日経新聞の報道によれば、2019年1月、つまり来年度分の確定申告からスマホでの確定申告が可能になるということです。
スマホで確定申告可能に 国税庁、iPhone非対応 :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22970520R01C17A1MM0000/
スマホでマイナンバーカードを読み取り、電子証明書を取得することでネット上で申告できるようにする。国税庁はスマホ申告用の申告書作成ページを開設。スマホの操作だけで確定申告ができるようにする。
記事によれば、スマホ申告はスウェーデンやエストニアなどが導入済みで、日本政府でも政府税制調査会でも導入の議論が行われていたということです。
対応機種
なお、スマホでの確定申告にはマイナンバーカード読み取りに対応している機種が必要で、iPhoneは非対応です。
マイナンバーカード読み取り対応スマホ
ではどういう機種が対応しているのでしょうか。
読取り可能な機種は、公的個人認証サービスポータルサイトで「マイナンバーカード対応NFCスマートフォン」として公開されています。
電子証明書の読取り可能なスマートフォンに関するご質問 | 公的個人認証サービス ポータルサイト
https://www.jpki.go.jp/faq/nfc.html
マイナンバーカード対応NFCスマートフォン
https://www.jpki.go.jp/prepare/pdf/nfclist.pdf
PDFでは見づらいのでキャプチャしました。
2017年10月27日現在で、対応機種はわずか20機種です。
読み取りアプリ「JPKI利用者ソフト」
この読み取りは、実際には「JPKI利用者ソフト」というスマホアプリを利用しますが、これはすでにGoogle Playストアに公開されています。
JPKI利用者ソフト – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.go.jpki.mobile.utility&hl=ja
まとめ
結局、従来「住民基本台帳カード(ICカード)とICカードリーダー」で行っていた本人認証を、スマートフォンアプリで代替しようということになるかと思います。
まだまだ対応機種も少ないのですが、今後メーカーに対して搭載を呼びかけていくということです。
スマホでの確定申告を考えている人は、今後買い替えを行う際には対応しているかどうかも購入基準のひとつとして考えたほうが良さそうです。