浮遊島の世界でのサバイバルゲーム「Solarpunk(ソーラーパンク)」デモを試してみた

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Steamで、技術の進んだ浮遊島の世界でのサバイバルゲーム「Solarpunk」のデモが配布されていたので試してみました。

デモは3月3日までらしく「1週間」と表示されています。 けっこう長期間開放されているようです。

 

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概要

ジャンル「Solarpunk(ソーラーパンク)」とは今一部で流行りつつあるらしい概念で、デザインツールFigma社の共同創業社でCEOのDylan Field氏が取り上げたことでポピュラーになった、サイバーパンクから派生したSF的要素を農耕的な生活に持ち込んで充実させようとする概念です。

※ソーラーパンクマニフェスト「A Solarpunk Manifesto (English) – ReDes – Regenerative Design」というものが作られており、日本語訳「A Solarpunk Manifesto (Japanese) – ReDes – Regenerative Design」もされています。Reddit「Solarpunk – hope for the future」ではこのソーラーパンク概念に合うたくさんの書籍情報が寄せられています。※何が「パンク」なのかというところはやや苦しいかなと思いますが。

「ソーラーパンク」で象徴的に扱われているあるCMがあります。

これはロンドンのアニメーションスタジオ『THE LINE』が手がけたギリシャヨーグルトのCMだそうです。この中では中世的なのんびりとした牧歌風景の中に、様々なSF的要素を持ち込んで農村生活をサポートする様子が描かれています。

これまでサイバーパンク要素といえば、ダークな近未来ディストピア、いわば映画「ブロードランナー」やアニメ映画「攻殻機動隊」などで表現されていた世界観が代表的でした。つまり(酸性)雨が降り続いていて、暗い雲に覆われたどんよりした光景で、けれどもサイバーテクノロジーは発達している社会。というのが共通項的に描かれる近未来風景です。特に香港(とりわけ九龍城砦)を念頭に置いた、ゴミゴミしたアジア系を中心とする多民族で薄汚れた現代社会を基本としていました。

しかしジャンル「ソーラーパンク」では、それとは対象的に陽光が降り注ぐ明るい牧歌的な農村風景が基本であり、自然に囲まれた風景であり健康的です。それだけでなく最近流行りのいわゆる持続可能社会的な風景でもあります。

映像表現だけではなくデザイン分野などでも広まりつつある概念だといい、このゲーム「Solarpunk(ソーラーパンク)」はその概念をタイトルに付けた意欲作だということもできるかと思います。

 

Steam:ゲーム「Solarpunk」

コンセプトの話はこれくらいにしておき、さっそくゲームを見てみましょう。

Steam:Solarpunk

シングルプレイ、オンライン協力プレイ対応。

日本語もデフォルトで対応(14言語対応)。最低/推奨スペックは64ビットOS以外はTBD(未決定)となっています。

プラットフォームはSteamのほか、Playstation、Xbox、任天堂Switch。リリース予定日は「2025年」となっています。価格も未定。

※過去2023年3月にKickstarterでクラウドファンディングしており、6,312名・総額30万ユーロ(日本円だと4,500万円前後)とかなり人気を集めたスタートを切っています。このため、Discordなどでは相当遊びこんだ人が集結しています。当時は2024年6月リリース予定だったようで、すでに現時点で半年以上遅れていることになります。

なお開発元「Cyberwave」は、空き時間に作ったという「Steam:A Game About Digging A Hole」も出しています。

※似たゲームとしてはこれもまだ開発中で未発売ですが「Steam:Loftia」というのも「サステナブルな明るい未来を作っていく」ゲームとして名乗りを上げていますが、こちらはMMOを銘打っており、もう少しシステム的にしっかり作り込まれた世界です。このLoftiaも2023年にkickstarterでクラウドファンディングしており、こちらは16740名から1271万ドル(日本円で1億8千万あまり)もの支援を受けています。
またすでに発売済ですが「Steam:Palia」というMMOシム(基本プレイ無料)も出ています。さらに「Steam:Aloft」というアーリーアクセス(¥3,040)中のシングルプレイゲームとも似てるとも書かれています。やはりタイトル通り「Solarpunk(ソーラーパンク)」というコンセプトをどこまで体験できるかというところを強く打ち出せるかどうかにかかっているのではないかと思います。

 

デモプレイ

それでは、技術の進んだ浮遊島の世界でのサバイバルゲーム「Solarpunk」のデモプレイについて述べていきます。

ダウンロードサイズも小さくデフォルトで軽量です。今流行りのリアルフォト寄りな精密美麗なグラフィックではなく、「どうぶつの○」的なカートゥーン調の柔らかい感じのグラフィックになっています。悪く言えばSwitch画質と言えるかも知れませんが、PCスペック的にも長時間ゲームプレイ的にも持続可能だとも言えます。※Vsyncがきちんと効いているためオンにするほうが負荷的にも良いでしょう。

もちろん起動時から日本語対応です。※「鍬」と「クワ」など、翻訳が混乱している部分があります。

全体の流れ

一言で言えば一人称視点での「どうぶつの○」だといえば良いでしょうか。※どうぶつとの交流要素はない

落ちている石や枝を「E」キーで拾って、「F」(クイックビルド)キーで「斧」や「つるはし」を作り、木を切り倒せば「木材」や「(その植物)の苗」が手に入ります。

それ以外にたまに「綿の木」や「ブルーベリーの木」が生えており、収穫(E)して(左マウスボタン長押しで)食べることも出来ます。後ほど種にも工作できる

作成して使う「斧」や「ピッケル」などは使用すると耐久度が減少していき潰れますが、また材料を揃えれば作ることが出来ます。

そうして集めた素材を元に飛行艇を作り、浮遊島間を自由に飛行して生活していくゲームになっています。

まさに「どうぶつの○」をもう少し原始的な時代にして一人称視点で楽しむゲームだといえばわかりやすいでしょう。※最近この手のゲームは結構出ていますが、中でもタイトルが現すようにソーラーパンク要素を強調したゲームが本作と言えるのではないかと思います。

キーバインドの説明

キーの説明がほぼなく慣れて探していくしかありませんが、FPSゲームに慣れている方ならあまり迷わないかも知れません。

私がわかっている範囲で書いておきます。

  • WASD:一人称視点での移動
  • 1~8:画面下にホットバー的に並んでいるアイテムを交換する。斧を選んで木に対して左クリックすると伐採できる。
  • E:拾う、飲む、満たす、道具を使うなど
  • F:クイックビルド。斧やピッケルなど手早く道具を作成する。
  • TAB:インベントリを表示。インベントリを開き、インベントリ内とホットバーのアイテムを交換できる。

基本的にはこれぐらいでほとんどの作業ができるようになっています。

 

※次ページは「初期の進め方」と「FAQなど」および「その他感想」です

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