018年(3年前)
- 梨央:真田ホールディングスの代表取締役に就任。同時に真田ウェルネスが創薬事業に進出。ウェルネスの本業は介護事業で従業員数2000名うち正社員800名。全国170施設。事業内容は介護付き有料老人ホーム訪問介護、デイサービス。
5.2021年
7月16日(金):
- 富山県南砺市の山中で(渡辺康介の)白骨遺体が発見される
7月25日(日):
- ※父死亡の10日前に身元判明。
- 南砺市の山中で発見された白骨遺体が渡辺康介だと判明した。
- 骨だけなので死因特定はできない。腸骨に傷があるため何かで刺された可能性がある。
7月29日(木):
- 富山県警、渡辺父と連絡が取れなくなる。
- ※この日から殺された8月3日まで毎日、渡辺父は真田ウェルネス社最寄り駅である二子玉川駅改札を通過した履歴あり。
8月2日(月):
- 渡辺昭がホテル付近の喫茶店で優と面会し、青いビニール袋入りの現金を受け取る(喫茶店を出た防犯カメラ映像の時刻が15:42:46) ※「事件前日」なので8月3日じゃないかと思うが防犯カメラ日時は「08/02 15:42:47」で、ホテルの防犯カメラも8月2日
- 16時03分:渡辺父が現金500万円をホテルに持ち帰る。被害者がホテルを出て戻るまで15分ほど。
- 18時ごろ~23時:渡辺昭が真田ウェルネスを訪れ梨央に迫る。警備員の話で、5時間くらい(つまり18時ごろから)梨央を待ち伏せしていたという。橘しおりに渡したスケジュールによれば、同日19時~厚労省訪問、21時~楠木議員の面会。その後帰社し、会社玄関を通りかかった時の接触だと思われる。梨央と会社ロビーで接触した防犯カメラ映像が23:01。「あんた寮におった女の子やな。覚えておらんかね私のこと」などと叫んでいる。橘しおりにも写真を撮られており、この写真が後藤を通じて情報屋に渡る。
8月3日(火):
- (現時点で何もなし)※渡辺父、この3日も二子玉川駅改札を通過。夜中前には公園に移動か。
8月4日(水):
- ※白骨遺体発見の10日後
- 00:08 梨央芝池公園近くの防犯カメラに写る。日時は「2021/08/04 00:08:55」※3話。桑田確認。渡辺康介について知ってることは何もないと話すと渡辺父は納得せず右腕を取ろうとしたのでそれを振り払い公園の外に走り出た。
- 00:09 付近防犯カメラ32番映像に優らしき人物が写っている。
- 00:42 梨央、渡辺父と話した後タクシーを拾い自宅に戻った。日時は「00:42:30」※4話
- 午前4時53分世田谷区芝池公園内で水に浮いた遺体が発見。55分警察通報。
- 駒沢署に設置された特別捜査本部で、大輝は駒沢署の桑田仁美とコンビを組むことになる。この時既に息子・渡辺康介の白骨遺体が発見済で、大輝から富山県警本部にいる藤井に渡辺康介の件を問い合わせている。遺留品のお守りの話。
- 遺体は渡辺昭70歳。死亡推定時刻は当初8月3日午後11~翌4日午前1時。今朝4時頃犬の散歩中の住民が発見。池のそばに被害者以外の争った足跡痕複数あり。後頭部に挫創、頸部に圧迫痕。遺留品に「真田ウェルネスのホームページ等」と記載された紙片→大輝らが担当することとなり、ウェルネス社を訪問する。
- (おそらく昼過ぎ)会社に到着した梨央は、待ち構えていた大輝に署での質問を求められ、それに応じる(「警視庁捜査一課の宮崎です」「失礼ですよ。さあしまってくださいそんなもの」「いい。宮崎さん、真田梨央です。はじめまして。警察の方がどういったご用件でしょうか?「おととい、御社を訪れた男性が今朝遺体で見つかりました。その件について署で話を聞かせてもらえますか?」「わかりました。伺います」)。同じ頃後藤は橘しおり及び情報屋と接触する。情報屋の防犯カメラの社内映像時刻が12:51。
