リニア新幹線

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国交相によるリニア新幹線(中央新幹線)着工認可がようやく降り、建設のめどが立ったといいます。

 

このリニア新幹線に反対する人が多いのに驚かされます。

そもそも旧国鉄を母体としているとはいえ、民間企業が自己資金で建設するものであって、国家に負担を強いるものではありません。

JR東海は、その上分割民営化時の3200億円の債務、および新幹線鉄道保有機構から5兆900億円の債務を引き受けています。

 

それよりも深刻なのは、「東海道新幹線があるから無駄だ」という意見でしょう。

さきごろ開業50周年を迎えた東海道新幹線は、不断のメンテナンス努力を続けているためになんとか事業継続できているという事実があります。

現代日本の大動脈であるにも関わらず大きな改修作業もできず、さらに海岸線近くを通るために災害の影響も受けやすい。JR東海では独自の地震観測機器などを整備してあたっているが限界はあります。
もしこの東海道新幹線が数日でも止まるような事態になれば、日本経済に大打撃を与えることになるのは火を見るよりも明らかです。

50年を迎えたいまバイパスを建設しておかねば、取り返しの付かない事態になりかねず、想像力の欠如という他ないでしょう。

また東海道新幹線は曲がりくねった構造であるために時速270キロ以上が出せず、いま以上の車両増発もままならないため、すでに輸送力は限界を迎えているのです。

これらの問題を解決するためには、既存の新幹線規格以上のリニア規格での新線建築しかありえないのですが、それでも反対する勢力はいます。

不思議な世の中という他ないですね。

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