年表生成型の検索エンジン「TIMEMAP」が面白い

年表生成型の検索エンジン「TIMEMAP」なるものが公開されています。

年表生成型の検索エンジン「TIMEMAP」公開、ネット記事を検索して伸縮自在の年表にして一覧表示 -INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1088790.html

要するに検索結果を年表形式で見せてくれる検索エンジンです。

TIMEMAP
https://timemap.info/

確かグーグルでも一時「タイムラインツール」を提供していたのですが、廃止してしまったようです。

グーグル社の「タイムラインツール」登場の記事より

「TIMEMAP」の概要

この「TIMEMAP」では、コンテンツ提供を受けている株式会社インプレス、レッドクルーズ株式会社の上場企業・官公庁・自治体のプレスリリースデータベース「JPubb」、連想出版の新書書誌データベース「新書マップ」などに限定はされているのですが、検索結果を年表形式で一覧することができます。

たとえば「ドライブレコーダー」という言葉で検索した結果は次のようになります。

縦軸に年月日が表示され、新しいものから古いものまでタイムラインに沿って記事が並んで表示されます。上にあるものほど最近の記事ということですね。

また画面の下部には記事の出現度合いがグラフ表示されています。「ドライブレコーダー」では、全体的に増加している傾向などがひと目でわかります。

これで「ドライブレコーダー」という言葉がどれくらい前から登場し、いつごろ頻繁に登場するようになったのかが視覚的に理解しやすくなります。

ただ検索精度に若干問題があるようで、この例では2006年にソニーが何か発表したように見えますが、実際には「ドライブ」「レコーダー」に分解してヒットしたものまで対象となっているようです。「”ドライブレコーダー”」とくくってみても変わりませんでした。

インプレス社の記事では、日本交通事故鑑識研究所の「Wittness 1」という製品を扱った記事が一番古いようです。

コラム: やじうまロングレビュー日本交通事故鑑識研究所「ドライブレコーダー Wittness 1」
https://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2007/04/17/709.html

特定期間の注目表示

これだけではなく、ある特定の期間の動きを知りたい場合、その時期だけをマウスホイールで拡大してかんたんに調べることができます。たとえば、グラフ上で件数が大幅に増えている2013年の3月あたりを拡大したものです。

具体的な日付まで一瞬で把握することができます。もちろんリンククリックで記事が表示されます。この記事表示も特徴的で、ページ遷移するのではなく画面右側に小さめに表示されるため、概要を扠さっと確認するのに向いています。その上で、記事リンクをクリックすることで元記事へとジャンプできます。

複数のワードでの比較

その他に、複数の検索ワードで出現度合いの違いを見ることもできます。

たとえば「iPhone」と「iPod touch」を比較してみたものです。

なぜかiPhoneが2012年5月のラメソフトケース発売という記事で途絶えてしまいます。

代わりに「iPhone」と「Android」を比較してみましたが、こちらも年表が2013年で途切れてしまっています。個別機種名に変化したのでしょうか。

「iPhone 8」と「iPhone X」で比較したところ2018年までゲージがあります。

「iPhone 8」と機種名を入れるときちんと2018年まで表示されますが「Android」は2012年で終わっています。

問題がどちらにあるのかは不明ですが、どうやら機種名でまとめられているような気がします。この頃にインプレス社がデータの扱いを変えたのかもしれません。

共有(SNSでの拡散)

今どきの検索エンジンですので、共有も可能です。

画面右下の「共有する」アイコンを押すと、iframe形式でのソースが表示されるので、それをブログなどで貼り付けることで、検索結果へのリンクが共有できます。

右上にアイコンが出ており、表示形式を切り替えることもできます。

左肩にある「iPhone 8, Android」のリンクをクリックすると検索結果そのものにジャンプすることもできます。

なおTIMEMAPのトップページ下部にはグラフのようなものがいくつか並んでいますが、これ自体がサンプルページとなっています。

たとえば「激しかったウェブブラウザー戦争」をクリックすれば、ブラウザ戦争の歴史を俯瞰することができます。

「TIMEMAP」の使用感

  • 現時点では情報ソースが限られている
  • 視覚的に時間の流れを感じることができ非常に楽しい

世界を席巻してしまったグーグル検索では、時間の流れを意識して検索することが難しくなっていますが、この「TIMEMAP」では、それを直感的に見たり、比較したりすることが可能です。

これは非常に楽しいことですし、また流れを知ることもできます。

ただし情報ソースが限られていることが非常に悔やまれます。できればグーグル検索の結果を利用するような形で検索対象の幅を広げて欲しいものです。

なおサイトをざっと見たところ運営会社は「一般社団法人タイムマップ」となっており、マネタイズ方法がまったくわかりませんが、できれば安定的な資金確保を行った上で、末長く続けて欲しいものです。

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