EPICで「Railway Empire」が無料配布されていたので、とりあえずやってみました。
Wikiなどを見てもわかっている人向けの内容ばかりであまり役に立たなかったため、初心者がつまづきやすいポイントをまとめてみました。もちろんWindowsPC版です。また無料でもらっただけなので、DLC分についてはまったくわかりません。
目次
どんなゲームなの?
ライバル(CPU)と競いながら、産地から町へ特産品を供給して鉄道網を張り巡らしていくゲームです。
- まちづくり要素は?:はっきりいってありません。
・町並みは自動で好きな方向に発展していき、関与できるのはごくたまに発生する新産業の工場設置の場所決めだけです。
・線路を引く際に町並みを潰すように引けてしまいますし、引いた直後に町のレベルに応じて自動的に町並みの再配置が行われます。 - 時刻表指定できる?:できません。
各列車は機関車の能力や線路状況(勾配など)、搭載している物(貨物・乗客・郵便物)の種類により頻繁に速度が変化しますし、電車と違って機関車は頻繁に故障などが発生して停止するため、列車間隔などは詰まったり離れたりしますが、プレイヤーは関与できません。
・運送する荷物・乗客の車両が「何枠埋まるまで待つ(=指定車両分埋まるまで出発しない)」という指定はできますので、空車両を走らせたくない場合のみ指定可能です。
・ただし最大待ち時間などの概念はないため、条件を満たすまで無限に待ち続けて車両詰まりも発生します。 - 何が楽しいの?:RTSにありがちな、リソース配分を適正かつリアルタイムにこなしていくタイプのゲームです。
・北米を中心とした地上マップで、機関車と特産品、町を要素として行うゲームです。そういうたぐいのゲームが好きな場合は楽しいでしょう。
・付属要素として、研究による機関車など技術ツリー、株式、AI他社の買収、債権、銀行からの借り入れなどがあります。
・またライバル企業との駆け引きなども大きな要素です。各町には駅が2つまでしか設置できないのを利用してライバルの伸長を妨害したり、技術要素を盗んだり、人材の引き抜きや株式の購入も考慮する必要が出てきます。結局の所、ゆったりまちづくりをしたい人には向かないゲームです。
初心者向け:ゲーム開始時の選択について
このゲームは、ゲーム内での説明(ツールチップ的なもの)が極端に少なく、初心者は詰まりがちではないかと思います。
初心者がハマらないためのゲーム開始時設定を書いてみます。
フリーモードで慣れる
- フリーモード:キャンペーンやシナリオでは、コンピューター制御のライバル会社が存在するため時間的な余裕がありません。ボヤボヤしていると路線を縦横無尽に伸ばされて行き詰まります。ゲームを始めたばかりの超初心者は、とりあえずフリーモードで慣れましょう。
・地域はどこでも良いでしょうが、とりあえず、フリーモードで最初に表示される北米マップのどこかにしましょう。 - 時代:プレイする時代区分が選択できますが、デフォルトの1830~1930年代で良いでしょう。
- 資本など:
1.資本:迷わず3M(3百万)
2.開始都市:マップ内で大きく表示されている町のいずれか。どの町からでもスタートできますが、小さい町は上級者向きです。最初のうちは素直にデフォルト指定の町を選びましょう。
3.ライバル社:0
4.AIレベル:ライバル0なのでグレーになる
5.鉄道ネットワーク:シンプル
6.ポーズモード:マニュアル ※クリア時の評価云々と警告が出るが最初は無視
7.上級オプション:どれも「難易度を上げる」設定なのでいじらない - キャラクター選択:
このゲームでの「キャラクター」は、アドバイス画面に出てくる人物であり、同時にゲームの諸条件に影響を与えるものです。
・最初は「将軍」になっていますが、初心者は次の三択です。どれも良さそうですが、超初心者はとりあえずエンジニアにしましょう。
・エンジニア:機関車の価格が安くなる。整備施設(通常8万)が無料になる
・レディ:乗客と郵便物の収入が15%アップ。急行列車のチケット収入のダブルボーナスがつく。(貨物ではなく)乗用列車で儲けられるようになったら一択です。
・実業家:工場の価格が半額に(中盤までの工場は30万~50万)。町工場をオークションに出ていなくても買収できる ※通常はたまーにオークションに出てくるのを見逃さずに買うしか無い。→ その町工場を表示している画面でオークションを仕掛けることは、どのキャラクターでも可能。実業家の場合はオークションを経ることなく買収可能。※ご指摘を頂きました
これが「一番ゆるい」超絶イージーモードの設定です。
RTSは、いかに素早く正確にリソース管理をしつつライバルに打ち勝つかを競うゲームですので、上記設定では本来の遊び方とはかけ離れていますが、とりあえずそこまでたどり着くためにゲームを理解する必要があります。そのためにはまずゆるいモードで慣れるしか無いでしょう。
モデルモードで遊ぶ
RTSに慣れるのもめんどくさいという方は、「モデルモード」もオススメです。
これは要するにシムシティ的なモードです。
- 資金は無制限:ゲーム内で購入をする際には金額表示がされるがお金は∞です。残金を気にせず最初からガンガン線路を引きまくれます。
- タスクなし:目標的なものは発生しません。
- 研究なし:最初からすべての機関車がフルオープンです。1830年から開始してもディーゼル車などが使用可能です。
- ライバル企業なし
- 銀行・株式なし
- オークションなし
好きなように鉄道を引いて走らせたいときにはこれに限ります。
基本的な駅と線路敷設
ゲームが開始するとまず、「2つの町の間に線路を引け」と言ってきます。
初めたばかりの場合、ここでわからないことが出てきます。まずは一通りの流れを説明し、次の項でアトランタでの具体例を書いていきます。
- 最初の町に駅を設置する
→ 右上の「建物建設」アイコンから小さな駅を選び、好きな位置に設置します。設置する場所に建物があると戸惑いますが、建てた瞬間に自動的に町の構成が変わるので気にする必要はありません。なお「町の中央に近づけろ」とアナウンスが出ますが、緑色の円の範囲内であればどこでもOKです。※後に工場配置や駅や線路を増設する際に多少影響が出ますが、そこまで考える必要が出てきたら超初心者は卒業したということです。 - 隣町に駅を設置する
→ 接続する線路の方向を考えながら駅を設置します。駅の設置角度はQ E(カメラ回転と同じキー)で回転させられます。 - 2つの駅を線路で結ぶ
→ 右上の「線路建設」アイコンから線路を選び、駅の両端にある接続部(黄色い三角錐)からもう一つの駅の接続部をつなぎます。つながっているようで微妙に隣接する位置になったりするので注意して接続されていることを確認しましょう。 - 機関車配置
→ 右上の「新しい列車」アイコンをクリックし、まずは路線設定を行います。上で接続した町を2ヶ所選択します。
・画面左側に経路となる駅が表示されます。右上の”セーブして中止”を選択して戻り、次に機関車を設定します。機関車は最初は1種類しか選べません。購入して戻ると1路線完成です。自動的に初期町から接続した町へと列車が走り始めます。 - 初めはどんな駅をつなぐといいの?
