ヴィクトリア朝風サバイバルゲーム「Nightingale」の小技まとめ

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1年半ほど前にアーリーアクセス公開された本作ですが、EPICで無料配布されていたためプレイしてみました。

アーリーアクセス開始後にかなりの改良?があったようで、以前の攻略記事などがまったく役に立たないため、いつも通り自分で気付いた点をまとめます。

変更履歴:

  • 2025年10月5日:初稿 ※絶賛編集中

 

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目次

 

ゲームの概要

  • 2024年2月21日アーリーアクセス開始。
  • PVEのオープンワールドサバイバルクラフトゲーム
  • シングルプレイ、最大6人でのオンライン協力プレイ、LAN協力プレイ
  • 日本語対応(後半怪しいらしいが、序盤からけっこう怪しい)
  • 「境域トラベラーになって古代の十字路ポータルを再稼働させ、汚染された森、重力に逆らう砂漠、そしてさらにその先を探索しましょう。」というのが売り文句

特徴

特徴はなんといっても3種のカードの組み合わせによる、相当数の組み合わせの境域(フィールド)。というのがウリらしいが、まだ初めたばかりでよくわかりません。AIに聞いたところ、1000通りくらいの組み合わせがあるようです。

  • バイオームカード:
    • 境域の環境を指定するカード。森林、砂漠、沼地の3種類のバイオームがあり、これが大まかな地形条件を決める。
  • メジャーカード:
    • 出現するクリーチャーやNPCを決定する。クラフトまたはNPCから購入することが可能
  • マイナーカード:
    • 境域の特定の場所で設定できる。境域の付加要素を指定できる。ステータスを上昇させたり、チェストの報酬を上昇させたり。これもクラフトまたはNPCから購入することが可能

注意!

2024年6月の「0.3.2」アップデート以降に大幅に変更が入った模様で、例によって過去の攻略記事が役に立たない。

  • ※特にEPIC版をライブラリに追加すると、なぜか「ナイチンゲール 0.3.2」という日本語表記のものと、「Nightingale」という英語表記のものの2つが入る。
  • このうち前者(カタカナ0.3.2)はそれ以前のバージョンとの互換性がキープされたバージョンらしく(要するに古いバージョン)、チュートリアルだったり下手すると操作やUIまでゲーム内の様々なものが現在の最新版とはまるっきり違うので注意。今から始める人は、必ず英語表記の「Nightingale」を選ぶようにしよう。※ゲーム内オプションで日本語を選ぶ。
  • 大きな変更が入ったのが恐らく2024年9月の5.0(Realms Rebuilt アップデート)から。なのでそれ以前の攻略記事や動画は役に立たない。※とりあえずチュートリアルの内容がまるっきり違っており、現在のバージョンでは速攻でチュートリアルが終わる。というかチュートリアルマップに放り出される。

ちなみに5.0のトレーラー

※トレーラーの最初に出ている場所が「十字路」(Crossways)

 

気付いた点や小技など

ゲームの学習曲線はけっこう緩やかで長め

「ヴィクトリア朝風サバイバルゲーム」と謳ってはいるが、初期は石器時代の人間のような道具しか使えず、一つ一つ解放していく必要がある。それはいいとしてかなり手間ひまをかけていかないと装備も一向に変わらない。

※どこかで見かけたが、公式的には24~36?時間程度でヴィクトリア風装備が解放されると言うが、恐らくもう少しかかるのではないかと思われる。

しかも製作過程は込み入っており、様々な素材をかき集めてこなければならないが、素材が細かく分かれているためカバンはすぐにパンパンになり重量制限もかかってくる。

また「境域」を渡っていくことでアンロックされる要素が多いため、1境域に留まることなくどんどん境域をクリアすることも必要。

これらの要素が独特な用語で構成されているため、それを理解しながら進める必要もある。たまたま新旧両バージョンやってしまったのだが、チュートリアルとしては旧バージョンの方がよくできている。

 

日本語対応

基本的なUI部分は日本語化できているようだが、素材名などでも平気で英語が残っており、NPC会話も途中から突然英語になったりする。

このあたりは生成AIに頼って翻訳してもらうのが早い。

 

