ゲームではなくあくまでマップエディタな「Canvas of Kings」のデモ版が公開されています。
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マップエディタ「Canvas of Kings」は、ソロゲーム開発者であるHannes Breuer氏の個人会社「Quill Peak Studio」が開発中である、取引シミュレーションゲーム「Might of Merchants」のマップエディタ部分が好評だったために切り出して販売している”マップエディタだけ”のものです。これはSteamでアーリーアクセス中で販売価格が日本円2,100円。
今回、そのマップエディタ「Canvas of Kings」のデモ版がSteamで公開されています。デモ版は無料(容量2GB)。デモ版でもセーブ・ロードは可能です。マップエディタ本体もデモ版もいずれも日本語非対応。というより英語のみです。
「Might of Merchants」とマップエディタ「Canvas of Kings」
そもそもHannes Breuer氏は「Might of Merchants」という商人を中心とした取引シミュレーションゲームの開発に2020年ごろから取り組んでおり、それを時折インスタグラムで公開していたようです。特に宣伝などは行ってなかったようですが、手書きマップが素晴らしく、今やフォロワーが9.1万人もいる注目の開発中ゲームとなっているようです。
その中で、マップエディタ部分だけでも切り出しt販売することを提案されたようで、それがSteamで販売中のマップエディタ「Canvas of Kings」ということになります。以下がトレーラビデオ。※デモ版には家具配置機能は無いようです。
2Dゲームなのかと思いきや、動的に変化するツールを使いながら家のパーツなどを配置していくことで、ダイナミックにこの世界観のマップが作成されるようになっています。樹木の配置もプロシージャルに行えるようで、マップカラーや水の色、また太陽光や環境ライト、影の設定なども行えるようになっているようです。
こちらが家具配置ができるという「Room Tool」機能をフィーチャーした動画。手書きの世界観が素晴らしいですね。
なおカスタムアセットもサポートするようで、discord(discord.gg/JTBS2xWedR)では様々なモノクロイラストが投稿されています。
「Godot」ゲームエンジン
これら「Might of Merchants」およびマップエディタ「Canvas of Kings」は、「Godot」というオープンソースの無料ゲームエンジンを利用して制作されているようです。こちらのゲームエンジンについては日本語のマニュアル(Godot入門 — Godot Engine (4.x)の日本語のドキュメント)も整備されています。日本語Wikipedia(Godot (ゲームエンジン) – Wikipedia)。例えば日本のゲームだとSEGAの『ソニックカラーズ アルティメット』もこのGodotエンジンを使用して製作されています。