→ 基本は「ビールと肉」の交換です。ビールが特産品(工場で生産している)の町と、食肉が特産品の町の間で列車を走らせると、それぞれの町の需要がまかなえ発展に繋がります。
・本当は「各町で需要がある特産物」を調べてそれが運び込まれるように設定する必要がありますが、初期はとりあえずビールアイコンのある町と、肉アイコンがある町を接続しましょう。町で必要とされる物品は、(時代と)人口規模により変化しますが、初期状態ではとあえず「肉とビール」を意識して接続すればOKです。
基本的な用語
ここでこのゲームの用語を確認しておきましょう。やや独特な用語があります。
- 鉄道ネットワーク:自社の線路網のこと。
- 地方の駅:自社の鉄道網に設置した駅のこと。
- 都市:マップ上で名前の表示される町。
- 産業:各都市内にある工場のこと。最大3つまで設置可能。生産規模は需要に応じて最大10倍まで成長する。なお設置できる産業(施設)は、自社の鉄道ネットワーク内の都市のいずれかで需要があることが条件となる。
・つまり、高度な生産物の工場を建設するためには、いずれかの都市のレベルを上げ続ける必要がある。 - 都市建設物:各都市内に1枠だけある建設物のこと。一定条件を満たせば建設可能となる。大学、博物館、アトラクションの3種類。
- 大学:毎月のイノベーション・ポイント(技術開発に使う)が4増える
- 博物館:その都市の需要供給率に10上乗せされる
- アトラクション:その都市を訪れる旅客を20%増加させる
- 旅客+郵便物(売上):
- 既存の移動手段(馬車)の2倍以下のときにだけ列車を使用する
- 旅客は1両につき最大40人が乗車し、郵便物は1両につき最大40個まで運ぶことができる
- チケット代は、「距離とかかった時間(早い方がいい)」により算出され、旅客の場合にはこれに評価が上乗せされる。
- 貨物売上:貨物輸送であげた利益。固定料金で支払われる。
- 地方ビジネス:各地に散財する「資源」を算出する施設のこと。”畜牛”や”穀物”などの農園や、鉱山などの採掘場などのこと。※単に「ビジネス」とだけ書く場合もある。
各地方ビジネスは、業務量に応じて成長し、生産量が最大10倍まで伸びる。
ゲーム開始直後の動き:北米地域(アトランタ選択時)での例
超初心者向けなので、とりあえずは「各町の必要な特産品を運び込んで街の規模を成長させる」ことを目標とします。
- 慌てて路線建設を行わずに、まずSPACEキーを押してゲーム時間を停止し、マップをじっくり観察します
- 初期町アトランタにマウスを動かしてホバーすると「ビール」アイコンが表示され、ビールが特産品であることがわかります。緑のバーで表示されるのが街の規模(アトランタはレベル2)で、その横の緑の↑は発展中であることを示します。
- アトランタをクリックし町の状態を確認します
都市画面の見方
町をクリックすると町の詳細情報が表示されます。ここには非常に重要な情報が詰まっていますので、じっくりと見ていきます。
- 右上の情報欄:
1.都市の規模:上のSSではレベル2 ※レベル1だと需要品にビールまでしかありません。町の規模が上がれば必要となる特産品がだんだん追加されていきます
2.居住者:その町にどれくらいの人が住んでいるか。(需要を満たすことで)居住者を増やし、町の規模を上昇させるのが基本となります
3.需要:その町でどれくらいの需要があるのか
4.需要供給率:町の情報でいちばん大事な指標です。需要供給率は、その町で必要とされている特産品がどの程度満たされているかを示します。これが60%を越えていると町の居住者は増加し、割り込むと居住者は減少し始めます。60%以上が維持できていると、町の居住者アイコンに緑の↑が点灯します。※リアルタイムではなく多少時間差があります。 - 情報欄の詳細:
情報欄をさらにクリックすると、詳細画面に移ります。
画面右側に、アトランタで必要とされる特産品が一覧表示されています。- 特産品一覧を見ると、一番上の小麦アイコンの”穀物”から竹のようなアイコンの”砂糖”までが明るく、以下はグレーアウトになっています。
・明るいアイコンがその町で必要とされている特産品になります。この必要とされている特産品を運び込むと需要供給率は上昇し、需要供給率が60%を超えると町が発展していきます。
・必要な特産品を積んだ列車を停止させると積み下ろしが発生し、グレーの特産品を積んでいても積み下ろしは発生しません。 - 表の見方:左から次の数量を示します。大事なのは左3つです
1.その都市での現在の貯蔵量
2.月間需要量:1ヶ月にこれだけの数量が必要
3.月間生産量:必要品のうち、その町に工場があって生産している数量。アトランタの場合、醸造所があるためビールのみが生産されています。
4.月間需要(全都市):すべての都市における特産品の需要量 ※目安として見ておく
5.月間生産量:すべての都市における特産品の生産量 ※目安として見ておく
- 特産品一覧を見ると、一番上の小麦アイコンの”穀物”から竹のようなアイコンの”砂糖”までが明るく、以下はグレーアウトになっています。
- 中央上:
町の詳細情報を抜け、再度町の概要画面に戻ります。
町の外観の下に、特産品の状況と、待機中乗客、待機中郵便物が表示されています。- 特産品は、その町で生産できる特産品の「現在のストック数/ストックできる最大量」となっています。最大量に達すると特産品の製造が停止してしまいます。
- 待機中(乗客・郵便物)は移動待ちの人数です。一定期間は待ってくれますが、これらは一定時間乗車できない場合、列車ではなく馬車を選択します。右欄の特急貨物欄に全体でどれくらいが列車で移動したか(あるいは時間切れで馬車を利用したか)が表示されますので、なるべく列車利用が高くなるように機関車を増やしていきます。
- 特産品工場:
画面下半分に、その町にある特産品工場が表示されています。- 醸造所をクリックすると、その工場での詳細な情報が表示されます。
- 画面中央:工場の外観と、「製造に必要な資源の数量 → 製造される特産品の数量」が表示されています。このアトランタの醸造所は他人の持ち物(青い人物アイコン)のため工場の規模は変更できませんが、自社の所有している工場の場合は工場の規模を上下変更可能になります。
- 左上:「資源があります」と表示されていれば、その町の工場は稼働しています。資源が不足すると生産はストップします。その場合、資源を見つけ路線を引いて必要な資源を運び込みましょう。
- 右上:直近3ヶ月間のその工場の稼働状況です。
- 画面下側のロックされた工場3枠は、町の規模を上げて条件を満たすと工場が建設可能となります。ただし一定時間が経過すると勝手に第三者が工場を建設してしまうため、一定時間内に建設する必要があります。※発展して工場が建設可能となった町は、ミニマップでは二重円として表示されています。
