「心が折れる」は20代、「毒を吐く」は30代、「目が点になる」は50代

文化庁が、「国語に関する世論調査」の平成28年度版の結果を発表しています。

それによれば、慣用句などの使い方の調査において、

  • 「心が折れる」は20代で76.2%
  • 「毒を吐く」は30代で59.8%
  • 「目が点になる」は50代で69.9%

がそれぞれ一番良く使うという結果が出ています。

また細かく見ると、「心が折れる」については、10代~40代まで幅広い年代で65%近く使われるのに対し、50代で49.5%に下がり、60代になると26.6%に下がってしまいます。

また「毒を吐く」については、10代では38.2%と低いものの、20代で54.1%、30代で59.8%と上りきり、40代は52.9%と下がっていき、50代では30.7%、60代で11.3%と上の年齢ほど使わない傾向が強く出ています。

「目が点になる」については、10代が36.8%、20代30代は50%強、40代で65.5%と上り、50代の69.9%が最高値となり、その後60代では41.3%と低くなっています。

続いて誤用について。

「さわり」(例文:話のさわりだけ聞かせる)という言葉については、本来の意味の「話などの要点のこと」と回答した方は36.1%、誤った使い方である「話などの最初の部分のこと」と回答した方は53.3%もあるそうです。

「ぞっとしない」(例文:今回の映画は、余りぞっとしないものだった)という言葉については、本来の意味の「面白くない」と回答した方はなんと22.8%、誤った使い方である「恐ろしくない」と回答した方は56.1%もあったそうです。

どちらも年令を重ねると正答率は上昇しますが、「さわり」では70歳以上で45.8%なのに対し、「ぞっとしない」では70歳以上でも36.7%にとどまったということです。

この他にも、「口を濁す/言葉を濁す」、「足下をすくわれる/足をすくわれる」、「存亡の機/存亡の危機」のいずれを使うかについても、結果が出ており、それぞれ下線を退いたほうが正解なのですが、次のような結果になったようです。

  • 言葉を濁す:正答率74.3%
  • 足をすくわれる:正答率26.3%
  • 存亡の機:正答率6.6%!

この結果についても年代別のグラフが載っており、最後の「存亡の機」については60代まで誤用率が85%前後あり、70歳以上でも75.5%が間違っているということでした。

その他にもいろいろおもしろい調査結果が出ていますので、みなさんも一度見てみるといいでしょう。

国語に関する世論調査 | 文化庁
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/

調査結果のPDF資料

http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/h28_chosa_kekka.pdf

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