ステータス

レベルアップでステータスを上げるのではなく、新しい装備を付け替えることでステータスアップを図っていくゲーム。最大HP、最大重量、スタミナが増えていく。

装備品は境域でのクエストなどをこなしたり、境域を移動することでレシピが解放される。

まず初めはレシピを解放して「シンプル」シリーズを全部揃え、装備スコアを20にしよう。

 

 

エッセンス

いわばクリスタル(触媒)のようなもの。境域内での上の「エッセンス商人」NPCとの取引や、レシピ解放、装備品修理、一部クラフトなどに必要。

時々フィールド上をキラキラ光りながら動き回るウィスプを走って追いかけて入手できるが、R1エッセンスについては様々な素材(大量に入手できる木材など)から作ることもできる。その他クリーチャーを狩っても入手できる場合がある。

R1エッセンスは数百単位で必要なので、最初はフィールドに生えている木を斧で刈りまくって片っ端からエッセンスに変えてしまおう。コンパニオンに斧を持たせて伐採させると早い。

なおR2エッセンス以降は、(木など)自然物から抽出することは出来ない。すべてクリーチャーとの戦闘や「知性の砦」あるいは洞窟、蔓延地点の掃討などで入手するしかない。敵がまばらにしかいないため、ここからがかなりきつくなる。

 

重さ制限

かなりシビアなのが重さ制限。100%を超えると走れなくなったりジャンプできなくなる。さらに増えれば鈍足での移動しかできなくなる。

そうなる前にエッセンスに変えるか、あるいは「コンパニオン」NPCを雇って、重い素材類は彼に持たせるようにしよう。

※石関係や木材など。細かいがコンパニオンなど荷物移動モードに入るとインベントリの並べ替え(ソート順変更)が出来ない。例えば重さ制限に引っかかった時は重いものから渡したいが、一度閉じてインベントリを開いてソート順を変更して再度コンパニオンに話しかけなければならない。また重さ順にすると個数が表示されない。こうした細々したところもイラっとする要素になっている

なおコンパニオンのインベントリ容量を増やすことはできない模様(17個で固定)なので、いちいちコンパニオンに話しかけてトレードで素材を入手してから工具にセットする必要がある。※道具や素材クラフトの場合のみチェストを作って工具の近くに置くと自動参照するようだ。

コンパニオンNPC自体がけっこう自由に動き回って話しかけるのもかなりめんどくさいので(なおかつ素材トレードで重くなると露骨に移動速度が遅くなるだけ)、移動中はコンパニオンに持たせ、キャンプ地では回収してストレージに移動したほうが良いと思われる。

なお装備スコア20の「シンプルなバッグ」で重量+50(合計100)、スタミナ+5、最大HP+10の効果があり、装備スコア25の「罠猟師のパック)になると重量+100(合計150)、スタミナ+5、最大HP+20になる。

 

コンパニオンNPC

半自動で、素材採集やクリーチャー討伐を行ってくれて、超重たい荷物も文句を言わずに運んでくれる専属のNPC。

武器を持たせていれば武器でクリーチャーを攻撃してくれるし、「斧」を持たせて素材回収させれば黙々と素材回収してくれる。万が一プレイヤーがHP0になって倒れれば自動で蘇生もしてくれる。

また重さ制限もないようなので何十キロでももたせることができる。特に重い石素材や木材素材を全部持たせてしまおう。

以前はもう少し賢かったようだが、今のバージョンではいちいち細かく指示しないと動いてくれない。気づけば付いてきてなかったりする。問題行動なのが、勝手に材木を燃料に追加したりする所で、貴重な素材をガンガンくべてしまったりするので、とりあえずそういう素材は持たせないか、あるいはコンパニオンの「行動の管理」から燃料追加をオフにしてしまおう。

傘の製作

サバイバルゲームなので、雨が降ったら「濡れた」デバフがつき、砂漠では「暑い」デバフがつき、夜に出歩いたりすると「寒い」デバフがつく。

とりあえず雨が降るとけっこう長時間降る上にデバフが溜まるのが早すぎるので傘を持っていないと外出もできない。また砂漠の日差しも傘で避けられる。高いところからジャンプしたときも、傘でやや滑空できる(ランク2「精製アンブレラグライダー」から)。

なるべく早くにレシピ解放して製作するべき。

制作したらホットバー右側にセットしておくと、片手武器を持っている時に自動的に傘が開く。傘を閉じたければ「H」キーで切り替え。

 