- 画面下半分の一番右1枠は、建造可能な「施設」です。これも同様に条件を満たすと関節可能となります。初期は「博物館」一択です。
1.博物館:その町の需要を10%増加させる。町の成長に必要な需要を10%押し上げ成長を支えます。
2.大学:研究(新たな技術発明)に必要なイノベーション・ポイントに毎月一定数を加算します。
4.アトラクション:その町を訪れる乗客数を押し上げます。
- 醸造所をクリックすると、その工場での詳細な情報が表示されます。
マップの見方
次に町情報を抜け、もう一度マップを観察します
- 北にノックスビル、東にオーガスタが見えており、いずれも食肉が特産品ですのでこれらと接続することが第一となります。さらに東の方には、レベル3のジャクソンビルや、チャールストンも見えています。ゆくゆくはこちらに伸ばすことを頭の隅に置いておきましょう。
- ついでに画面右上から、タスクを確認しておきます。「1938年までにアトランタとオーガスタを繋げよう(最長342km)」となっているため、最初はオーガスタと接続してみます。タスクはそのマップのクリア条件となっており、フリーモードでもマップクリアが記録されていきますのでとりあえずの目標とします。
- さらにアトランタ周辺を観察すると、西に黄色い円で示した”小麦アイコン”の穀物を生産する農園があり、南には”木材”、”綿”なども見えています。ここでアトランタの必要とする特産品を思い出してください。小麦と木材は必要品のリストに入っていましたのでこれらを運び込むことで需要を満たして成長を促すことが可能です。
※綿は必要リストではグレーになっていましたが、アトランタのレベルが上昇して工場を建てる際に、綿から布が製造可能で、布から衣服を製造することも可能になります。レベル3に成長させた後に必要になることを覚えておきましょう。
※資源はある程度貯蔵されていますが、月間需要を考えるとあまり保たないため運び込む必要があります。 - 同様にオーガスタの周辺には、赤い円で示した”畜牛”と”トウモロコシ”が見えています。トウモロコシは特産品の生産ルートには入っていませんが、各町のレベル1で必要とされているため、とりあえず運び込めるものがない場合には需要を上昇させることが可能です。
路線作成1:線路敷設
- ここまで確認できたら、アトランタとオーガスタを接続して路線を作り、さらにアトランタ周辺の地方工場からアトランタを結んでこちらも別路線を作って資源を運び込みましょう。
- 画面右上の「建物建設アイコン」から「駅(小)」を選択し、アトランタに近づけ緑の円が表示される場所に設置します。
- さらにオーガスタにも「駅(小)」を設置しておきます。
- 続いて画面右上の「線路建設アイコン」をクリックし、2つの街を線路で接続します。※詳しくはFAQを見てください。
- 線路が引けたら次は画面右上の「新しい列車」アイコンをクリックします。
- 「路線を設定する」「機関車を追加する」が表示されていますので、まずは路線設定を行います。※先に機関車を購入すると、キャンセルする際に売却する必要が出たりする。
- 繋げたい2つの街をクリックし、黄色い三角で示される接続点同士を線路で結びます。リアルタイムに1.線路にかかる金額、2.土工事に掛かる価格(丘陵地での勾配を下げるための掘り下げ)、3.トンネル(山地でのトンネル敷設)、4.橋(河川や高低差をなくすため)などのコストが表示されます。
- 納得できる線路が引けたら、右上の「$マーク(支払い&建設)」を押して確定します。
- 引いた路線が白黒線に変化します。右上の「閉じる」を押して戻ります。
路線作成2:機関車配属
続いて路線に走らせる機関車を購入します。
- 「機関車を追加する」を押して機関車を選択する画面に入ります。
- 初期には「グラスホッパー」しか選べません。「研究(技術開発)」することで、後には機関車種類が選択可能になってきます。
- グラスホッパーの右にある「$(購入する)」を押して機関車を配属させます。
- 画面下半分には従業員や車両のオプションもありますが、今は無視してそのまま右上の「閉じる」で元画面に戻ります。
- ”「アトランタ - オーガスタ」 グラスホッパー”と表示されています。
- ここで「路線を設定する」を押すと、貨物設定と期間と業務量の予測表示が可能です。
- 貨物設定:「自動」となっていますが、初期はそのままで十分ですが、変更も可能です。
- 「自動」:貨物・旅客・郵便物のうち需要のあるものを自動選択して運ぶ
- 「乗客と郵便物のみ」:そのままの意味です。貨物(資源)は載せません。乗客のみ、郵便物のみという設定はありません。
- 「貨物のみ」:貨物だけを運びます。
- 「マニュアル」:細かく指定できるモードです。これは最初は無視しておきましょう。
補給塔
機関車では水・砂・潤滑油を必要としており、これらが切れると、段階的に速度低下を引き起こします。 このため、一定区間ごとに補給塔を建設してやる必要があります。
しかしこうした燃料切れで停車しても一定時間が経過すると動き出すため、初期段階ではあまり考慮しないで良いかもしれません。初心者プレイヤーの場合、主要路線で列車詰まりなどが頻繁に発生するようなら、その経路に建設する程度で良いと思われます。※ご指摘を頂き、おかしかった2ヶ所修正しました
整備
車両は使い続けていると故障します。
これも一定時間が経過すると再び動き出すので、無視しても良いかもしれませんが、頻繁に止まると渋滞の元となり、町の発展が阻害されかねないため、整備所を置く必要があります。
「整備駅」を設置する方法と、通常の駅に整備施設を付属させる2通りの方法があります。
1.整備駅
線路上に「整備駅」を配置するだけです。各列車はその地点に来たときに必要があれば停車して整備しますし、必要がなければ通過していきます。
2.整備施設
これとは別に、各駅に整備施設を追加する方法もあります。
この場合は、必要な駅をクリックして右上のメニューから「整備施設を建設する」を選びます。そうすると、自動的に駅の端に整備施設が建設されます。位置などは指定できません。
FAQ:線路関連
線路の曲げ方とか勾配とか
- 引き直し
→ 線路は支払いを行う前ならいくらでも調整や取り消しが可能です。一度引いてしまうと撤去して引き直すしかできませんので、慎重に経路や勾配を調整しましょう。 - 引きかけの線路を破棄したい
→ 間違ったので最初から引き直したい場合は、線路敷設ツールをキャンセルした後、もう一度線路敷設ツールにしてからゴミ箱アイコンをクリックしましょう。 - 中間ポイント作成
