Firefox版のStylishでもスパイウェア騒動が起こっているようです。すでに公式アドオンサイト(AMO)からも削除されており、インストールしている場合も動作しない状態に変更されるとのことです。
人気のFirefox拡張機能「Stylish」がポリシー違反でブロック、すべての閲覧履歴を収集か – 窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1131143.html
動かなくなってしまったものは仕方ないので、ここではオープンソース開発されているFirefox版のStylusへの移行方法を紹介します。
しかしすでに過去のバージョンも参照できなくなっているため、今から公式の「Firefoxアドオンサイト(AMO)」を使ってバージョンダウンすることはできません。
移行手順
StylusのWikiで説明されていますが、英語ですのでこちらで手順を説明しておきます。
Stylishのバージョンによりインポート方法が異なるため、必ずご自身の使用しているStylishのバージョンを確認しておきましょう。
Stylish3.0.1以降からの移行
Stylishのバックアップ機能を使って設定を保存し、それをStylus管理画面の「バックアップ」-「スタイルをインポート」で読み込みます。
なお読み込みファイルを指定する時に、デフォルトでは「*.json」ファイルで絞り込まれていますが、これを「全てのファイル」に変更して探すようにしましょう。
Stylish3.0.1以前(Firefox57を含む)からの移行
Stylish2.1.1などが該当します。
Firefoxのプロファイルフォルダに、「stylish.sqlite」というファイルがあります。これを次のStyle Extractorを使ってJSONフォーマットに変換した上で、Stylusでスタイルをインポートします。
User Style Extractor (stylish.sqlite)
https://www.jeffersonscher.com/res/stylishextract.html
- 上記URLをブラウザで開いておく。
- プロファイルフォルダ内にある「stylish.sqlite」ファイルを上記URL画面にドラッグ&ドロップする。
- 画面内の「All Styles」を選択してファイルを保存する。
- 保存したファイルを、Stylus管理画面の「バックアップ」-「スタイルをインポート」で読み込む。
Stylishでは、登録したCSSを適用するか(enabled)、または無効化しておくいずれかの状態に変更できますが、このStyle Extractorでは、enabledなCSSだけを取り込むことも選択できます。わからない場合は、上記のように「All Styles」を選択して保存すればいいかと思います。
※なお上記サイトでは、これらの手順以外に「stylish-export.xpi」を使用する手順も紹介されていますが、管理人のPC内のFirefox56ではインストールできませんでした。