「NVIDIA アプリ」のインストールメモ

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GeForce Experienceにドライバー更新通知が出ていたのでクリックしてみると、何やら「NVIDIA アプリ」へアップデートするとかいい始めたので慌てて調べたら、人と環境によっては結構凶悪らしい。

その「NVIDIA アプリ」を警戒するための情報メモ。

※2024年12月11日:コメントにて、「インスタントリプレイが、ブラウザやアプリでHDCPコピーガードがあるサイトを開くたびにOFFに戻ってしまう」との情報をお寄せいただきました。発現条件(ソフトウェアの相性など何か条件があるのか、それともどんなアプリでも100%こうなるという類のバグなのか)などは不明ですがインスタントリプレイを常用する方はご注意ください。

変更履歴:

  • 2025年1月31日:GeForceドライバ572.16に伴うDLSS4.0対応について、ページ末の「障害と対策」の末尾に追記しました
  • 2025年1月26日:NVIDIAアプリ11.0.1の追記
    • ゲームフィルター機能がデフォルトオフに切り替わったようです。一部環境(私の環境でも)チラツキというかガクガクという遅延が出ていたのも影響あったのでしょうか。
  • 2024年12月頃:コメントで頂いた情報などを含めていろいろ追記。
  • 2024年11月20日:初稿

 

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概要

「NVIDIA アプリ」とは、要するに「GeForce Experience」に「nVidiaコントロールパネル」の機能を統合したものだと思えば良いでしょう。

従来nVidiaコントロールパネルは古臭いインターフェースにトロ臭い動きで「これ本当にみんな使ってんの?」と不安になるレベルだったのですが、それがGeForce Experienceに統合され、よりモダンな見た目に、またキビキビと動作するようになったものです。

ついでにオーバレイ機能(インスタントリプレイや録画機能)やヘッドアップディスプレイ(HUD=統計情報)機能も少しだけ改善されました。

 

全体的な感想

全体的な感想としては、(かなりライトな使い方しかしてないが)nVidiaコントロールパネルでプログラムごとのグラフィック設定や、GeForce Experienceで録画機能などを使っていた身からすれば、十分乗り換え可能な出来じゃないかと思います。

私自身はマルチモニタなどもしておらず、そこまで両アプリを使い込んでるとは言い難いため、この「NVIDIAアプリ」が本当に万人の用途に耐えうるのかはわからないのですが、特にnVidiaコントロールパネルの無意味に重いのが普通のアプリ並みにシャキシャキ動作するようになったこと自体が喜ばしいことだと感じました。

また従来のGeForce Experienceはメニュー構造や画面遷移がかなり謎でしたが、今回の「NVIDIAアプリ」はごく一般的なアプリのメニュー構造に近いものとなったとは思います。とは言え設定機能が分散してたりしますが。

現時点では、最悪なにか問題があれば「GeForce Experience」に戻すことが可能な状態ですので、ご興味がある場合には試す価値があるのではないかと思います。※ページ下:「障害と対策」の「インストールしてしまったが戻したい」を参照

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インストール

試しにインストールしてみた結果を書きます。

インストール時の選択項目は3つだけです。

  1. お気に入りのドライバーを選択(二択)
    • GameReadyドライバー(ゲーマー用)
    • NVIDIA Studioドライバー(クリエイター用)
      ※NVIDIAアプリ内でいつでも対象を切り替え可能

  2. ゲームやクリエイティブなアプリケーションを最適化(オン/オフ)
    • ※おそらくこれがネットで不評な元凶じゃないかと思われます。要するに従来GeForce Experienceで行っていたゲーム最適化(ゲーム内設定をNVIDIAアプリからコントロールする機能)です。各ゲームではなくこのアプリで統一管理できるというメリットがあるのでしょうが、いきなり全ゲームやアプリの設定まで書き換わるので、それは困ると言う場合は「オフ」を選んでおきましょう。
    • ※後から「ゲームとアプリのスキャン(自動最適化設定)」で全スキャンでまとめて最適化も可能であり、また個別のアプリごとに「最適化」することもできますので、全自動でトラブルが出るのが怖いのでひとつずつ進めたい場合にはこの選択肢は「オフ」にすると良いでしょう。※下記:全体設定-プログラム設定(個別アプリごとの設定)を参照
  3. NVIDIAオーバーレイを有効にする(オン/オフ)
    • ALT+Zでオーバーレイ表示する機能
      ※録画機能やスクリーンショット機能など。ゲームプレイ中の録画もインスタントリプレイで可能。怪しい録画アプリを使うならこの機能で十分じゃないかと思われる。

なお「NVIDIA アプリ」をインストールしてもそのタイミングではドライバはアップデートされず、「NVIDIA アプリ」-「ドライバ」から「ダウンロード」をクリックすることでドライバーアップデートができる。

※例えば11月20日に「NVIDIA アプリ」をインストールした時点ではドライバーはそれ以前からアップデートしていたv561.09(32.0.15.6109)のままであり、「NVIDIA アプリ」のダウンロード欄には「バージョン:566.14 – リリースされました: Tue Nov 12,2024」と表示されており、どうもネットの評判を見ると不評が多く見えるため私はアップデートは保留している。

 

公式バージョンアップ履歴(リリースハイライト)

Release Highlights

 

 

NVIDIAオーバーレイ

従来Alt+Zで表示されていたオーバーレイメニューのこと。Alt+Zで左サイドメニューが起動する。

(Alt+Rで起動する)「統計情報」のカスタマイズなどが可能。

右上ギアアイコン

NVIDIAオーバーレイ自体の設定を行う。

ショートカット

ショートカットはそのままショートカットキーの設定。以前は(たぶん)固定だったオーバーレイメニューのホットキー、統計情報のオンオフ、メトリクスは表示項目数の切り替え(後述「統計情報」項目参照)、

ヘッドアップディスプレイ(統計情報)

こちらの項目では、(Alt+Rで起動する)「統計情報」の表示位置やフォントの設定を行う。「右上」「左下」などの位置設定のほか、左上を0,0としての百分率での水平位置や垂直位置の指定も可能。※表示項目の設定は後述の「統計情報」で行う。

「レイアウト」は、統計情報(FPSなどのオーバーレイ表示)の表示様式指定。リニアだと真横に一列、ダブルだと二段(細かい指定は不可能)、スタックだと縦一列の表示となる。※表示する項目はカスタマイズ可能。後述

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通知

(録画などの)開始終了時に左上にポップアップする通知の設定。

※設定画面の残り省略。残りはオーディオ設定(音量、マイク)、ビデオキャプチャ設定(解像度、フレームレート、ビットレート)、ファイル保存位置と空き容量設定。

ビデオキャプチャ設定

解像度、フレームレート、ビットレートが選択できる。

※なおRTX40xxシリーズ以降では、ビデオキャプチャ設定で「Codec」の選択が可能。「H.264/HEVC」または「AV1」のいずれかが選択できる。

なおビットレートについては30FPSで10Mbps、60FPSで15Mbpsが最大値となっているが、一度クオリティを「高」に変えてからビットレートを最大まで動かすと30FPSでは12Mbpsまで、60FPSで18Mbpsまで上げることができる。

 

NVIDIAオーバーレイメインメニュー

ALT+Zで開くNVIDIAオーバーレイメインメニューでできること。

  1. 録画の開始/終了(Alt+F9)
  2. インスタントリプレイ(Alt+Shift+F10)※デフォルト5分、最大20分
  3. スクリーンショット(Alt+F1)
  4. フォトモード(Alt+F2)
  5. ハイライト(ゲームプレイでの大事な局面の自動録画)
  6. ゲームフィルタ
  7. マイク
  8. 統計情報(Alt+Rで起動するHUD)

 

インスタントリプレイ

インスタントリプレイは、「デスクトップキャプチャ」をオフにした状態で、

  1. インスタントリプレイをオンにする
  2. ゲームなどをプレイする
  3. 動画を保存する→「保存しました」と表示されればOK
  4. ギャラリーから再生する
    デフォルトだと「C:\Users\(ユーザー名)\Videos\NVIDIA\(ゲーム名)\」フォルダに保存される

「デスクトップキャプチャ」のオフは、Alt+Zの右上ギアアイコン設定の「ビデオのキャプチャ」の一番上にある「デスクトップキャプチャ」をオフにします。

※これでも録画できない場合は、何らかのアプリが録画(キャプチャー)を禁止にしている場合があります。Windows起動直後の録画対象のゲーム以外を起動していない状態で試してみましょう。

 

統計情報(HUD)

統計情報にどういう項目を表示するかの設定ができる。なお「ヘッドアップディスプレイを設定」では上記ギアアイコンから入った設定画面と同様の設定が行える。HUDのレイアウト(リニア=一行、ダブル=二段表示、スタック=従来通り縦一列表示)設定などもここで行える