→ 線路を引く際に、経由地点をクリックすることで中間ポイントを作成できます。一度引いた後でも、特定の位置でShift+クリックすることで中間ポイントが作成できます。
・この中間ポイントはドラッグすることで通過する場所を変えたり、(Shift+ホイールで)高さを変更することができます。貨物を中心とした鉄道建設では勾配がとても大事で、機関車の牽引力にもよりますが、なるべく4%程度になるよう調整しましょう - 路線作成の再開
→ 一度敷設モードを抜けると、線路を新たに追加することができない状態になっています。ヘルプメッセージに表示されますが、なにもない地点をクリックすることで再度線路を敷設するモードに戻ります。 - 部分的に線路を撤去したい
→ 線路はブルドーザーでクリックすることで端から端まで一気に撤去可能です。苦労して引いたので、指定の一部だけ撤去して引き直したいときは、Shift+クリックで中間ポイントを1~2ヶ所作成することで、その区間のみを削除可能です。
線路を引くと赤くなる
原因はいくつかあります。
- 予算不足:引こうとする線路全体が赤くなります。予算がまったく足りない場合は、もっと近くの町や地方駅を接続するようにしましょう。
- トンネルで予算オーバー:よく見ると、高低差が一定以上あると勝手にトンネルで通そうとします。オプションで等高線を表示するモードにしておき、トンネルの前後で線路をクリックして中間ポイントを作成し、その中間ポイントを動かすことで経路を調整していきましょう。
- 橋で予算オーバー:これも同様に等高線を見て無理に高低差のあるところを上り下りしないように上手く回避するようにしましょう。ひこうとしてる線路の予算は調整中もリアルタイムで表示されますので、なるべく勾配に無理がなく(4%以下を目指す)、経路もなるべく短くなる線形を目指しましょう。
往路と復路で交差して上手く走らない
同じ線路を使用する機関車同士が干渉すると、機関車は両方停止してしまい、問題が解決されるまで動き出さない。
初心者としての解決策は、ゲームスタート時に「シンプル」モードで開始するだけです。これで線路上でのすれ違い、駅での重なりがすべて許容されるモードになります。はっきりいって初心者がライバル企業もある状態で複線化して信号設定をする暇はありません。
このゲームは深く考えながら線路をチマチマ引いていくゲームではないため、まずは特産品の接続に集中しましょう。それに十分慣れてから「ノーマル」に切り替えると良いでしょう。
複線化したい
予め引いた線路の横に這わす様に線路を設置していくと複線化(複々線化)が可能です。
線路を引いた後は、Shiftキーを押しながら信号を設置することでその線路の走行する向きを指定できます。向き指定は、設置した信号をクリックするごとに入れ替わります。
なおゲーム開始時設定の「鉄道ネットワーク:シンプル」にした場合は、勝手に追い越したり駅のホームでも重なってくれるため複線化する必要はありません。
使用する線路を指定したい
線路の指定はできませんが、停車する駅での使用番線を指定することで間接的に設定することができます。これにより、速度が要求される路線はA線路を、遅くなりがちな貨物路線はB線路を使用するように振り分けできます。
「路線を設定する」-「駅を編集する(メモ帳アイコン)」の、「使用済みの線路」で設定できます。
詳しい指定方法は、「FAQ:貨物設定について>貨物設定:「自動」モード」を参考にしてください。
線路を交差させたい
ゲーム内の『ヒントとコツ(ヘルプ)」にビデオが用意されています。
(立体じゃない)交差、並行交差、ひし形交差(両渡り線、あるいはシーサスクロッシング)などの例が解説されています。
信号設置がわからない
ゲーム内の『ヒントとコツ(ヘルプ)」にビデオが用意されています。
FAQ:路線関連
路線売上
路線売上は、搬送した貨物および郵便物の運送料、旅客のチケットが含まれます。
- 搬送した貨物:積荷を降ろした時点で固定報酬が支払われる
- 旅客のチケット:
降車した時点でチケット代が支払われる。なおチケット代は、乗車距離が長く、乗車時間が短いほど高く算出される。さらに旅客者の評価により支払われるチケット代は上下する。→ 都市の直線距離に応じて固定報酬の模様。※ご指摘を頂きました。 - 郵便物:旅客と同様に、乗車距離が長く、乗車時間が短いほど高く算出される。なお評価は影響しない。
儲けるための路線設定
- 自動ではなく貨物と旅客(郵便物)に分ける
混合すると貨物を載せた分列車速度は低下し、それは旅客と郵便物のチケット代へと跳ね返ってしまいます。旅客と郵便物は、ゲーム内では「急送貨物」と表示されており、貨物とは別に急いで運送する必要があることを示しています。 - 乗務員は主要路線のみ
従業員の内、乗務員は路線ごとに指定します。ただし彼らを載せると人件費が上乗せされるため利益幅が小さくなってしまいます。乗務員を乗せるのは、旅客+郵便物で急行輸送する主要路線などに限定しましょう。 - 貨物列車は牽引力優先
貨物の場合固定料金のため速度(運送時間)は関係がありません。牽引力が高く、整備頻度が低い機関車を選択するようにしましょう。 - 無駄な貨物輸送を減らす
整備費用や人件費などは運行時のみ発生します。そのため貨物輸送は最低限の回数で最大の輸送量を目指し、最低限の積荷数を設定することで無駄をなくしましょう。この設定により、積荷数を満たしており、なおかつ都市での需要が発生している場合に限り列車が運行されます。
「急行」
急行の条件は、凡そ次のようなものらしいです。※ゲーム内外で説明無しとのこと
- 線路を最短距離で結んでいる
※勾配など速度阻害要因を限りなく排除し、高架やトンネルも駆使する - 現在使用できる最速の機関車を使用している
※技術開発を適切に行なっている前提 - 詰まりなどがない
※できれば貨物路線と分けて専用線を引く - 往復を走って初めて達成
たとえこれらの条件を満たしたと思っていても「急行」判定されないケースも有り、よくわかりません。
タスクの「急行列車」
期間限定の特典として「AとBに急行列車を走らせろ」というものがあります。基本的には上記急行条件を満たしていればいいのですが、時々達成不可能に近いものもあるようです。
機関車の一括置換
技術開発して新しい機関車が出た場合、既存の急行路線に対して「急行が脅かされます」のような警告が表示され、既存路線の機関車を置き換えていく必要が発生します。
路線をチェックして1つずつ変更しても良いのですが、増えてくるとかなり手間になるので、その場合には、画面左上にある「≡$≡(機関車を交換する)」アイコンから一括指定しましょう。
- 機関車:指定種類の機関車のみ、もしくは機関車全種を一括して、置換対象の機関車を指定する
- 適合性:
- 年齢:路線設定後の経過年数で置換対象を指定
- ルートの適合性:「すべて」、「都市専用」、「地方ビジネス用」、「貨物のみ」、「乗客と郵便物」のいずれかで置換対象を指定
- 列車:指定条件を歸るたびに、対象となる列車の数が表示される
- 費用:交換に必要な費用が表示される
乗務員について
路線ごとに、どの乗務員を乗せるかが指定可能で載せる乗務員の能力や組み合わせにより、機関車の能力などが変化します。また会社のオフィス要員や、その他の仕事を随時頼める従業員がいます。
時折、「従業員」の欄に数字が表示され、採用可能な人物が現れます。
条件を確認して雇用すると、路線設定時にその路線に従業員を配置することが可能です。
従業員の種類は、「鉄道員」、「事務員」、「フリーランサー」の3種類です。
1.鉄道員
鉄道員は各路線に乗務する従業員です。
各路線ごとに、「エンジニア」、「機関員」、「添乗員」、「警備員」の各1名ずつ合計4名が乗車可能です。
速度アップや、破損の発生確率低下などの効果が現れます。人間関係の要素があり、良好な場合は緑色の矢印で、悪い場合は赤色の矢印で関係が表示されます。
2.事務員
オフィスで働く4名です。会計士、チーフエンジニア、駅長、測量士の固定の4職に人員4名を割り当てることで、路線設置時のコストダウンなど様々な効果が現れます。ここでも相性問題があります。
3.フリーランサー
一時的な業務を請け負うのがフリーランサーです。固定給ではなく一時払い金だけで仕事(ボーナス効果)を与えてすぐ去っていきます。
指定期間、指定の町へ訪れる乗客を増やすなどの効果があります。その他、他社技術の盗み出し、他社路線の破壊など妨害行為、株価上下、ライバル企業従業員の引き抜きなどが可能です。
- 開発者:イノベーション・ポイントを獲得する(お金→イノベーション)
- 教授:開発者の逆でイノベーション・ポイントを支払うことで現金化する(イノベーション→お金)
- 市場広報者:一定期間、「快適保障」で旅客数上昇か、「安全保障」で郵便物上昇のいずれか
- 公証人:次回オークションの落札価格を下げる
- プロモーター:指定都市の人口を増やす ※期間付きの博物館
- スパイ:ライバル企業から技術を盗む
- 野盗:ライバル企業の路線への妨害活動
- スカウト:ライバル企業の任意の職種を引き抜く
- 妨害者:ライバル企業都市の町/産業を一定期間機能停止
- アナリスト:ライバル企業の株価を一定期間上昇または下落させる
- 競売人:ライバル企業の工場または地方ビジネスをオークション出品
特殊な車両
路線設定時の列車管理で、従業員タブの横に「車両」タブがあり、そこで連結する特殊車両を指定できます。
- 食堂車両:チケット収入+20%
- 冷蔵車両:食料品収入+20%
- 乗務員車両:全従業員のボーナス+20%
- 郵便車両:郵便貨物収入+20%
なお路線ごとに牽引できる車両は最大8両で固定されており、これらの特殊車両を接続すると、その8車両の枠から1両ずつ引かれていきます。例えば、上の4種類の車両をすべて牽引すると実際に搭載可能な荷物(乗客・郵便物)は4車両分のみとなります。なんでもかんでも付けるのではなく、路線に合わせて設定する必要があります。
FAQ:都市内の搬入/搬出倉庫 / 倉庫(大型倉庫)
※この搬入/搬出倉庫は「建物建設」メニューで設置する「倉庫」とは別物で、各町内に存在する概念的なもの。一言で言えば搬出入の一時的なバッファです。
各町の搬入倉庫
各都市には各資源用の倉庫があり、街の規模より容量が変化します
倉庫が一杯になるとその町での需要はなくなります。その町に資源を運んでいる場合、町に到着しても需要がなければ降ろせなくなります。
各町の搬出倉庫
各町内に「産業」が設置してある場合、搬出倉庫が用意されます。生産規模により容量は変化します。
この搬出倉庫にも容量があり、いっぱいになるとその資源を生産する工場は停止します。
ある町で資源を降ろしてくれない
原因は次の2つのいずれか。
- その町でその資源の需要がない
- その町のその資源の搬入倉庫がいっぱい
建物建設の倉庫とは
- 指定した最大6種類の資源の搬入/搬出倉庫を持つ
- 指定値まで固定の需要を維持する
※住民もいないため、需要の変化がない - 積み込み/積み下ろしができるのは貨物のみ
倉庫/大型倉庫
初期には不要ですが、中盤以降は「倉庫」の活用が必要になってきます。各町には資源の蓄積上限があるため、一定以上は蓄積できずその路線での運搬が滞る事があります。このようなケースでは、途中の平地に「倉庫」・「大型倉庫」を設置することで一時蓄積が可能となります。
拠点となる町までの中間地点に倉庫を建設して各生産拠点から倉庫へ運び込むのと同時に、倉庫から拠点駅に運び込む路線を整備すると、必要な資源が自動的に町に運び込まれるようになります。
自動搬入
町やビジネス拠点(各地に散財する「資源」を算出する施設)に隣接して倉庫を設置した場合、路線を経ることなく自動で接続された倉庫に搬入されます。
設置
倉庫を設置した後、積み込む資源種類を指定する必要があります。
また積んでおく最大量の指定も可能です。
FAQ:貨物設定について
路線を作成・変更する際に、「マニュアル」指定する際のヒントです。
自動で接続するだけでは需要を賄えず、「行きは貨物、帰りは乗客・郵便物を運びたい」、「A駅では資源1を4個積み込み、B駅では資源2を4個積み込み、C駅ですべて降ろしたい」、「A駅では資源1だけを降ろし、B駅では資源2だけを降ろしたい」などの場合に使用する設定です。これをマスターすればさらに楽しくなってきます。
以下順番に「自動」、「乗客と郵便物のみ」、「貨物のみ」、「マニュアル」の各モードを説明していきます。
貨物設定:「自動」モード
左上に駅が表示されており、「メモ」アイコンを押すことでその駅での細かい動作が指定できます。
- 使用した番線:駅(小)以外の番線が複数ある駅で有効です。「使用済の線路となっていますが、これが同時に使用する番線指定にもなっています。複数ある場合は、1~4番線をクリックすると黄色い枠が表示されます。
・複線にしている場合、これを切り替えると同時に使用する線路も切り替わります。左上下段メニューの「!」にある「追加情報-ルート詳細」をオンにしていると、使用番線を切り替えると同時に使用する線路も切り替わるのがわかります。 - 優先度:自動の場合載せるものの優先度を指定できます。その駅での特産品および乗客、郵便物のうち、その路線で優先して載せるもの、載せないものが指定できます。