ファストトラベル

もちろんファストトラベルがあり、重要拠点には移動できる。

最初に入るマップでは、「十字路(Crossways)」と「石塔(Tier1 Estate Cairn)」(休息ポイント)に移動できる。その後「力の場:アベイアンス」で訪れるダンジョンには2ヶ所ファストトラベルポイントができる。

「力の場:アベイアンス」をクリアして2つ目の境域に入ると、またそのマップでのファストトラベルが使えるほか、最初の「十字路(Crossways)」、および「石塔(Tier1 Estate Cairn)」を設置した「休息ポイント」にいつでも戻ることができる。

※まだあまりわかっていないが、境域は破棄されることもあるという。ただし最初のチュートルアル的なマップである「Abetance」マップは永続的で破棄されることはない。なので安心して本拠地設営ができるほか、石塔を設置して休息ポイントとすることができる。

2つ目の領域解放後に休息ポイントに戻った場合は、一度十字路(Crossways)へとファストトラベルして、その後対象のポータルに突入すればよい。

 

クイックリングメニュー(消耗品)

ポーションや食べ物などの消耗品は、ホットバーにセットすると「Q」キーの位置に入り、「Q」キーを押せばいつでも使用できる。

ただし枠は1つだけなので、セットしたのとは別の食べ物/ポーション類を呼び出したい時は「Q」キー長押しでリングメニューがでるのでそれで選択できる。

食事はリングメニューで呼び出し、Qには緊急回復用のポーションを入れると良いと思われる。

なおクイックリングメニューの中身は自動的に選ばれるが、「I」nventryの4番目のタブで入れ替えができる。クイックリングに入れた消耗品は「I」のバッグからは見えなくなるので邪魔にならない。

 

クラフトに使う素材の選択

例えば肉を材料にロースト肉をクラフトする際に、上級肉がセットされる時がある。こんな時、肉の種類を選択したければ、丸印の中をクリックすればクラフトに使う材料を選択できる。

 

家具の移動

一度設置した家具を動かすには、その家具をポイントした状態で「B」メニューに入り、「G移動」を押すと移動できる。移動先で左クリックで決定。

家具設置時の回転はマウスホイール。棚などで上下動するときも自動で上下に切り替わるのでマウスホイール。

家具移動中でも、ダッシュもジャンプもできる。チェストの中身が入っていてもそのままで移動できる。

 

Wood Bundle(一束の木材)

要するに原木を切り出したものだが、これはクラフトでは入手できず、自分かコンパニオンに木を刈らせることで入手できる。けっこう重量があるので注意。

なお工具を作る際には「Wood Bundle」と表示されるが、「一束の木材」のことである。

この「一束の木材」をシンプルなテーブルソーに入れてクラフトするとできるのが「木材」となる。チェストなどで必要なのはこっち。

 

(ストレージ)チェストなど物置き場はないのか?

アイテム種類が非常に多く、あっという間に(重さ制限ではなく)枠数制限であふれてしまう。

一番初期に解放できるストレージが「釣り用バスケット(Angling Basket)」で、15個のアイテムを収納でき、(建物などなくとも)地面などに設置できる。複数作成して複数設置できる。

※フィールド各地にある元からあるチェストはけっこう残るようだが中身の保証はされない模様。

必要素材は「植物繊維:10個」で、そのあたりに生えている雑草を集めればすぐに制作できる。

クエスト進行度にもよるが、エッセンス5個で解放できる(はず。

レシピは、「P」キー → 「Structures(一番上のタブ)」 → の2段目の3列目にある。

レシピが解放できたら、「B」キー → 「5」番目タブ → 「Storage」に入っているメニューから「釣り用バスケット」を選んで、地面などに設置して植物繊維をセットすれば製作完了する。「E」キーでアクセスできて(コンパニオンの時と同様に)アイテムが移動できる。