標準ではこの項目だけだが…

項目の下の方にある「すべて表示」をクリックすると、すべての項目が表示され、そこではGPU電力やGPUファン速度、VRAMクロック、レンダリング遅延、マウス遅延なども表示させることができる。

 

 

 

「NVIDIA アプリ」

こちらが「NVIDIA アプリ」のもう一つの機能です。

大きく言えばアプリ(ゲームプログラム)ごとのグラフィック設定をいじったり、あるいはGeForceグラフィックドライバーのアップデート管理を行うもので、要するに以前の「nVidiaコントロールパネル」をモダンに作り変えたものに「GeForce Experience」のオーバーレイ以外の機能をまとめたものだと言えば話が早いでしょう。

全体設定-グラフィックス

従来のnVidiaコントロールパネルにあった設定と同じで、「プログラム設定」と「グローバル設定」に分けて、グラフィック設定が可能になっている。

グローバルでも最大フレームレート制限が可能(プログラム起動時にはもちろんプログラム設定が優先される)

 

全体設定-プログラム設定(個別アプリごとの設定)

「グラフィックス」-「プログラム設定」から行えます。

個別アプリごとに「最適化」ボタンがあり、ゲージをいじってから「最適化」を適用すれば、新たにその値が適用できるようになります。例えばCities Skylines IIでの実行例。チューニングゲージを「高パフォーマンス」から「クオリティ」まで左右にいじると変更後の値が表示されるので、「最適化」を押せば新たな値が適用。キャンセルを押せば現在値に戻せる。

解像度とディスプレイモード(フルスクリーン/フルスク(ボーダー無し)/ウィンドウ表示)を切り替える場合は、「ゲームは最適化されていません」あたりをクリックすると選択項目が表示される。

 

ゲームの場合のアプリ別設定値

設定値は、どうもアプリケーションとゲームとで異なっているようだ。※ゲームによっても、使われている技術により設定できるかどうかが異なってくる。下記はCities Skylines IIでの表示例。

個人的にいちばん大事な最大フレームレート制限もきっちり設定可能で、インストール時のオプションで「ゲームやクリエイティブなアプリケーションを最適化」をオフにしていると、現在のnVidiaコントロールパネルでの設定値がきちんと反映されているようだ。

 

全体設定-設定

「NVIDIA アプリ」の設定。

性能

  • NVIDIAオーバーレイ:オーバレイ(Alt+Z)機能のオン/オフ。
    ※これをオフにすれば当然Alt+Z系の機能が呼び出せなくなる。キーバインド変更はAlt+Zのショートカットで行う
  • ゲームのフィルタおよび写真モード:ゲームフィルタ機能のオン/オフ。
    ※ページ頭に書いているように、これをオンにするとアプリ/ゲームによりカクツキが発生するようなので注意が必要です。2025年1月26日のNVIDIAアプリ11.0.1で、デフォルトオフに変更されました。
  • ドライバーの自動ダウンロードのオン/オフ。
  • ゲームとアプリのスキャン(自動最適化設定)
    • スキャンするフォルダを複数指定して、「新しく追加されたゲームとアプリを自動的に最適化」することができる。

 

説明

早期アクセスやプライバシー情報の送信設定がある

  • 早期アクセス:早期ビルドへのアクセスを受け入れるか否か
  • 必要なデータ:必ず送信されるデータ。オフにはできない
  • 設定/パフォーマンス/利用状況データ:NVIDIAに送信するか否か
    • エラーとクラッシュデータ:これも送信するか否か

 

 

公式告知

「NVIDIA アプリ」が正式公開 ~「GeForce Experience」と「コントロールパネル」を統合 – 窓の杜によれば、

「GeForce Experience」や「NVIDIA コントロール パネル」を統合した新たなアプリ。ドライバーの更新やゲームのパフォーマンス最適化、ディスプレイやRTXビデオエンハンスメントの設定などが行える。

GPUのデータのモニタリングや、電力、電圧、目標温度、ファン速度をカスタマイズする機能もメインメニューに追加された。外部アプリを使用せず、本アプリ単体でオーバークロックやダウンクロックの設定ができる。