- 署での話が終わって梨央が帰社。部屋で待ち構えていた後藤と話をした後、後藤が梨央の部屋を出てエレベーターを待っている時刻が14:41。その後梨央は加瀬と遅めの昼食を取る。
- 長い回想シーンを挟み、被害者の宿泊先が判明しホテルに大輝と桑田が急行する。ホテル金庫内から旧札500万円、その他真田ウェルネスのホームページを印刷したもの、渡辺父の手帳メモ(”犯人”の字にぐるぐる)を発見。
- またその後に死亡推定時刻は午前0時~1時までに絞り込まれ、その前後1時間に防犯カメラに映った人物は32名。うち1名が梨央がいた。日時は「2021/08/04 00:08:55」
- この頃、梓は後藤と会食。後藤は創薬事業で年3億、3年間で9億飛んだことを愚痴る。
- 21時過ぎ、梨央自宅近くで不明車に襲われるが、大輝に救われる。周囲には加瀬の手配した「笠松」がおり、加瀬に報告を入れる。加瀬からの梨央受信、桑田からの大輝受信がそれぞれ21:21。※ただし笠松からの報告を受ける加瀬さんの腕時計(アナログ)は20:30:20?頃に見える
- 不審車両の運転手は「森下貴史」。モリバイオテクノの元社長。真田ウェルネスが社員4名を引き抜いたため、会社が潰れたと主張。
- 梨央と大輝は「もんじゃ峰」へと移動、2人きりで旧交を温める2人だったが、梨央は完全には腹を割って話してはいなかった。大輝が署に戻るために出たあと加瀬が「峰」に合流、想定問答通りに答えたかと確認する加瀬に梨央は頷いた。
- 署に戻る大輝にフリーライター橘が接触するが回答は得られなかった。大輝は山尾係長と桑田に梨央の話を伝えた。
8月16日(月)
- 酒井記念ホールで真田ウェルネス事業説明会。
- 警察が4名?体制で警備する中、森下貴史が現れ警備員になりすまし一人で居た梨央を刃物で脅して駐車場に移動。事前に森下の車を発見していた大輝がそれを発見し追いかけるが先に加瀬が駆けつけて梨央をかばい、左腕に傷を負ってしまう。直後に大輝が駆けつけ、森下は現行犯逮捕された。
8月17日(火)
- 後藤のモノローグ「私は自分を受け入れてくれたこの場所(真田ウェルネス)を何よりも大切に思う。寂しい人間と言われようと、それが私の人生だ。世の中には孤独と折り合いを付けられる人間とそうでない人間がいる。彼もおそらく私と同類だ」で会社前の優の顔が写る。橘しおりも会社前。
- 後藤は、梨央の部屋を訪れ週刊誌記事について非難し、つまづくような事があれば責任を取るよう梨央に迫る。
- 昼、梨央は梓および加瀬と会食。梓は梨央抜擢後も後藤が会社のために頑張ってきたことを話す。
- 警察:渡辺父の行動履歴判明。7月29日~死亡した8月3日までウェルネス最寄り駅である二子玉川駅改札を毎日通過。「イヤホン男」こと情報屋の前後の足取りを追うよう指示がでる。
- 後藤は橘しおり(黒いバン89-43)と会い、ペーパーカンパニーの存在を告げられ動揺する。鼻血を流す後藤に対して橘は笑いながらハンカチを差し出す。橘がまた連絡すると言って立ち去ると、後藤は情報屋に連絡して”橘しおりというフリーの記者”を調べるように指示。戸惑う優に対し「害虫です。何でもやると言ってきたのはアナタの方ですよね」と強制する。
- 昼過ぎ、梨央は会社に到着。秘書から警視庁宮崎よりの訪問したい旨の連絡を受ける。
