2020年2月11日の「はじめまして!一番遠い親戚さん」でも取り上げられた千葉雄大さんの親戚関係をまとめてみます。
立松和平
まずは小説家・立松和平さんです。
千葉雄大さんの母方の曽祖父・濱雄さんの娘・静子さんの夫が立松仁平氏で、その息子が立松和平さん(本名は横松和夫)です。つまり、雄大さんの母の従兄弟が立松和平ということです。
この先は立松和平氏のWikipediaにも載っていますが、立松和平さんの妻・美千絵さんの祖父が、劇作家・演出家の小山内薫ということになります。
小山内薫の妹・岡田八千代(本名・小山内八千代)さんも小説家・劇作家として活躍した人物で、洋画家・岡田三郎助と結婚しています。
さらに小山内薫の長男・小山内徹はミステリ翻訳家。次男・小山内宏は戦後日本における軍事評論家の先駆者で、その妻は児童作家、随筆家の小山内富子。
小山内薫の三男・小山内喬は歌舞伎役者(市川扇升)。
この小山内きょうだいの父は旧津軽藩士の小山内建で、広島鎮台病院院長を勤めていた人物です。
なお立松和平さんの娘・山中桃子(横松桃子)さんは俳優の山中聡さんと結婚しており、その弟である山中崇史さんも俳優です。
藤田嗣治
また小山内きょうだいの母・錞さんは、旗本小栗信の長女です。
この錞さんの妹・政さんは、藤田嗣章と結婚して4人の子供をもうけており、末っ子が画家の藤田嗣治(レオナール・フジタ)です。
藤田嗣治のきょうだいを見ると、姉妹・喜久さんは蘆原信之と結婚し、音楽・舞踊評論家である蘆原英了(本名は敏信)と、建築家・芦原義信を産んでいます。芦原義信氏はソニービル、東京芸術劇場などで知られています。
児玉源太郎
また藤田嗣治の兄弟・藤田嗣雄は児玉源太郎の娘・モトさんと結婚しており、この関係で木戸幸一(モトの姉妹ツルの夫。祖父が木戸孝允=桂小五郎)や都留重人、広沢真臣や池田勇人らと縁続きになり、さらには鳩山一郎・宮澤喜一(第78代内閣総理大臣)・小川平吉・杉本甫・岩崎弥太郎(三菱創業者)・鎮西清高・松山棟庵らも縁戚関係として繋がることになります。
児玉源太郎の三女・ナカが法学者の穂積重遠と結婚しており、穂積重遠の父・穂積陳重も法学者で、母は渋沢栄一の娘、歌子です。
加山雄三
加山雄三さんとのつながりも、Wikipediaで確認できます。
加山雄三(本名は池端直亮)さんのお母さんが女優の上原葉子(出生名は岩倉具子、結婚して池端具子)で、名前でわかるように岩倉具視の曾孫にあたります。
次に岩倉具視のWikipediaで確認すると、具視の長女・増子の二女・昭子は広幡忠朝と結婚しており、この三男・児玉忠康は日本郵船社長を務めた人物で兒玉秀雄の養子となっています。兒玉秀雄の父が児玉源太郎となり、先程までの小山内・藤田・児玉と辿ってきた係累とつながるということになります。
なお兒玉秀雄は貴族院議員で大臣も歴任した人物ですが、妻は第18代内閣総理大臣である寺内正毅の娘澤子です。