カード社会への移行

カード優遇社会に違和感」という見出しの記事が出ています。

カード優遇社会に違和感 ETC、レンタカー、歌舞伎鑑賞なども- 記事詳細|Infoseekニュース
https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_625031/

ソースはポストセブンの記事で、様々な場面でクレジットカードが優遇され、必要とされる時代になりつつある様を伝え、今まで現金にこだわってきた人々の悲哀を描いています。

カードを信用しない人の意見

意地でもカードを使わない人の言葉が続きます。

まずはETCから

ETCはクレジットカード払いが原則で、カードがない人は高速道路6会社が共同で発行する「ETCパーソナルカード」を申し込まなければならない。だが、申し込み方法はかなり複雑で、「保証金」を前払いしなければいけない。「結局面倒臭さに勝てず申し込むのをやめましたが、それで有料道路を通る時に割高になっていると思うと納得いきません」(A氏)

さらに歌舞伎鑑賞時のカード優遇

『ネットだと確実に良い席を確保できる』と聞いたので試してみようと思いましたが、カード決済のみでした。現金払いは電話予約するしかないが、なかなかつながらず、良い席を取れない。それでもカードはお金を使った気がせず、使い過ぎてしまいそうなので持つ気になりません

続いて公共料金

電気、ガス、水道代などの公共料金はすべて郵便局で現金で払っていました。しかし最近、結婚した娘から、『カード払いにしたら、1%分のポイントが貯まって後々使うことができるのに、いつまで現金で払っているの!』と言われたのです。毎月キッチリ払っているのに、現金払いというだけでなぜ損をしなければいけないのか、まったく腑に落ちません

最後には「持っていても使わない」という人まで登場します。

これは島耕作シリーズで有名な漫画家の弘兼憲史さん。

アマゾンなどのネットショップで簡単に買い物できるのも知っていますが、自分のカード情報を入力して買い物する気がしない。必要があったらアシスタントにお願いして、彼にお金を払っています。多少不便でも現金払いを続けたい

意地でも使いたくないようです。

企業側の意見

一方で、最近こんなニュースも流れていました。

現金払い不可の飲食店、ロイヤルHD   :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22984010R01C17A1000000/

ロイヤルホールディングスは1日、飲食代金の支払いをクレジットカードと電子マネーに限定したレストランを6日に東京都中央区に開くと発表した。現金の管理を完全になくすとともに、客の注文はすべてタブレットで受け付け、店舗運営を効率化する。外食店の人手不足に対応した実験店として今後、主力のファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などにもノウハウを導入していきたい考えだ。

企業側も必死なのです。

現場で現金を扱わせるとその出納管理が発生し、オマケにレジには現金があるとわかっているのですから防犯面への対策や本部への集金業務など様々な雑務が発生します。

ただでさえ人手不足なので、企業側としては本業であるお客へのサービスを重点的に行いたいので、現金出納などないに越したことはないのです。

今後の流れ

さらに最近、急速に発達しているUberUberEATSなどのサービスもすべて電子マネーやクレジットカードでの決済が大前提となっています。そうすることで、集金業務などにまつわる余計な業務に割く人員をほぼすべてカットできるためです。

特にベンチャー企業にとっては、全国展開する上で現金出納やそれにまつわるもろもろの管理コスト(出納業務、担当人員、管理人員、事務所スペース、光熱費など維持費)を削減できることは非常に大きな魅力であり、むしろそれ抜きでは大きく展開することは不可能ともいえます。

個人にとっても現金を持ち歩くことは危険でリスクがあり、その上、企業側にとっても現金を扱うことはデメリットでしかなくなっているのです。だから企業は各種サービスを展開する上でクレジットカードや電子マネーを優遇し、現金支払の客との差をつけざるを得なくなっているのです。

上で見た「意地でもカードを使いたくない人たち」は、その流れに反発しているのですから、新しいサービスになればなるほどそのサービスの恩恵を享受することが難しくなっているのが現状なのです

この流れは今度ますます加速するとは想像に難しくなく、そうしなければ日本はよりいっそう世界の流れに取り残されてしまうでしょう。

かつて、1964年に開催された東京オリンピック大会は、新幹線などの社会インフラからトイレの男性女性マークまで、実に様々な変革を日本社会にもたらしました。

今回の2020年の東京オリンピック大会もまた、都内禁煙化なども含め、こうしたカード決済の一段の進展など、大きな転機になる可能性は非常に高いと思われます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク