世界で唯一、女性の運転が禁止されている国サウジで、遂に2018年6月から解禁されることが決まったようです。
サウジ、女性の運転解禁へ 歴史的決定、2018年6月から 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3144453?act=all
国営サウジ通信が伝えたところによると、「国王令により、交通規則の条項規定が施行される。これには男性と女性に分け隔てなく運転免許を発行することも含まれる」ということだそうです。
サウジでの女性の運転禁止については世界中の女性の権利に関する活動家たちが長年反対(解禁)運動を続けてきたことであり、喜ばしいことではあります。
この決定はムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子による大規模改革の取り組みの一環でありますが、国内のイスラム系保守層の反発を招く可能性があるとも指摘されています。
ただしイスラム教の戒律では、女性は「弱者」として保護の対象となっており、旅行や就労、結婚などにおいても父親や夫など「男性の保護者」の同意を得なければならないことになっています。
今回の運転解禁についても、女性が運転免許証を取ることについて、夫や父親の許可が要るかどうかはよくわかっていないということです。
長くに渡ってその国で定められてきた習慣を変えるのはなかなか難しいのだという問題ですね。