- 13:55 大輝到着。渡辺父殺害日に公園近くを徘徊していたイヤホン男(情報屋)の情報を聞かれる。大輝は加瀬にも事件当日のことを聞く。加瀬は当日、午後11時半(23:30~)まで会社の社長室で梨央と打ち合わせ。その後退社。帰宅したのは「たぶん12時頃かと。防犯カメラはありません。一軒家なので」帰宅後梨央にメール。加瀬は任意の捜査である以上、今後自分を通さない対応は一切行わないと大輝たちを牽制する。
- 後藤は情報屋から橘しおりの情報報告を受ける。情報屋の気になることとして、大学在学中に1年間(2006年9月~2007年8月)休学しておりその頃に両親が離婚という報告を受け、休学理由をさらに調査するよう指示する。
- 橘は神奈川県横浜市戸塚区吉丘7-2-11メゾン笹垣302のペーパーカンパニーを調査。居住実態もないことを突き止める。4階建てボロアパート下2階はテナントか。
8月18日(水)
- 梨央に関する「10の理由」記事が掲載。加瀬が携帯の繋がらない梨央を心配して自宅を訪れる。記事は同日「6:01」配信。創薬ラボから電話を受けた梨央と加瀬は治験を依頼している大学病院?へ急行した。
8月23日? ※株価チェックのニュースより
- 大輝たちは梨央の行動を追っていたが見失い、大輝は梨央行きつけの店に一人で訪れる。TVでは法都大学の駅伝大会3年連続優勝を伝えていた。白山大学は7位でシード権獲得。
8月31日:定例役員会
- 真田ウェルネスの定例役員会では、兄政信、後藤らの追求に梨央は追い込まれる。長田パートナーズからも追加投資を取りやめたいとの申し出があったと伝えられるが、恩師の助けもあり梨央は危機を脱する。
- 同日、大輝らはついに情報屋生田誠の住所がマンスリーマンションの205号室であることを突き止める。そこへたまたま情報屋優が帰宅して鉢合わせてしまい、優は逃走を図る。優はなんとか踏切で大輝を振り切り逃げ切った。しかし住居を突き止められたためか、優は自ら大輝に連絡してPCの803フォルダを見るよう伝え「大ちゃん」と呼びかけ電話は切れた。捜査令状もなく無断進入した大輝は、PC内のフォルダを確認し動画を見る。大輝は「優…」と名前を口にする。
- 17:02 同じ頃定例役員会を終えた梨央も優からの動画URLの入ったメールを受信する。そこには、深夜の公園で渡辺父と梨央がもみ合いながら会話をしている様子が写る。梨央が怒ったように振り払い立ち去ると、動画の撮影者が渡辺父に近づく。渡辺父が気づき、撮影者に食って掛かる。揉み合いになりカメラが激しく揺れ、池に突き落とす様子が写されていた。
- さらに「グランセントラルビルの屋上で待ってる」との優からのメールを受け取った梨央は同ビル屋上へ向かい、そこで優と落ち会う。右腕の傷を見て梨央は幼い頃の転落事故を思い出す。「今までどこにおったんやさ。優?もう会えんかも知れんと思っとったんやよ?」と声をかける梨央。「本当はそのつもりやった。一生会わんつもりやったのに…」と語る優。「どっかでゆっくり話そう」と近づく梨央に優はたじろぎ、「動画、見たよな?」と口にし、続けて「ごめんな、姉ちゃん、やったのは、俺なんや」と告白する。
公式企画のヒント
緒方恵美が視聴者と一緒に予想「『最愛』しゃべくりルーム」第3回
今後の展開を予想
- 回想シーンで達雄さんの後ろに映る影は?
その場にいて不自然じゃないのは陸上部員。 - 真犯人は梨央の実の兄・真田政信?
わかりやすい関わりしかしていないところが気になる。そんな簡単に終わるわけはない。 - 後藤さんはみんなの想像の逆を行くのでは?
