吉田調書のゴタゴタに思うこと

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朝日新聞の誤報により、せっかく公開される吉田調書の意味が失われてしまいました。

 

  • 2011年の東北大震災の折の福島第一発電所で何があったのか?
  • 何が問題でどう解決したのか、本来はどう解決すべきだったのか?
  • 問題解決の上で障壁となるようなものはなかったのか?

福島での事故は、高度に発達した社会において、原子力発電所を抱え込んだ人類がはじめて対面する未曾有の大災害といえます。

わたしたちは、これらを明らかにし、今後の糧として全世界に公表する義務があります。
そのための貴重な資料の一つが吉田調書でもあります。

 

朝日の誤報は、そういった意義がある公開をまったく無意味なものにしたといえるでしょう。
そればかりではなく、あの時、現場で文字通り死に物狂いで働いていた人々の努力を踏みにじり、命令違反をしたかしていないかという実に矮小な議論に貶めてしまったともいえます。

かえすがえす残念でなりません。

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