「力の場:アベイアンス」をクリアして2つ目の境域に入れば、Tier2のレシピが解放され、「風化したトランク」が制作できるようになる。こちらは容量35個。

オプション設定

日本語化はこのオプションの「インターフェイス」→「テキスト言語」で設定できる。

その他

  • 「ビデオ」
    • 「三人称視点を有効にする」:三人称視点(いわゆるTPS:Third-Person Shooter)と一人称視点(FPS:First-Person Shooter)の切り替え
    • 「視野」:3D酔いする人は最大にすると良いかも
    • 「三人称視点の視野」:3D酔いする人は最大にすると良いかも
    • 「明るさ」:ガンマ補正を開いて調整
    • 「ウルトラパフォーマンスモード」:グラフィックをとにかく軽くしたい人はこれをオンに
    • 「フレームレート制限」:グラフィックをとにかく軽くしたい人はこれを30(fps)に
  • 「ゲームプレイ」
    • 「HUDを自動的に非表示」:一定時間止まっているとHUDをオフ。ただし立ち止まってインベントリ操作などをしていても消えるので意味不明。
    • 「一人称視点で狙う」:遠距離武器で狙うときの三人称視点と一人称視点切り替え。例えば弓でこれをオンにすると、左プレスで射撃準備に入ってから右プレスすると照準位置が拡大表示され狙いやすくなる。そのまま左ボタンを離せば射撃。右ボタンを話すと拡大照準をやめる。
    • 「Enable Toggle Sprint」:スプリントモードを、Shiftキー押下中だけ継続させるか、あるいはトグルでモード切り替えにするかの選択。Shift押下に慣れている人はオフ。いちいち押すのがめんどくさい人はオンに。どちらにしろスタミナが切れればスプリントは切れる。

 

 

フィールドコンテンツなど

「力の場:アベイアンス」

最初のチュートリアルマップ(境域)の試練。

大きく3段階に分かれている。進入するには「シンプルな登山用ピック」が必要なので忘れずに持っていくようにしよう。

※使い方は、飛びつきたい壁なりから少し離れてから上の壁を見上げて右クリック。引っかかればそのまま壁に取り付くので「W」キーで上っていく。スタミナが切れればそこで落下する。

最初は小さな迷路風マップでは壁に3ヶ所?あるルーン模様に触れて有効化することで2階に「渦」ができるので、そこに飛び込めば終了。

2段階目はもう少し広い、部分的に空が見える地下迷宮風迷路。正面奥3階?にある小さな台座のようなものがある部屋のルーン3ヶ所に触れると(触れる順番が大事)解放されるので、台座にEキーで触れれば完了。奥に進めば最後の部屋に移動する。ここで2ヶ所目のファストトラベルが開く。

3段階目はボスバトルで、フィールドのザコと違ってけっこう強力なので、ポーションなどHP回復手段があれば持っていくようにしよう。また不安な場合にはコンパニオンNPCを連れていけば自動的に蘇生もしてくれるので安心できる。HPが0になると「諦める」という選択肢が出て十字路に戻れるが、コンパニオンに蘇生してもらえば(HPは少ないが)その場ですぐ戦闘再開できる。

テント

このチュートリアルマップ(境域)の「十字路(Crossways)」を降りた丁字路的なところにテントがある。

ここは雨をしのげるほか、ここに「石塔」を建てて「休息所」とするとファストトラベルで休息所に戻った時にたいてい派手な鹿が数匹うろうろしており、速攻で叩けば仕留められる。これで皮を定期的に補充できる。

Tier2.5相当(ランク2レシピ)の長弓が解放できれば遠くから鹿を狙うこともできるようになるが、それまでは貴重な供給源となる。

 

シルヴァンのゆりかご

チュートルアル的な2つ目のマップ(境域)。

恐らくランク2レシピが解放された所で、しかも肝心のR2エッセンスはゼロからのスタートなのでレシピ解放すら満足に出来ない。装備スコア20の武器だとなかなかダメージも通らない。ここがけっこう苦しいところになっていると思われる。

試練場のクリアをすればTier2.5相当のレシピも解放され、その頃にはR2エッセンスも溜まっているだろうからかなり楽になってくる。

 

Holt Bloom

「清浄ポーション」を作る必要が出てくるが、Holt Bloomが素材として要る。Holt Bloomは下生えの一種で、ただし鎌(ランク2、装備スコア25)がないと刈れない。

Holt Bloomはシルヴァンのゆりかごマップの北半分程度に特徴的な木の根元に生えている。幹がぐねぐねと渦巻いているので近づけばすぐわかるが、遠目からでもわかる”大きな黄色の花のような葉”が目立つ植物を目当てに探せば見つけやすい。

この緑色の下草がHolt Bloom。

これで清浄ポーションを作り、

  • シルヴァンのゆりかごマップ下部F4の「きのこ」の洞窟のキノコ
  • シルヴァンのゆりかごマップ下部F5の「カルヌート」 ※こちらはルーン8ヶ所?