”会社をなんとかするためにやってきた”。そういう意味では”完全に悪い人”ではなくなってきている。
実はアドリブだったシーン
- 5話で長嶋の子供が戻ってきた所に大輝が反応するところ。
- 7話でホームセンターで予想以上に重かったので梨央がよろけ、加瀬がさっと持つシーン。
- 優が料理するシーン。高橋文哉氏は料理人を目指していたため調理師免許を持っている!
視聴者の疑問
- なぜ加瀬さんはスイーツ店を知っていた?
純粋に前々から気になっていたお店。照れたのは言ってみたいスイーツ店があったこと事態を恥ずかしがっていた。 - 役者は犯人を知っているうえで演技しているのか?
真犯人を知っているのは一部の役者のみ。スタッフ含めて大半が知らないため、撮影現場でも考察合戦になっている。もし自分が犯人だったらどうしようと不安がる役者も…
→(緒方)最愛の現場にはスッと演じる役者が多いため、「どうしよう…」と思っている役者さんは大丈夫かもしれない。 - 相関図にわざわざ出ている創薬ラボの所長と秘書も隠し事があるのか?
→(緒方)所長はあってほしくない。秘書はちょっと怪しいかも知れない。
→(山本アナ)緒方さん、的中でございます。
Pコメ:所長は梨央に隠し事をしていない。100%味方。ただ秘書は・・・
→(緒方)秘書さんは辛い役目を負われてたじゃないですか。頑張ってください!!
ドラマP’sヒント
- 7話の最後に後藤が引いていたスーツケース、この中身が今後の展開に絡んでくる。
→(緒方)ストレートにいうとどなたかが亡くなっているご遺体?
→(山本アナ)橘しおりなのかな?と私は思っちゃったんですけど…
→(緒方)可能性はゼロではないかもしれない。 - しおりの死が大輝の未来を変える
→(緒方)すでに7話で未来変わっちゃってるじゃないですか。警官でもなくなっちゃうってことですかね?顔を合わしちゃってるので…梨央ちゃんと3人ですけど。そこがまた何か山尾に見つかっちゃって管理官の方のところに行ってなにかになってしまうんですかね? - 大輝がついに梨央に…! と書かれています
→(緒方)えっそこまで?(寸止め!?)7話の最後の方だって、一緒にカーペットを拭いて、手が重なった、ハって顔を見た、距離10cmみたいな。普通そこでいくでしょ!!
→(山本アナ)ねえ!
→(緒方)どうして笑って終わるんですかね
→(山本アナ)そーなんですよ!
→(緒方)皆さんはなんだと思いますか? - 特別P’sヒント
ずっとツダケン(山尾)さんと天音(藤井)くんを疑う緒方さんのためにプロデューサーが出した2人に関するヒント。- 山尾のキャラ変にも注目。今までは可愛いキャラだったがどんどん本性を現していきます…
→(緒方)ケモノになるっていうことですか?ちょっと…これはヤバいですね - 藤井(天音)に関しては…ノーコメント(笑)
→(緒方)えーっ!それはヒントじゃないでしょ!!ヒントじゃないですよね!!
→(山本アナ)カッコ笑って書かれてますw
→(緒方)カッコ笑じゃないですよ!!あ…てことは、やっぱり何かがあるんですよ。野獣化する津田健次郎(山尾)と…謎めく天音(藤井)
- 山尾のキャラ変にも注目。今までは可愛いキャラだったがどんどん本性を現していきます…
気づいたこと(感想)
- 秘書と天音は怪しい要素あり。梓と政信もまだ裏が残されてそうだけどどうなんだろう…
- 後藤が引いていたスーツケースは普通に考えれば真田のペーパーカンパニー関連の情報=真田ホールディングスの裏が入っているのではないかと思われるが…ということはやはり梓と政信があのまま終わるわけはないということなんだろうか。
- しおりの死が大輝の未来を変える→所轄から再び捜査本部に戻ったりはしないんだろうか?まさかね…
伏線?