のだという。

かなりおせっかいな機能だが、おそらくどこかで強制的にアップグレード(インストール)せざるを得ない状況に追い込まれるのだろう。

「GeForce Experience」の機能を使っている必須作業があるので、その作業が安全に今まで通り行えるということがわからない限り、今は移行したくない。

なおImpress社では「「NVIDIAアプリ」正式公開。設定UIを統合、ログインも不要に – PC Watch」という記事も出しており、そっちでは

NVIDIAアプリでは、利用にあたってGeForce Experienceのようにログインを必要としなくなっている。新機能としては、オーバーレイで新たにAV1コーデックによる4K/120fpsキャプチャが可能になったほか、ドライバのロールバック機能が追加。ドライバ関連ではこのほか、新しいドライバが公開された際に変更点や修正点を数行にまとめて表示するようになっている。

NVIDIAでは、まもなくGame ReadyドライバおよびStudio ReadyドライバにNVIDIA appを同梱する予定としている。

とされている。下線は引用者が追加。

 

ツイッター告知

NVIDIA アプリが正式にリリースされました:

⚫ 最新の NVIDIA グラフィックスドライバー
⚫ 統合された GPU コントロールセンター
⚫ 再設計されたゲーム内オーバーレイ
⚫ パフォーマンス・モニタリング・オーバーレイ
⚫ ゲーム内フィルターなど

x.com

※動画あり。

 

ゲームフィルター機能

これが売りの一つらしい。Intensityを上げる機能は馬鹿みたいにHDRを強制してくるゲームにはいいのかも知れない。いくつか設定を保存しておいて切り替えできるようだ。※おそらくゲーム単位ではなく共通設定

 

障害と対策

今はインストールしない/したくない

「今はしない」を選べば大人しくインストール前に戻ってくれる。

「アップグレード」を選ぶと「NVIDIA アプリ」に上書きされてしまう。

 

インストールしてしまったが戻したい

「NVIDIA アプリ」をアンインストールして、再度「GeForce Experience」をインストールすれば戻るらしい。

一応2024年6月13日バージョン(3.28.0.417)を落としておいた。

GeForce Experience のダウンロード – NVIDIA

※すでにNVIDIAのGeForce公式サイトからはメニューがなくなっているので(グーグル検索からは直接飛べる)、注意したほうが良いかも知れない。

 

ゲームが勝手にフルスクになる

下参照

ゲームの設定が勝手に初期化される

どうもGeForce Experienceでゲーム設定を最適化した場合にさらに変更されてしまうらしい。

「NVIDIA アプリ」の「グラフィックス」からゲームを選択して「ゲームは最適化されています」の右にある「元に戻す」をすると元に戻せるようだ。下図の赤点線あたりをクリックすると「解像度」と「ディスプレイモード」という項目が開き、そこで直接指定ができる。

 

解像度・フルスクリーン/ウィンドウ・DLSS設定などが勝手に変更される

これも同様に「NVIDIA アプリ」の「グラフィックス」からゲームを選択して「ゲームは最適化されています」の右にある「元に戻す」をすると元に戻せるらしい。

 

オーディオ設定や通知設定が見当たらない

スクショの右肩×の左側のギアアイコンから入った設定画面での設定。ここでスクリーンショット保存や、録画やインスタントリプレイの開始/終了時のメッセージを消すこともできる。

 

設定が変更できない

「NVIDIA アプリ」の「設定」-「性能」で「新しく追加されたゲームとアプリを自動的に最適化します」をオフにする。

 

アプリやゲームでカクつく様になった

Twitterで、NVIDIAアプリを入れた後に何かのアプリでカクつくようになった場合は「ゲームフィルターおよび写真モード」をオフにしてみると良いというのを見かけて試してみると、私の環境では確かに効果があったようです。一度試してみると良いでしょう。

(「Alt+Z」で起動するメニューではなく)タスクバーにあるはずの「NVIDIA 設定」から起動しての「設定画面」-「性能」の上から2つ目です。

 

DLSS4.0対応について

2025年1月31日、GeForceドライバ572.16がリリースされDLSS4.0が旧版であるRTX40xx/30xxシリーズにも開放されました。

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ただ、どうも従来からNVIDIAアプリをインストールしている環境でドライバーをアップデートした環境だときちんと認識しない場合があるようで、私の環境でも最初ドライバーをアップデートしただけではDLSS機能が無効な状態になっていました。

