いろいろな視点で世界を視覚化する地図が公開されています。
20 stunning maps reveal global activity in minute detail | Daily Mail Online
出典はニューカッスル大学のAlastair Bonnett教授の著作だということです。
Staff Profile – Geography, Politics and Sociology – Newcastle University
http://www.ncl.ac.uk/gps/staff/profile/alastairbonnett.html#research
船舶の航路を示した地図
水色で描かれているのは船舶のルートです。
燃料を節約するため、海岸線を沿うように移動していることが明白です。
(NOAAの調査)
隕石の落下地点
薄いオレンジ色は昼間の、また青色は夜間の落下を示しています。
世界中まんべんなく落下していることがわかります。
(2014年のNASA調査)
未踏破の海洋
海洋踏破は、地上に比べると相当困難なものとなっています。
薄いブルーは海洋生物学者が踏破済の海洋を示し、濃いブルーは未踏破海域を示しています。日本海にもかなりあることがわかります。
(2010年の海洋生物センター調査)
アメリカ人の出生地
アメリア以外で生まれたアメリカ人の出生地を示す地図です。黄色~紫へと多くなります。
多い順に、メキシコが1200万人、中国が210万人、インドが197万人、フィリピン190万人となっています。その後、ベトナム、キューバ、韓国が113~112万人と続きます。
(2015年のピュー研究所調査)
自然災害への脆弱性
台風や地震の多い日本列島もしっかり濃い目の色で塗り分けられています。
(2012年の国連リスクレポート)
私有銃の所有数
2007年の調査に基づく数値。
一番多いのはご存知アメリカ。100人に対して80丁の銃があり、世界の銃器の実に42%が集中しています。
イエメン、ドイツ、アイスランドがそれに続きます。
ちなみにアメリカ国内の州別の銃所持率。
有害動植物の数
アメリカの有害動植物管理委員会(the US’s Armed Forces Pest Management Board)の調査。
黒いエリアは多く、黄色になるに連れて少なくなります。
メキシコの80、ブラジル79が多く、以下、オーストラリア66、コロンビア、インドネシア、インド、ベトナムが50以上と続いています。
世界平和指数
地域別の紛争の多さを示します。
最も暴力的なのは、イラク、南スーダン、シリアとなっています。
大気汚染度
北半球が多めですが、日本を含む極東アジアはかなり汚染された地域だとわかります。
航空交通量
バスのように航空機を使うアメリカとそれに続いてヨーロッパが発展しています。
またアジア地域は人口密度の高さも影響しているといいます。
生物多様性
1つ目は両生類
2つ目は鳥類
両者は微妙に異なっています。
こうして様々な傾向を世界地図で見せられると、改めて認識できることがありますね。