にそれぞれ「E」キーで清浄ポーションをかければ完了。

 

天使の恐れるところの中心

ルーンが壁の奥に隠されている。怪しいところは叩いてみてダメージが通れば破壊してみよう。※確か2ヶ所壁奥

 

改悛のアザゼル

最奥までたどり着いてルーンで飛んだ先にはボスのクマがいる。ある程度ダメージが通ると四隅の木?で回復してしまうので(回復中は攻撃が通らない)、手前の通路などにおびき出して遠距離武器で倒すと良いかも知れない。

これで「試練場・シルヴァンのゆりかご」クリア。これにより「十字路(Crossways)」に2ヶ所目のポータルが開くはず。Tier2.5(ランク2下段)のレシピも解放。

 

その他フィールド共通要素

ウィスプ

フィールド上で時々キラキラ光りながら動き回るウィスプに出会う事がある。これを武器で攻撃したり「E」で捕まえるとエッセンスが入手できる。ランク2エッセンスになるとなかなか貴重なエッセンス入手手段になる。

 

「知性の砦」

境域ごとにあり、そのたびにチャレンジできる。

3ヶ所あるルーンを指定通りの順番で有効化すると、中央の塔にあるエッセンスが取れるという仕掛け。何もしない状態で見ていると、3ヶ所のルーンが順番に光っていく。その順番通りに触っていけばエッセンスが取得でき、クリア。

「蔓延地点」

要するに雑魚敵が湧いている地点。

何匹かが周囲をウロウロしているので、片付けてから階段で2階に上ってPOP地点を破壊するとエッセンス入手でクリア。

「洞窟」

ちょっと強めのクリーチャーが湧いている洞窟。数匹居るので全部倒せばエッセンスなどが入手できる。一応ボス名が出るがそこまで強くはない。

洞窟の入口は、だいたい海岸沿いの崖の中腹にあるので、(上から近づくのではなく)海岸沿いから近づいてよじ登って入る。

クエスト

NPCがいる所で話しかけるとクエストを依頼されたりする。大抵は未完成の工具類などを完成させろというもの(素材が必要なのものが多いので一度でのクリアは難しいかも知れない)。変わりにと言うとおかしいが、依頼者NPC本人は周囲でガンガン木を伐採しまくるので「一束の木材」をもらって帰ろう。

 

