Firefoxレガシーアドオンを使い続ける方法

11月に予定されているFirefox57(Quantum)リリースで、いよいよレガシーアドオンが動作しなくなります。

そんなに簡単にレガシーアドオンを捨てることはできないという方の場合には、移住先を見つけなければなりません。

レガシーアドオンを使い続ける方法を探っていきましょう。

FirefoxのESR

ESR版とは、Firefoxが長期サポートを必要としている法人向けに、セキュリティ修正だけを長期継続する延長サポート版 (ESR: Extended Support Release) のことです。

要するに、Firefoxが本体修正部分とは別にセキュリティ修正だけは一定期間更新してリリースしてくれるということです。

ただしこれについても無期限に使い続けることができるわけではなく、一定の期限が設けられており、その後はセキュリティ修正も行われなくなります。

https://www.mozilla.jp/business/

上記ページで公開されているように、現在ESRはFirefox52.xをベースにセキュリティ修正が行われていますので、レガシーアドオンを使い続けたい場合には一時避難先としてこのESRを選択することも可能です。

ただし、スケジュールをよく見ると、2018年6月26日でESRの対象バージョンが59.xへと置き換わるのがわかります。それ以後については、レガシーアドオンが動作するバージョンのESRはセキュリティ修正もされなくなるということです。

「Firefox ESR」のWindows XP/Vista対応は2018年6月で終了 〜「ESR 59」は対応せず – 窓の杜
http://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1084522.html

要するに、レガシーアドオン目当てでESRに乗り換えたとしても、約半年寿命を伸ばすだけにすぎないということです。

ただし、以下に書くように他のレガシーアドオン対応ブラウザの動向も不明瞭なため、一時的に避難するのは充分ありだと思われます。

Waterfox

Waterfoxとは、Firefoxをベースとした64ビット版OS向けのブラウザのひとつです。

こちらは動作させるのにWindows / MaxOS / Linuxのいずれかの64ビットOSが条件となっています。

特徴として、以下の様なものが上げられます。

  • 64ビットOSのみ対応
  • レガシーアドオン対応の継続
  • 64bit版NPAPIプラグインと署名のない拡張機能の実行をサポート
  • 「あとで読むサービス」“Pocket”の非統合 ※
  • 新規タブページにおけるスポンサータイル非表示 ※
  • 統計情報の収集の非対応 ※

このうち※印を付けたものは、本家Firefoxに搭載されている「余計な」機能であり、Waterfoxではそれらを登載していないため、より利用者のプライバシー保護に気を配ったものとなっているといえます。

しかし、いわゆるFirefoxのレガシーアドオン、64bit NPAPIプラグインと高い互換性を持つことも目的の一つとしており、避難先として考える時真っ先に候補に上がるものでもあります。

このWaterfoxは現在55.2.0が公開されたばかりで、同時に今後の大まかなロードマップについても公開されました。

Waterfox 55 Release (Windows, Mac, Linux and Android)
https://www.waterfoxproject.org/blog/waterfox-55.0-release-download

レガシーアドオン対応を継続するFirefox派生ブラウザー「Waterfox」の今後が明らかに – 窓の杜
http://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1084523.html

それによれば、以下のようになっています。

  • 2017年10月中旬~末にかけて「Waterfox56」リリース予定
  • それ以後はFirefox ESR56をベースとしたセキュリティ更新などのメンテナンス
  • 並行してXUL/XPCOMをサポートした新ブラウザの開発を勧める
  • 独自のアドオンストアを公開予定

要するにWaterfoxは、レガシーアドオンのサポートを優先項目として今後の開発を行うという事になります。

なお今回のリリースでは、プロファイルデータの独自管理機能も実装されており、インストール時に既存の「Firefox」や過去バージョンの「Waterfox」からプロファイルデータを移行するかどうかが選択できるようになっています。

ただし、56以後どうなるかが具体的には示されておらず、10月末までにリリース予定のWaterfox56のリリース時に公開予定とされているロードマップ公開を待つ必要があります。

現時点のまとめ

ここまで見てきても、完全な安住先はまだ見つからないという印象を拭えません(個人的な感想です)。

個人的にも、どうしても代替が存在しない(今後もまず出てこない)レガシーアドオンを使用している関係で、57以後のFirefoxを使うことはできない状況にあるため、今後も注視していきたいと思います。

とりあえずは11月まで現在のFirefoxの使用を続け、その時点でWaterfoxかESR版への移行を行うのがいいと考える人が多そうに思いますが、どうでしょうか。

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