- タイトル「最愛」
- 最の”又”が下にずれている。愛の”心”・”夂”も微妙に右にずらしてある。
- ポスタービジュアルの“サスペンスバージョン”
- 役者12名が両手(吉高のみ)、あるいは片手を顔にかざした写真が使われている。デザイナーのコメントとして「12人の“サスペンスバージョン”は「人にはそれぞれ隠し事があり、パブリックなイメージの中で影も形もなくなっている」という部分を、演者様の手と共に表現しています。」と述べられている。
- 酒匂芳(渡辺父)、及川光博、田中みなみ
薬師丸ひろ子、吉高由里子、井浦新
津田健次郎、松下洸平、光石研(父)
佐久間由衣、奥野瑛太(兄)、高橋文哉(情報屋優)
- 白山大学仲間
- 公式サイト相関図の「過去」バージョン:
- 宮崎大輝、藤井隼人、長嶋透、高城隆之介、青木菜奈(マネージャ)
- ※なお地区選考会優勝時には、監督の他に、部員らしきメンバー9名、マネージャらしきメンバー4名が挨拶をしている。
- 公式サイト相関図の「現在」バージョン:※つまり高城隆之介が消えた
- 写真あり:宮崎大輝、藤井隼人
- 写真なし:長嶋透、青木菜奈
- 公式サイト相関図の「過去」バージョン:
- 情報屋:優? → 4話で自ら告白した。また相関図でも「梨央の弟 朝宮優」と記述された。梨央の弟。2007年から梨央と共に東京で暮らしていたが、2012年に『僕は人を殺した』という手紙を残し、失踪。月に1度、無事を知らせる葉書を梨央に送るも、所在は不明。失踪後は生田誠(いくたまこと)と名乗り、後藤の指示で会社の情報や梨央の素行を調べる「情報屋」として素性を隠して生きてきた。
- 森の中のドリームキャッチャーと黒いひも
- 画面の色が変わるのは優の記憶がなくなりそうなときの演出だという。なお出血多量のシーンでも恐怖感を出さないようピンクにしているという。 ※公式Twitter質問への回答。
- 2121年の殺人事件?※そもそも公式サイトの「はじめに」には、「過去の失踪事件から現在の連続殺人に至る一連の事件」と書かれており、2021年に起こるのは渡辺父殺害事件だけではないことがわかる。
- 1話冒頭で描かれる右手に血の着いた梨央が警察に連行されるシーン。梨央の衣装は白衣の下は赤っぽい上下。パトカーに乗る際に髪の毛をかきあげ、血が右額こめかみ付近に着く。連行メンバーに大輝は映っていない。
- 2話ラストではナイフを構えた誰かと梨央が映る。梨央の衣装は黒いスーツでネックレス、右胸上部に何かのバッジ(真田ウェルネスの社章?)。→これについては3話で梨央誘拐未遂事件として描かれた。
- 5話の予告では、橘しおりっぽい人物が額に血をにじませて袋詰された様子が写った。
その他よく見かける疑問など整理
学生寮と朝宮宅と祖母宅の関係(男子寮の構造)
主に2006年9月~上京まで
主に2話~3話
主に4話~5話
主に6話
- 橘しおり(松村栞)の情報整理:
- 松村栞は1986年8月27日生まれ。2005年3月に高校卒業するまで地元青森県。2005年4月に法都大政治経済学部入学。
- 2005年および2006年(法都大の1~2年時)に、白山大との合同合宿に参加していた
→ 渡辺康介は2006年9月21日に失踪する。つまり9月21日までに性的暴行を受けていたことになる。その後白山大部員長嶋の麻薬所持が発覚(2007年4月)し、同時に渡辺康介のPCから性被害者の写真が出てきたことから(青木マネージャもこの頃に知る)、被害者だとわかる。その後はまだ描写なし - (合宿後?)2006年9月~2007年8月の間、大学を休学。2006年(平成18年)11月16日に両親離婚。※旧姓は松村。2006年の離婚時に母の姓である橘に改名したのか?6話では藤井もマネージャ青木も「松村栞」で記憶していた。
- 2010年3月法都大卒業、2010年4月産教新聞入社。産教新聞は2017年9月退職。以降はフリーライター。産教新聞時代は真田グループに好意的だったと梓も言っている。
※2018年6月に梨央が真田ウェルネスの社長となり、その頃からそれを邪魔に思った後藤と結託して真田梨央を追うようになった?橘しおりの個人的な恨みと後藤の思惑が一致したのか? - 橘しおりは真田(朝宮)梨央を知っていた(「やっと会えましたね」)
- 橘しおりは、藤井に覚えられていた(「法都大の~松村なんとかって女性」)。また青木マネージャも覚えており、一緒に撮った写真も持っていた。
- 渡辺康介の「女子大生連続性的暴行事件」の被害者リストに名前が出ている
- 大麻パーティには参加していない。
お団子女子らしき女性の名前は「??大学陸上部寮内大麻所持使用事件の関係者」リスト(6名)では「佐藤里奈」となっており、可能性が消えた。※ただし5話映像では、渡辺康介を除いて7名(女性2、男性5)映っており、人数に矛盾がある?が、とにかく女子は橘(松村)ではない。一人テーブルの向こうに倒れて手と上着だけが見えている人物がいるが、これは1話で葉っぱを巻いていた男性ではないかと思われる。彼は下は白い短パンのようなものを履いているが、5話長嶋回想シーンで写るメンバーでそれに該当する人物がいない。
- 深夜公園での渡辺父と梨央・優との会話で何を話してる?:→文字起こしをしたものを、上記「緒方恵美と熱弁『最愛』しゃべくりルーム[第2回]」に追記しました。※渡辺父が何故か梨央を最後に息子と会話した人だと決め付けているのがやや気になるが(誰かがそう証言した?)、即座に優にそれを否定した上に僕が殺しましたと言ってしまうため渡辺父は激昂してしまうことになる。
- 優はなぜ不起訴になった?:一部で起訴猶予と書かれているが、山尾は「ありえねえだろ不起訴は!」と激怒しているので起訴猶予ではなく不起訴が正しい。
- 傷害致死容疑:池に突き落としたことを自供したが、渡辺父が池から這い上がって叫びながら歩いていた証言が得られたことでつまり傷害致死容疑ではなく傷害容疑となった
- 正当防衛成立の余地:優が提出した動画により、先に手を出したのが渡辺父であることがわかる(と描写された)。裁判で正当防衛であると認められれば傷害容疑の違法性自体が阻却される。つまり傷害罪が成立しなくなる可能性が高い
- 病歴の考慮:幼少期に公園遊具から落下した事故により記憶障害を抱えていること(びまん性軸索損傷などの外傷性脳損傷。加瀬が18歳までの診察履歴提出)、それが現在に至るまで治療法が確立していないこと(だから梨央は薬を開発している)、加瀬及び大輝の進言により病理鑑定を行ったと思われること。これが認められれば自白証言の信用性自体が疑われる可能性がある(優は自分で覚えているのではなく、何かに記録されたものを喋っているだけ)
- これらを主に加瀬が被疑者(優)側に立って検察側に強く働きかけた結果、検察では公判を維持できない(下手すると負ける)ことから起訴を見送ったのだと思われる。
- ただし渡辺父に500万円を渡したこと、その金の入手元については不明なまま。さらに池から這い上がった渡辺父の死亡に至った経緯も6話時点では不明(7話予告:山尾「遺体が発見されるまでの間に何が起きたのか」、大輝「一人、気になる人物が…」)