- 車両数:最小・最大が指定できます。注意が必要で、指定した車両数になるまで発車しなくなります。逆に生産数が少ない地方工場路線では、空列車が走らないように最小数を指定することもできます。
アトランタでの指定例が次の画面です。
この例だと、優先して積むのはビールで、郵便物は搭載せず、旅客については優先しない設定となっています。なお資材の搭載数はこの自動モードでは指定できません。指定したい場合はマニュアルモードで指定することになります。
以降に「乗客+郵便物」、「貨物のみ」を書いていますが、基本的に指定できるのは”優先度と積み込まない設定のみ”です。車両数や、積み込みと積み下ろしを駅単位に細かく指定したい場合は、最後のマニュアル指定が必要です。
貨物設定:「乗客と郵便物のみ」
基本的に「自動」モードと同じです。
ただしその町の特産品がグレーアウトしており指定できない状態です。
貨物設定:「貨物のみ」
基本的に「自動」モードと同じです。
今度はその町の特産品のみが指定可能に成り、乗客と郵便物は指定できない状態です。
貨物設定:「マニュアル」
「使用する番線」以外は、上記3つとは異なります。
到着した列車の何を降ろし、出発する列車に何を積むのかを、列車の一両ごとに指定します。
ここでは話を簡単にするため、ビール生産地のアトランタと、食肉生産地のオーガスタを例に取ります。
- まず出発駅であるアトランタ駅を選び、下の「オファーした品物(※詰め込める荷物種類)」からビールを4枠、乗客3枠、郵便物1枠をクリックして選んでみます。※ここではエラー表示が出たりしますが気にせず次の駅に移ります
- 下の左右矢印をクリックしてオーガスタ駅を選びます。
- 1両目のビールの欄をクリックすると、その1両目の出発列車の該当枠が空欄になるので、下の「オファーした品物」から食肉を選びます。すると、1車両目の到着枠にビール、出発枠に食肉が入ります。
- こうすると、まずアトランタでビールを積み込み、オーガスタでそのビールを降ろして食肉を積み込むようになります。
- 同様に2~4両目の枠についても、同様にオーガスタ駅の画面でビールをクリックして空欄にした後に食肉を詰めていきます。
- 残りの4車両の旅客と郵便物についてはそのままにしてみると、アトランタ駅・オーガスタ駅でそれぞれ次のような画面になっているはずです。これで、前4両は互いの駅で必要な物資、後ろ4両は互いの駅を行き来する旅客+郵便物という列車指定ができました。
※但し、実際には貨客分離して運用したほうがコスパがいいため、このような運用は(線路網が敷設できるまでの初期など以外では)しないほうが良いでしょう。あくまでこういう運用が可能な例だと思ってください。
特産品の一覧
ある町で必要な特産品は、人口によって追加されていきます。
大都市では、住人5000人ごとに新たに1種類の資源が要求されるようになり、代わりに基本的な物資(下記レベル1の町で要求される資源)の需要は若干下がります。
レベル1の町
ただし、町によってはこのすべてが必要ではなく、グレーアウトしている場合もあります。
レベル2以上の町
条件を満たすことで、順次アンロックされ追加されていきます。※アンロック条件はフリーモードのもの
町のレベル(人口)別要求品リスト
- 町のレベル(人口)別の要求品リスト
- フリーモードでの数値です。モードや難易度指定により変化するようです。
- 人数制限の「※」付きは年代制限あり
需要供給率
特産品が追加されると、それに応じて需要供給率も変化していきます。
レベル1の段階では、食肉とビールとあと1種程度何かが供給されていればだいたいいい感じに成長していきますが、レベル2以降は運び込む資源が同じままだと需要供給率ががくんと下がっていきます。特にレベル1で必要とされた基礎的な資源類の需要は極端に下がります。
つまり町の成長に合わせ、どんどん運び込む資源を増やしていく必要があるということです。さらに、同じ食肉でも消費量が変化していきますので、今まで足りていた資源数では不足するようになったりもします。
また建設できる工場は、自社鉄道ネットワーク内のいずれかの町で必要とされている要求品でなければ建設できません。例えば自社配下の最大の町が3万人を下回っていると、布を生産する製織工場(30500人条件)は建設できず、同様に44500人未満だと仕立屋(服)が、48000人未満だと製材所(材木)がそれぞれ建設できません。
この辺りがRTSの真骨頂で、こうして刻々と変化していく状況に合わせて、問題を解決し、路線を引き資源を運び込み、乗客や郵便物を運送していくことがこのゲームの目的となっています。
需要供給率を上げるための基本的なステップ
様々な条件がありますが、資源が近くにあるという前提で、需要供給率を上げるための基本的なステップを以下に記述します。各自でアレンジしながら試してみてください。
- レベル1からの場合:
- ※マップによっては、町規模がレベル1の場合がある。
- 隣接町と接続し、木材=食肉の交換と、あと1種何か(小麦/トウモロコシ/木材のいずれか。これを資源Aとする)を運び込むことで需要率を高く維持してレベル2を開放を目指す
- 路線1:ホームタウン=隣町連絡線で木材=食肉交換を行う
- 路線2:資源Aを2つの町に運ぶ運び込む。順番に運ぶか、急ぐなら2路線敷設。以下でも継続する
- レベル2から:
- 27000人でレベル1の資源Aは上昇に影響しなくなるので、資源Aを運んでいた路線は、砂糖輸送へと切り替える
- 路線1の木材=食肉交換はほぼ意味がなくなるので、旅客・郵便物交換に切り替える。この路線1は、この後も継続して町間の旅客・郵便物輸送に専念する
- 34000人から:
- 34000人でやや鈍化する可能性が出てくる。近くにミルクがあれば路線2はミルク輸送に切り替えて37000人を目指す
- 砂糖からの切り替えの場合は、上記木材同様に後に、醸造所でアルコール生産に使用するので砂糖を倉庫に蓄積する
- 4万人前後:
- 37,500人:野菜が開放されるので追加 ※別の路線を用意する
- 41,000人:果物が開放されるので追加 ※別の路線を用意する。後に醸造所でアルコール生産に使用するので溢れるようなら倉庫に蓄積
- 4万人:工場建設
- 工場1枠目が開放されるので、他企業に奪われないようにすぐに建設する。セーブして巻き戻しに備えるか、とりあえず製織工場を建てて今後の布→服生産に備える
- 6万人まで:この辺りから、近くの町の工場建設枠開放などを考慮して進める必要が出る
- 44,500人:服生産の仕立屋が開放 ※ただし布生産の製織工場(綿)が必要
- 48,000人:製材所が開放 ※木材を運び込むだけで良いので、果物でここまで引っ張る
