Firefoxが勝手にアップデートされるのを止めたい場合の手順です。
更新オプションの確認
Firefoxのアップデートは、「オプション」の「一般」タブの下の方、「Firefoxの更新」により指定できます。
勝手に更新されたくない場合、ここは図の通り「更新の確認は行わない」を指定します。
Mozilla Maintenance Service
上記のオプションを指定しているにも関わらず、Firefoxが勝手にアップデートされる場合、「Mozilla Maintenance Service」を疑ってみましょう。
Mozilla Maintenance Serviceは、Firefoxインストール時に自動的にインストールされるプログラムで、バックグラウンドでアップデートを行うためのプログラムです。
これを無効化する手順には2通りあります。
1.バックグラウンド更新だけを止める
とりあえずバックグラウンドで勝手に更新するのを止めたい場合は、次の手順となります。
- 「オプション」の「一般」タブの下の方、「Firefoxの更新」にある「更新のインストールにバックグラウンドサービスを使用する」のチェックを外す
こうしておくと、自動的にアップデートされず、なおかつアップデートの際にはUACが開くことなくアップデートが行われるようになります。
通常、オプションの「更新の確認は行わない」で自動更新を止めておいて、さらに「バックグラウンドサービス使用オプション」も外しておけば、勝手に更新されることはなくなります。
2.完全に自動アップデートを停止させたい
すでにMozillaに対して不信感が湧いており、なにがなんでも絶対に自動的にFirefox57にしたくない場合はこちらの手順がいいでしょう。
- OSの「コントロールパネル」から「プログラムの追加と削除」を選ぶ
- 「Mozilla Maintenance Service」をアンインストールする
こうしておくと、アップデート前にUACが開いて権限の確認が行われるようになります。たとえ自動更新がオンになっていても、ここでキャンセルすれば自動更新を止めることができるようになります。
Mozilla Maintenance Service とは?
そもそも「Mozilla Maintenance Service」とは何なのでしょうか?
Mozilla Maintenance Service とは? | Mozilla サポート
https://support.mozilla.org/ja/kb/what-mozilla-maintenance-service
Firefox と Thunderbird は、Mozilla Maintenance Service と呼ばれるオプションサービスをインストールします。このサービスは、アプリケーションの更新が、Windows のユーザーアカウント制御 (UAC) ダイアログで はい のクリックを要求されることなく、バックグランドで行われるようにします。
Firefox や Thunderbird がアプリケーションの更新をダウンロードする時、ユーザー アカウント制御 (UAC) ダイアログではい のクリックを要求されることなく、Mozilla Maintenance Service が Windows から更新を適用する許可を得ます。このサービスは、その時まで停止しており、コンピュータのリソースを使用することはありません。また、更新のプロセスが開始されると、サービスが終了します。
この説明でも書かれている通り、特に無効化しても困ることはありません。バックグラウンドでこっそりアップデートされることがなくなるだけです。
なお同じパソコンにメーラーソフト「Thunderbird」もインストールしている場合、そちらのバックグラウンドでの自動アップデートも停止されますので、注意してください。
コメント
何度ダウングレードしても57に更新されてしまう現象に困っていて解決策を探していたらこちらに辿り着きました。もちろん「更新の確認は行わない」状態にしており、「バックグラウンドサービス使用オプション」も外してあります。なのでMozilla Maintenance Serviceを削除してみたのですが、それからPCの電源を落とし、翌日入れると何故かMozilla Maintenance Serviceが勝手にインストールされ、更新も実行されてしまいました。イベントビューアーを見たところService Control Manager(ソース、と書いてあります)が勝手にインストールしているみたいです……。ブログ主さんはこの現象になりませんでしたか?
私はWindows7ですがService Control Managerというサービスはインストールもされていませんでした。よくわからないというか恐ろしい現象ですね。