感想的なもの

初めたばっかりだが、とりあえず現時点での感想。

  1. とりあえずUIが独特で非常に分かりづらい
    • 基本的な操作はよくあるサバイバルクラフトゲームと同じでWASD+Eで大半の用事が済むが、その標準から外れる行動を取ろうとすると、とたんにわからなくなるし説明されることもない。
    • 例えば弓系の武器に持ち替えると「弾丸がない」と表示される。左(右)クリック?すれば弾丸が充填されて撃てるようになるのだが、恐らく初心者は弾がないから撃てないと勘違いしてしまう。また登山用ピックの使い方も必須道具なのに説明はない。右クリックで引っ掛ければ壁に飛びついて張り付き、その後はWASD操作で登れるが、最初は岩場などで練習したほうが良いかも知れない。
    • マップもミニマップ的なものがなく、いちいち画面を占領するフルマップを開かなければならないため、これもストレスになる。一応画面上部に方角インジケーターがあって、そこに休息場所やNPCの場所と距離が表示されてはいるが全体的に(自動生成特有の)特徴の少ないマップが連続するため、感覚的には相当分かりづらい。その上起伏が激しく、崖際などは移動がややめんどくさい。
  2. クラフトが苦痛
    • レシピの検索性の悪さや、「そのレシピで必要な素材の入手手段(あるいはレシピ)」が検索などできないため、すべて一度は頭に入れる必要がある。まずこれが相当めんどくさい。現時点では各所で英語が入り混じっているため、英語名から日本語名を探したり、あるいは日本語名のレシピを日英翻訳してから英語サイトで探したりと、かなり人間がやるべきではない作業をやらされてる感がある。レシピUIの作りもいちいちマウススクロールが必要でめんどくさい。
    • クラフト(所持物)については(所持していなくとも)自動でチェストを参照して素材をセットできるが、なぜか「建築・家具」になると自分で材料をインベントリに所持していないといけない。建築やたいてい重いものを使うため一度に所持すると鈍足で移動しながら建築しなければならない。大量には持てず、コンパニオンは自由に移動しまくるため肝心な時にそばに居らず探さないといけない。そのため何度もチェストと往復する羽目になる(と書いてて思ったが釣りかごに入れて運べばまだマシなのかも知れない)。サバイバルしながら自分の拠点を作るという一番の楽しみなはずの建築が苦痛になっている。
    • その上でランク2以降はレシピ解放も手間がかかるため成長している実感が少ない。レシピ解放のエッセンス量も増えるため、ランク2レシピ解放には相当量の戦闘が必要になってくる。ランク2でこれなので、この先どれほどの戦闘をこなさないといけないのかで若干気が重くなる。ヴィクトリア朝スタイルの装備や建物が作れるだけあって、レシピツリーもかなり細かくなっており、しかも一つずつアンロックする必要があるため相当な廃人向けに作られていると思われる。サバイバルクラフトゲーというより、MMORPGからレベルアップ要素をなくした(装備更新型)くらいにやり込みを要する。
    • しかもクエストラインが面白ければまだ引き込まれもするが、とても褒められないクエストなので没入感も少なくやらされ感が非常に強い。
  3. やや重い
    • まだ最適化が甘いのか、グラフィック設定をウルトラライトにしていても(特にCPUが)やや重い。長時間プレイするのはややキツい。まだアーリーアクセスなので最適化が進めば変わりそうな言う気もするが、どうなんだろうか。
  4. 総体的に
    • 開発チームは、『Dragon Age』や『Mass Effect』を手がけたメンバーが立ち上げたスタジオとなっており決してインディーズ開発ではないのだが、作りが甘いところが多々ある。本当に商用ゲームなんだろうかと疑う場面が現時点ですらいっぱいある。アーリーアクセスだからという擁護もできるが、すでにアーリーアクセス開始から20ヶ月が経過している。
    • ビジュアル的には「ヴィクトリア朝ガスランプファンタジー」を謳うだけあって独特の世界観を表現しており、このあたりにハマる人には相当ハマるんだろうと思われる。しかしそこまでたどり着くのがなかなか大変だろうと思われるし、少なくともフィールドにはそれを感じさせるものはない。別世界設定だから当然といえば当然だが、プレイヤーの(服装・建築)スタイルだけヴィクトリア朝というのも味気ない。ガスランプファンタジーというが、いつか本当にガス燈が灯るんだろうか?※あえていうとヴィクトリア時代の異世界ファンタジーモノと言えるのかも知れない。
    • (Nightingaleはアーリーアクセス中なので比べるのはやや不公平だが)同じようなスタイルのサバイバルクラフトゲームに「The Lord of the Rings: Return to Moria」(以下Moria)というタイトルがあるが、ゲーム全体の出来としては圧倒的にMoriaが優れていると感じた。しかもMoriaは世界観はまるっきりJ・R・R・トールキンの「指輪物語」(中つ国 第四紀)の世界であり、没入感も相当ある。ドワーフの細々した所作(例えばドゥリンの歌)も説得力を増すものでしかない。毎度同じ演出なのだが闇を払うシーンは「あぁ中つ国で冒険しているのだ」という実感が湧き、胸を打つものがある。Moriaには狂言回し役のカラス「アリック(Aric)」が登場するが、本作Nightingaleにも同じような役回りと思しきフェイ「パック」が登場する。しかしクエストの受注と報告だけに近く、狂言回しになっていない。そもそも語られるべき物語が貧弱である(ヴィクトリア朝様式を利用するためだけに強引に設定したようにも見える)。
    • 言ってしまえばオリジナルファンタジーである本作Nightingaleは、若干そのあたりが弱いと言わざるを得ない。そのため個々の粗がかなり目立ってしまう(逆にMoriaはダンジョンの部屋の作りが露骨に四角い部品の組み合わせに過ぎず繰り返し感は否めない)。それならいっそのことサバイバルゲーム「Solarpunk(ソーラーパンク)」くらい振り切って、ファンタジー要素は捨てたほうが良かったのかも知れない。

 

 

 

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