- 51,500人:果物+砂糖でアルコール生産可能な醸造所が開放。従来の採集物を利用する
- 55,000人:チーズ生産可能な酪農場が開放 ※ミルク搬入は酪農場を設置した町に切り替え
- 58,500人:紙生産可能な製紙工場が開放 製材所がある場合は生産を検討
- 6万人:
- 町の施設枠が開放される。最初のうちは需要供給率ブースト効果(+10)のある博物館を優先して建設する
- これで83,000人条件の製塩所を目指す
- 9万人:
- 工場2枠目が開放される
FAQ:タスクやボーナスについて
タスクとは
タスクとは、そのマップやシナリオでのクリア条件の一覧です。
いくつか提示され、それらを達成することでクリア判定が行われます。そのうえで、なるべく早い段階で達成すればするほど、クリア時の評価に影響を与えます。
タスク評価を下げるもの
ゲーム開始時設定の「鉄道ネットワーク:シンプル」(交差などを無視して走らせられる)や、「ポーズモード:マニュアル」などは評価を下げてしまいます。
ただし初級プレイヤーの場合クリアすることがまず第一目標となるため、この辺りは慣れてきてから考えるようにしましょう。
ボーナスについて
時折、★アイコンが点灯してボーナス目標が発生したことを示します。ボーナスとは突発的に発生する目標のことです。指定期間内に指定された目標をクリアすると、ボーナスとしてドルが入手できます。
- 連結ボーナス:指定された町や、指定されたビジネス(資源を算出する農園など)に駅を作って線路を引き、自社の鉄道ネットワークに接続すれば達成です。もしその時点で路線(駅や線路)を使わない場合には、達成した後に線路を撤去すると全額(初期設定による)返金されます。この連結ボーナスは簡単なので必ず達成していくようにしましょう。
- 建設ボーナス:指定した町になにかの工場を建造すれば達成です。自社鉄道ネットワークの外の町が指定されますが、自社の資産にはなるので無駄にはなりません。
- 急行ボーナス:指定区間に急行路線を引くことが条件です。達成条件が難しいものもあります。
その他のFAQ
研究(技術開発)どれがいいの?
機関車がメインであって、それ以外はあまり影響しません。
特に「信頼性」というパラメーターについては、その効果があまり出ないのではないかという検証をした方もおられるようです。※2019年3月時点でのもの
それによれば、「信頼性」をいくら上げたところでランダムに発生する故障については完全にランダムなようで、「信頼性」を上げてもあまり実感できないという結果になっています。
ただしアンロック条件に「周辺パネルを1/10個アンロックする」などというものがあるため、結局ほとんど全部のパネルをアンロックしていかざるを得ず、「信頼性」以外を優先すると良いと思われますが、あまり意味はないようです。
なお技術ツリーはゲーム内の「研究」から参照することができます。
生産品の製造ツリーはないの?
「railway empire production tree」などとグーグル先生に尋ねても、あまり見当たりません。
本来はゲーム内で参照できて、どの材料から作り出すのか、またはそのマップで工場が建設できるのかどうか?などが参照できて然るべきだと思うのですが、残念ながらゲーム内でも、さらにゲーム外でも見ることはできません。
唯一と言っていいほどの関連図が以下にあります。
Steam コミュニティ :: :: Supply Chain Chart – Work In Progress
ライバル企業
ライバル企業を邪魔する方法など
- 1町2駅制限を利用する:ライバルの周囲の駅に先に進出し、駅を2ヶ所置いてしまう。この2個目の駅は線路は必要ではなく、とりあえず駅(小)を置いてしまえば新規に設置できなくなる。ただし相手はトンネルを掘ったり橋をかけてでも伸長しようとするので内側の町も2駅設置するなど注意が必要。
- 相手の本拠地に乗り込む:まだ初期段階で接近している場合には、相手の本拠地となる町へ線路を伸ばし、並行路線を作成してしまう。これによりライバル企業の売上を減らすことができる。逆にドル箱路線の売上を減らされないように、上で書いたように本拠地や主要路線は2駅設置して防御することも可能。
- スパイなど:株価を下げることで株式を取得する。噂を流し妨害する。従業員を引き抜く、技術を盗み出す。
ショートカットキー
カメラ関連
- Q/E:カメラ回転
- R/F:ズームイン/アウト
- N:カメラを北向きに戻す
- V:選択した列車に乗車
- C:選択した列車を追随する
システム機能
- F1:ヒントとコツ
- F2:タスク
- F3:企業情報ダイアログ
- F4:研究
- F5:機関車庫
- F6:従業員
- F8:セーブ ※セーブ画面呼び出しより早い
- P:現在の音楽トラックをスキップする
- Numpadの+-:ゲームスピードの切り替え
各種ダイアログ呼び出し
- G:物流ダイアログ
- K:町リスト
- L:列車リスト
- M:ミニマップのオンオフ
建設メニュー
- T:線路建設
- B:建物建設
- H:(線路建設モードで)等高線表示オンオフ
- Delete:ブルドーザーモードにする
- X:信号モード
画面切り替え
- TAB/CtrlTAB:
- マップ画面+列車ダイアログ:列車を切り替え
- 都市ダイアログ:駅のある町を切り替え
- その他ダイアログ:タブを切り替え
- H:
- マップ画面:開始都市を中心表示する
- 線路建設モード:等高線表示オンオフ
その他
- Enter:
- ダイアログ:確定
- 路線の設定:路線設定をセーブして抜ける
- 線路建設:支払いと建設
- BackSpace:
- ダイアログ:キャンセル
- 路線の設定:変更を破棄して抜ける
- 線路建設:線路計画を白紙に戻す
- 選択した車両を削除する
突然GPUが爆熱になる
なぜか時々、オプション設定の「グラフィック-FPS制限」が勝手に最大値の「200」になってしまうことがあるようです。
性能や環境にもよりますが、30程度に設定しなおせば爆熱は収まります。
ゲームが起動しない
- EPICランチャーを起動
- 「ライブラリ」から「Railway Empire」を選びインストール後、起動を選択
- 「kalypso」ランチャーが起動するので左下の「Launch」をクリック ※2020年9月現在
- (確かここで)Windowsファイヤーウォールが起動してネット接続を許可するか聞いてくるので、OKを押す
- ローディング画面に成り、デモムービーが始まる
- メインメニュー表示
海外ゲームのお約束として、次のようなチェックポイントがあります。
- EPICゲームのインストール先はCドライブにする ※できればデフォルトからいじらない