※なお当然ですが、NVIDIAアプリをアンインストールすると各種設定が消える場合があります。重要な設定はメモしておきましょう。
※またこれも当然といえば当然ですが、GPUをより酷使する方向ですのでGPU電力やGPU温度は上昇する傾向になるかと思います。私の環境ではCities Skylines IIの新規マップ(無建築、つまりシミュレーション要素がゼロの状態でインターチェンジ付近を写した状態)で設定前に70~90W前後だったGPU電力が、設定後はだいたい120~130W前後に変化していました(FPS強制限状態で50W前後)。ただDLAAを効かせることができるため抜群に綺麗にはなりますしゴーストも発生しません。プレイするゲームやプレイ時間などに応じて各自でご判断ください。そもそもゴーストが発生するゲームの方が少ないでしょうし。Cities Skylines IIに限って言えばかなり効くことは確かです。なお私が試したところでは、ModelPreset設定により(GPU電力などが)大きく変化し、SuperResolutionの設定はあまり影響を与えないようです。もちろんこれも環境やゲーム/アプリなどにより変化する可能性はあります。
一応お断りしておくと、私の環境はRTX3060です。
※なおすべてのゲームで確認したわけではありませんし、各自の環境に適用して完全に動作することを保証するものではありません。あくまで私が試してみた一例とそのメモに過ぎません。
※また新機能(しかも過去製品にも適用するという)ですので、安定するまでやや時間を見る必要もあるかと思います。柔軟に対応するようにしたほうが良いでしょう。なにか不具合が出たときには、各ゲームのベースゲーム標準の設定に戻したり、あるいは解決方法を自分で探すなど、各自で解決するようにしてください。

 

↓ドライバアップデート直後:DLSSオーバーライドの3項目が「サポートされていません」になっている ※アプリやゲームごとに表示項目は異なる。下記はCities Skylines IIの場合。

NVIDIAアプリを再インストールすると認識するようになるという情報を見かけたため、試しにNVIDIAアプリを再インストールしてみるときちんと認識し、設定できるようになりました。

※ただしアプリやゲーム側が対応していないと無効状態のままなのは変わりありません。あくまで一例ですが、「Cities Skylines(CS1)」や「Transport Fever 2」、あるいは「FinalFantasy14」では、再インストール後も無効なままでした。ゲーム側が対応していないので仕方ありません。

↓NVIDIAアプリを再インストール後:設定可能になった

※なお設定を元に戻したい(DLSSオーバーライドを無効化したい)場合は、NVIDIAアプリのグラフィックス設定で、該当ゲーム/アプリのDLSSオーバーライドモデルプリセットの欄を「すべてのDLSSテクノロジーに同じ設定を使用します(3Dアプリケーション設定を使用する)」に設定することで、設定前の状態に戻せます。

 

例)Cities Skylines IIでの設定例

私の環境だと、DLSSオーバーライドフレーム生成は当然無効なままです。※DLSS Frame GenerationはRTX40xx以降対応、同様にDLSS Multi Frame Generation(MFG)はRTX50xx以降のみ

・なおお断りとして、以前から月次更新記事に書いているようにDLSSゴースト自体はCities Skylines IIゲームフォルダ内のnvngx_dlss.dllを、例えばDLSS3.8.10.0に置き換えることで無理やり発生させなくすることは出来ます。もちろん自己責任。
・今回のこのDLSSオーバーライドは、新ドライバーによってそうしたファイル置き換えでなく外部からコントロールする方法で、ゴーストを修正しながらなおかつDLAAによるアンチエイリアスも同時に効かせることが可能なのが大きなメリットとなります。その代償が電力/GPU使用率アップということです。ゴースト除去だけで十分な場合は、11月18日の記事を参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. より:

    まとめ感謝します
    今回のアプデの一番の問題だと思ってるのが、一番使ってる人が多いであろう機能インスタントリプレイが、ブラウザやアプリでHDCPコピーガードがあるサイトを開くたびにOFFに戻ってしまうんですよね。
    今まではそのサイトを開いている間だけ保存ができないというものでしたが、今回から毎回OFFにされる。
    そして「自動ではONに戻らない」ので、知らずにそのままゲームで良いプレイをして残したいと思ったが残せない、というストレスがでかいです。

    • 管理人 より:

      コメントありがとうございます。
      なるほど。。私はインスタントリプレイをあまり使わないので気づいてませんでした。
      デスクトップキャプチャだけの場合はオンオフは切り替わらないようです。
      情報ありがとうございます。追記しておきます。

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