グーグルが、ビジネス用途で推奨されるAndroidスマートフォンを発表しています。
これは、Androidスマートフォンがたくさん製造・販売される中、ビジネス用途に推奨される要件を発表することで、ビジネスでの利用を促進しようという取り組みの一環で行われました。
Android Enterprise – Solutions Directory
https://androidenterprisepartners.withgoogle.com/#!/
Android – Android Enterprise Recommended
https://www.android.com/enterprise/recommended/
要件は次のように定義されます。
- 初期OS:Android7.0以上
- RAM:2GB以上
- ストレージ:32GB以上
- CPU(SoC)動作クロック1.4GHz以上、64bitアーキテクチャ
- バッテリー駆動時間:8時間以上
- カメラ:フロント2MPixel、背面10MPixel
- Googleセキュリティアップデートから90日以内に配信開始していること
- 販売後、最低1回のAndroidメジャーアップデートに対応すること
日本のメーカーが販売する機種では、このうち7と8がかなり厳しい要件となっています(要するに売りっぱなし)。しかし一般的に2年程度は使うことを考えれば、メジャーパッチを含むセキュリティパッチの配布はこれからは必須条件となってくるのではないかと思われ、売りっぱなしのメーカーに対しては厳しい目が向けられることにもなりそうです。
今回発表された対象機種21機種の一覧はこちら↓
Android Enterprise – Solutions Directory
https://androidenterprisepartners.withgoogle.com/#!/results/browse-all/2
- BlackBerry KEYone
- BlackBerry Motion
- Google Pixel
- Google Pixel2
- Google Pixel XL
- HUAWEI Mate 10
- HUAWEI Mate 10 Pro
- HUAWEI P10
- HUAWEI P10 Plus
- HUAWEI P10 lite
- LG G6
- LG V30
- Moto X4
- Moto Z2 Force Edition
- Nokia 8
- Sony Xperia XA2
- Sony Xperia XA2 Ultra
- Sony Xperia XZ Premium
- Sony Xperia XZ1
- Sony Xperia XZ1 Compact
日本メーカー製品では、ソニーのXperiaシリーズの一部製品のみがエントリーしています。
また最近成長著しい「ファーウェイ」が5機種もエントリーしている点が注目されます。
このファーウェイというメーカーは数年前にソフトバンクの孫社長がファーウェイファーウェイといっていたので名前が売れ始めましたが、最近その性能の良さと手に入れやすい価格のバランスによって注目を集めているようです。
スマートフォンの販売実績ランキングなどでも、iPhoneシリーズを押しのけてランキング上位を占めるようになっており、日本メーカーにとっては脅威でしょう。
日本ではまだ「名もない中国メーカー」の扱いですが、ファーウェイ(華為技術有限公司)自体は、売上8兆円、従業員18万人以上を抱える超巨大企業です。単純に規模を比べると、日本で言えばパナソニックや日立と並び立つ企業です。
しかもその脅威は研究開発に巨額投資を続けているところにあり、数年前のデータでも従業員の約50%を研究・開発部門に従事させており、研究開発への投資額は1兆円を軽く越しています。
※2016年度の数値で比較すると、前出パナソニックは4400億円(売上高の6%)、日立が3200億円(同3.5%)です。
つい最近も、大卒初任給として40万円(学士卒・修士卒)を提示したことで話題になりましたが、それでもファーウェイ中国本社の初任給に比べれば低い額だということです。それだけの高給を払ってでも優秀な人材をかき集めたいということでもあります。もちろん、日本企業式の温情などはなく、成果を出さなければ容赦なく減給・解雇もありうるとの噂ですので、世界市場で成果を出しつつあるのは当然といえるかもしれません。
おそらく1年後か2年後には、日本市場でもファーウェイ端末が席巻していることは間違いないでしょう。