- Windowsのユーザー名(アカウント名)を日本語にしない
- Windowsのドキュメントフォルダを変更しない
- Windowsのドキュメントフォルダを日本語にしない
感想
- 無料でもらったにしてはかなり遊んでいます。そういう意味でやはり鉄道網建設ゲームはハマリ易いということではないでしょうか。あっという間に時間が過ぎていく時間消費ゲームです。
- ただし私自身は、対戦プレイ的なRTSよりも”まちづくりと鉄道網建設だけ”がやりたいタイプなので、その点に限ってはなかなか楽しめました。だらだら遊ぶとすぐに飽きが来るため、競争原理を取り入れて緊張感を与えることでプレイに奥行きをもたせようとする意図は理解できますが、人には合う合わないというものがありますね。
- 特に最近はCities:Skylinesにハマっていたためか、どうしても思考がそっちよりになっているようで、RTS的な面は正直急かされてる感が強くあまり楽しめるものではありませんでした。ただし、モデルモードなど鉄道網建設を楽しめるモードがあったり、実際に列車に乗り込めたりといった点はとてもよかったです。あとCitiesやってた身からすると、既存線路に沿わせると自動的に既存線路に吸い付いて複線線路モードになるのはとても便利でした。
- あとRTSなためか、ゲーム画面での情報量が圧倒的に少なく、何度も同じ画面を行ったり来たりして、町や列車をクリックしないと情報が確認できないのは正直苦痛です。このUI関連はかなりいらっときたので細かく列挙します。誰も見ないだろうけど自分の感じたことを整理するために。
- 工業生産ツリー(RTSならたいていはあるIndustrial Production Tree)が、工場建設時しか確認できないのが激しく苦痛です。ネットを軽く漁ってみてもほとんど誰も作っておらず、結局自分でまとめるハメになりました。まあ3段階くらいで簡単だから覚えろってことだろうけど。でもRTSだと普通あるよね。
- ライバル抜きのプレイだと特に、ミニマップが街の位置確認程度の意味しかありません(ホバーしても町の名前すら表示されない)。ミニマップに町のレベルと発展状況の↑↓、ホバーでの人口表示程度は良いんじゃないでしょうか。理想を言えば、ミニマップで鉄道ネットワークを確認したい。(もちろんライバル企業のネットワーク情報は非表示として)
- あと警告メッセージなどネガティブ情報(黄色い▽)と、ボーナス的なポジティブな情報(緑アイコン)の表示がゴチャゴチャと重なって見づらかったりと、どうにも10年くらい前のRTSのUI設計思想そのままな感じを受けました。そういえば今どきフルスクリーン強制でウィンドウの位置配置どころか最小化できないのも嫌ですね。そういう意味で、少し前の洋ゲー臭がします。
- セーブ時間表示がPSTなのか、日本時間と8時間?くらいずれてるのも正直いって商品レベルじゃないし、そもそもセーブデータ一覧がよくわからない順でソートされてて非常に分かりづらい。あとゲームを起動したままWindowsをスリープさせて再開すると、ファイルアクセス関連がおかしい(ユーザーフォルダを見失う?)のかセーブもできなくなったり。
- 致命的なのが、左上メニューの「列車リスト」の貧困な表示です。何両編成で何を載せているかくらい「列車リスト」でひと目で見えるようにして欲しい。移動中なのか駅で停車中なのか、それとも何か自身の故障で停車中なのか、先行列車のせいで渋滞ってるのか、それくらいは表示して欲しい。「列車リスト」に駅を表示しておき、駅を選択することでその駅を起点とするかあるいは経由する列車にしぼり込めたりとか、搭載している荷物種類で(旅客郵便物/資源・生産物/混載)絞り込みできたりとか…。「都市と建物」リストの都市/ビジネス/駅都市建設物にいたっては、表示する意味があるのかよくわかりませんでした。
- まあ色々書いたけどもうちょっと頑張って欲しいかな。そういう画面表示(UI)関係が良くできていて、なおかつ新しい技術ツリーなどがあれば間違いなくDLCも買うんだけどな。少し改善するだけでまちづくり向けにも売れると思うんですがどうでしょうか。
コメント
私も無料でもらってこの週末始めたばかりですが、アレ?と思ったところを訂正させていただきます。
・旅客のチケット:降車した時点でチケット代が支払われる。なおチケット代は、乗車距離が長く、乗車時間が短いほど高く算出される。
→旅客に関しては都市の直線距離に応じて固定報酬のようです。最短距離だろうとぐねぐねした線路を引こうが一定額。また、時間も関係なし。対向車つくって線路上で3ヶ月またせようが5日でつこうが一定額でした。郵便は直線距離÷時間=報酬倍率かな?
・実業家:工場の価格が半額に(中盤までの工場は30万~50万)。町工場をオークションに出ていなくても買収できる ※通常はたまーにオークションに出てくるのを見逃さずに買うしか無い。
→実業家でなくても都市画面の工場メニューで能動的にオークションをしかけられます。実業家の買収特殊能力はオークションを経ずに買収できるということですね。
・機関車では水・砂・潤滑油を必要としており、これらが切れると普通に線路上でストップします。
→ストップはせずに水→油→砂と段階的に速度低下していく感じです。故障が一定時間ストップ後の再スタートです。
・致命的なのが、列車情報の貧困な表示です。~
→列車一覧で選べば、積載/行先/状態(故障中、〇〇列車と輻輳中等)見れます。また、その駅や線路を経由している列車の一覧は、マップの駅や線路のグラフィックをクリックして右上の列車リストから出せます。
町メニューは急いでるときに任意の生産物資拠点にパッと移れるので、RTSのナンバリング機能の代替だと思います。RTS要素強い割にナンバリングできないのはどうかと思いますが。
コメントありがとうございます!
1.旅客のチケット代はWikiかなにかの丸コピペでした、すいません。
2.実業家の町工場オークション。なるほどそういう意味だったんですね。難しい…
3.機関車の水・砂・潤滑油切れで速度低下:おお、そうなんですね?止まっているような気がしましたけど確認してみます。
4.列車情報の「積載/行先/状態(故障中、〇〇列車と輻輳中等)」これも表示なかったと思いこんでましたが再確認してみます。→確認しましたが、やはり列車一覧では(ホバーすることで運行情報は確認できますが)、搭載荷物は見れませんでした。各列車情報まで移れば見れるのは当然なのですが、できれば列車情報一覧でその辺りの情報までまとめて見たいと言うだけのわがままな感想です。要するに今の機能だと詳細情報へのショートカットなんですよね。それはあまりに不親切じゃないかなと、あくまで個人的には思います。