症状
グラフィックボードにnVidia製品を入れていると、基本的にグラフィックカラーなどの調整は「nVidiaコントロールパネル」で行う。
しかし、このうちのデスクトップカラー設定値が、なぜか時々リセットされてしまうという問題がある。
発生する状況としては、タイムアウトでの画面リセット(省電力機能付きディスプレイだと電源オフ・オンされるタイミング)や、再ログイン時、普通にWindowsを起動した時など多岐にわたる。
原因
原因としてはWindowsの「Calibration Loader」が邪魔をしており、これの作動タイミングに「nVidiaコントロールパネル」による設定値を上書きしてしまうことにより、意図しない設定値へとキャリブレーションしてしまう。
結果、明るすぎたり、暗すぎたりなど「nVidiaコントロールパネル」で設定した値とは別の設定値へと変わってしまう。
この「Calibration Loader」はタスクスケジューラに登録されており、様々なタイミングで起動し、キャリブレーションされる。
対策
タスクマネージャーで上記「カラーキャリブレーション」を無効化することで対策できる。
- タスクスケジューラを起動する
- 「タスクスケジューラライブラリ」-「Microsoft」-「Windows」-「WindowsColorSystem」とたどる
- Calibration Loaderというタスクがあるので、右クリックから「無効」にする
- 以上で即座に反映される
上記だけだと特定条件で漏れてキャリブレーションが働いてしまう場合には、さらに以下の設定を試してください。
- 上記と同じCalibration Loaderというタスクを選択する
- 右クリックからプロパティを開く
- 「トリガー」タブに切り替える
- 「ログオン時」、「ユーザーセッションへの接続時」の2つが表示されるので、それぞれ「編集(E)」の一番下「有効」のチェックを外し無効化する
- 「OK」を押して抜ける