- 梨央はなぜ大輝に会わないと決めた?:上記した通り、捜査本部の刑事が過去の交友関係を元に捜査に手心を加えたと見られても致し方なく、しかも現在進行系で被疑者の姉で重要参考人でもある真田梨央と度々会っていることは上司(山尾)にも認識されており、クギも刺されている。にも関わらず優に会いにフラフラと駒沢署を訪れた梨央と大輝は2人で会話してしまった。さらに、結局捜査のかいなく優は不起訴処分となってしまった。この大輝の”被疑者に肩入れしている”という状態は加瀬さんが言う通り「良くないこと」に違いない。
・つまり、梨央としては大輝に会うことが大輝を苦しい立場に追い込んでいることが理解できたために、せめて最後に大輝の顔だけ見てもう会わないようにしようというのが6話ラストの歩道橋付近での追いかけっこなのだと思われる。梨央は大輝を呼び出したにも関わらずその場に現れず携帯を鳴らし、「優のためを思ってくれたんやな…ほんとはやったらいかんことなんやろ?もう会わんようにする…大ちゃんの立場が悪くなってまったら私も嫌やもん。最後に顔が見たかったんや」。ここで大輝は付近に梨央がいることを理解し探し始める。1話では探せなくて歩道橋で崩れた大輝だったが、今回は追いついて抱き合うも梨央はじゃあねと笑顔をみせて去ってしまう。 - 加瀬はなぜスイーツ店を知っていた?:公式ツイで「実は甘いものが大好きな加瀬さん? 梨央を元気づけたいと、行ってみたいと思っていた店に訪れたのでした。」とつぶやいている。
- 梨央にも記憶障害がある?:1話の渡辺康介に襲われるシーンや「覚えとらんのやけど…」のセリフや演技が強烈で尾を引いているのだと思われるが、少なくとも6話までに梨央自身に記憶障害があるという描写や説明はなされていない。シチューを流し込んだ後は薬の影響で翌朝まで覚えていない。※ことになっているし、6話時点では梨央自身も覚えていない。性的被害者の一人マネージャ青木も(康介失踪後約半年後に)渡辺康介PCから内の写真から発覚して初めて知った。
・むしろ梨央は、他人との会話においては正確に物事を記憶しており(優の生母のこと、梓や加瀬が幾度か白山を訪れていたこと、会社への脅迫メールの件など)、当然社長の素質を持つ頭の良い人物だと描かれている。そうでなければ梓が、信頼している後藤を押しのけてまで社長に抜擢するわけもない。
・6話では落としてしまったヨーグルトを放置する様子が映ったが、あれは優の身柄確保により心神喪失状態に陥っている描写ではないかと思われる。大輝から電話がかかってきた時点でフラフラした演技になっている。
※ただし今まで出てこなかった松村栞が「私のこと、覚えてませんか?」とも言っており、これが何を意味しているかは現時点では不明で、まだまだ未描写部分がありそうだ。
主に7話
- 洗濯機:
- 7話で登場した梨央が3回叩いて直した寮の洗濯機と、1話で登場した夜中にTシャツと旗を洗っていた洗濯機は別物。
- 1話のものは恐らく朝宮家の裏口っぽい場所に新しめの家庭用洗濯機で1台だけ設置してあり周囲には物干し台や洗濯カゴなども見える。
- いっぽう7話の寮の洗濯機はかなり古いタイプで、何かの鉄筋造りの建物の壁沿いに4台ほど並んで設置しているのが確認できる。仮に時期が違うとは言え、建物まで違うのはおかしく大学所有の洗濯機だろうと思われる。
- A子さんと松村栞(橘しおり)の関係:
- 警察に被害を訴えでた人物:2話TBS皆川アナウンサー登場シーンでの”TVで被害を訴えた女性(Aさん)”は、標準語ではなく飛騨言葉で話している。このA子さんは警察に被害届を提出した19人のうちの一人。
- 松村栞こと橘しおり:橘しおりは19人の被害者の中でたった一人告訴した人物であり、A子さんとは別人。
コメント
新高岡駅は2015年3月に開業した。
ご指摘ありがとうございます。